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■2025クラゴン部屋開催日程■ ※途中です

 1月 8日(水) 筑波1000稽古(午後)
 2月 4日(火) サーキットのために其之壱in筑波(1日通し)
 2月 9日(日) 筑波弐千稽古(午後)
 3月 4日(火) サーキットのために其之壱in筑波(1日通し)
 4月予定     クラゴン部屋 春場所(3日間予定)
 6月24日(木) 筑波雨錬(1日通し)
 6月予定     クラゴン部屋 夏場所(3日間予定)
 7月       暑そうなのでお休み
 8月       とても暑そうなのでお休み
10月予定     クラゴン部屋アレ場所(3日間予定)
12月予定     鈴鹿稽古(午後)

もてぎロードコース、SUGO、鈴鹿などまだ追加します。

エントリー、詳細はこちらへ⇒ドラテク鍛錬場クラゴン部屋

クラゴン親方のブログ一覧

2009年12月02日 イイね!

オーバーテイクの都市伝説 壱

オーバーテイクの都市伝説 壱■一発のオーバーテイクは無理

「ブレーキングで仕留めたとか」「インにクルマをネジ込んだとか」カッコイイ話は多いけど、実はその多くが都市伝説です。

それはなぜかというと、オーバーテイクする前の段階っちゅーのがあるんです。ほとんどのケースで。だからブレーキング一発だけでオーバーテイクするのは絶対に無理とはいいませんが、大きなリスクを伴います。

F1だってほとんどスリップストリームを使って並んでからブレーキング勝負でしょ。だからオーバーテイクの前に「まずイン側に並びかけるにはどうすればいいか」を考えなきゃいけません。

だから相手のミスに付け込んでごっつあん、なんてかなり効率いいんですよ。相手のミスはいつ起こるかわかんないのが難しいところですが、積極的にミスしやすくしてあげたりとか(笑)。これは裏のレーシングテクニックだな。


■「インを閉められた」のは自分のせい

一発のオーバーテイクは危ないってのを踏まえて、みなさんに身近な話にしましょう。

走行会や草レースで不幸にも接触してしまったとき、「アイツがインを閉めて来てぶつかったorぶつかりそうになった」という人はけっこういるでしょう。そういう人はだいたい、図の上半分のようにインに入りきってない状態です。

この場合に悪いのは仕掛けたイン側の人。

なぜかというと「インを閉められた」というのは、あくまでも本人にとってすご~く都合のいい感想だから。だって翻訳すると、「相手が自分に気付かなくて、レコードラインを外してくれなかった」ってことでしょ。

自分は好き勝手にインに割り込もうとしてるのに、相手は好きなところを走っちゃいけないなんてそんなアホな(笑)。

アウト側の人がミラーを見てなかったとか、まだインに入られてないと思ってインを閉めてきたとしても、悪いのは中途半端に仕掛けたイン側の人です。


そんなわけで、クラゴン部屋では「相手に避けてもらわなきゃいけないオーバーテイクは禁止」ということにしてます。だってそんな自分勝手はダメでしょ。みんな同じ料金でサーキット走ってるんだから。

みんな楽しむためにやってる草レースなら、どんなケースで誰が悪いとしても、接触したら楽しくないじゃん。だから相手が避けてくれなきゃダメなオーバーテイクは絶対にダメ。相手が悪いと思っていた人はこの機会に考え直してください。


ではどうすればいいかというと、図の下半分が正解。

コーナーにターンインする手前でもう前に出ていれば、アウト側の人がどう思ってもハンドルを切ることはできません。これならミラーを見てない人でも車両感覚のない人でも、インに切り込んでくることはないでしょう。相手に気付いてもらえればお互いにリスクが減るし。

反対にこの位置関係にできなければ、無事なら相手が譲ってくれたおかげだと思いましょう。

でもブレーキング一発だけじゃこうはならないんだよね。だからその前段階が大切なんですよ。

弐:実際にあったレース中の接触、に続きます。





Posted at 2009/12/02 21:14:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | 都市伝説 | クルマ
2009年11月27日 イイね!

ABSの都市伝説

ABSの都市伝説
さて都市伝説行きますか。

今回はABSについて。

今はもうABSナシの日本車はないのかな。それくらい普及してるABSですが、実際のところを知らない人もいると困るのでやっときましょう。ブレーキ関連は安全にかかわることだから。


■ABSが効いて制動距離が延びる???

基本的に間違い。雪道では断続的にロックさせたほうがいいという話も聞きますが真偽は不明。でも断続的なコントロールができなければ真っ直ぐ刺さるだけだし、そんなコントロールができる人は1%未満でしょうから、実際にABSを切って制動距離を短くできる人はほとんどいないでしょう。

BMWのABSは間違いなくオレより上手いです(笑)。


■ではなぜABSを切りたがるヤツがいるのか

それは「止まらない!」と思った瞬間に勝手に(でも正しく)作動してるのがABSだからですよ。都合の悪いときは自分以外のせいにしたいのが人間ってもんです。

ではABSをカットしたらどうなるか。タイヤロックしてキントウンになるだけ。「ABSが効かなかったら止まれたのに」というのは完全な妄想です。その意味では悪いのはABSではなく、その制動距離で止まれると判断した運転手のアタマでしょう。

ABSをカットしたがるドライバーや外しちゃうショップは、そういうレベルだと思っていいんじゃないですかね。クルマの勉強が足りん!!


■ABSが効く直前がイイ???

ベストのブレーキングはABSが効く直前だという記事を拝見しますが、なんでですかね。

別に効かせてもいいと思います。車両価格にABS代も入ってるんだからもったいない(笑)。でもすべてのコーナーでABSがバリバリに効くブレーキングをしてたら、ブレーキが持たない車種もあるかと思いますので、そこはマイカーと相談してください。

大切なのはABSが効く=ブレーキの限界という認識です。


■ABSの効能

んなわけで、みなさんABSを外すなんて自殺行為は絶対にしないで、思いっきり頼りましょう。

ABSがダメなんてのは出始めのだけだから。ここ10年くらいのABSなら確実に人間より優秀です。

例えば練習のためにヒューズを抜いてカットしてみるのも無意味です。そんなことしてるヒマがあったら、ブレーキの踏み方でABSの効きがどう変化するかでも練習してください。

ABSはご存じの通り4輪別々に最適な制御をしてくれるわけでして、人間の足ひとつ、ペダルひとつでそんなことができるわけないんですよ。この一点のみにおいてもABSの有効性は明らかです。しかもブレーキロック一発でタイヤが終了というリスクも避けられます。

F1だってGTだってABS禁止になってるのはそれだけ有効だからってことです。

ニュルで乗ったレースカーは、標準でついてるのは全部ABSを使ってたし、疑いの余地はありません。それでリスクが下がるぶんタイムを稼ぐ。これがABSの本当の効能です。



Posted at 2009/11/28 00:00:54 | コメント(3) | トラックバック(0) | 都市伝説 | クルマ
2009年10月17日 イイね!

7分27秒の都市伝説

7分27秒の都市伝説
ニュル第2弾を目前にひさしぶりの都市伝説にいきませう。

ちょうど去年のニュル展のときだったかな。R35GT-Rをポルシェが買ってテストしたら、タイムがぜんぜん出なかったという話がありました。それに対して日産が公式に反論したとかしないとか、なかなか楽しそうな展開になってましたっけ(笑)。

R35GT-Rのタイムが本当かどうかはわからないし、検証のしようもありません。レギュレーションの決まったレースではなく、プライべートテストだからね。ホントかもしれないし、チョンボがあったのかもしれない。それはわかりません。

オレがこれまでに乗ったニュル最速車のBMWM3は、オールドコースだけで計測してだいたい8分10秒。ちょっとプッシュすれば軽く8分は切るし、乗り慣れれば7分45秒か40秒くらいは出るでしょう。軽油プレイで2周しかしてないから(笑)、キロ1秒ゲインすると思えばだいたいこんなもんかな。

なんだそんなもんかと思っちゃいけません。

レースのときはグランプリコースの2分弱をプラスして9分40秒。このタイムは、2009年のニュル24hレースでSP6クラス2位のM3の決勝ラップより速いくらいなのですよ。

市販車でレースカーのBMWM3より速いようなバケモンは、都市伝説も同然です。

8分だって7分50秒だって40秒だって30秒だって同じ。そんなクルマのパフォーマンスをどうやって引き出すんですか。そのレベルで2秒上がったとか3秒上がったなんていわれても、知ったこっちゃないって。

それにコース全長が長ければコースコンディションによってタイムに差がでるわけで、コンディションの違う日に速いだ遅いだなんて素人じゃあるまいし。タイムってのはそういうもんです。

ニュルブルクリンクのタイムを筑波のタイムと混同しては、そのクルマの本当の価値を見失ってしまうことでしょう。

でもオレとしては最速対決はぜひ続けて欲しいと思っています。ニュルで最速っていうんなら、テストドライバーの1人や2人や3人は殺す覚悟はあるんだろうし、そこまで気合いを入れてクルマを作ってくれたら嬉しいな。

オレなんかニュルでまだタイムアタックできませんよ。そんなことしたら死んじゃうって。みんなニュルのヤバさを甘く見てるよね。


GT-Rの本当の速さを証明するには、四の五の言わずにニュル24hレースに出ること。今年アウディがR8でマンタイポルシェに真っ向勝負を挑んだように、同コンディション、同レギュレーションで雌雄を決するほかありません。

これなら誰だってイチャモンつけらんないんだから。

というのも、オレが向こうでよく聞かれるんですよ。「ニッサンはなんでGT-Rを出さないんだ」って。「○○○だから」って答えてやると向こうのヤツもニヤッとして笑えるんだけどさ。

向こうで速さを認められることの難しさは、オレはたぶん人よりは知ってるんじゃないかと思います。だからこそ、逃げも隠れもせずに正面切って勝負に出て欲しいと思っています。それで全力を尽くして負けたら素晴らしく見事なオトコっぷりじゃないですか。もうキンタマついてるかどうかっていうレベルの話だな(笑)。

でもポルシェはキンタマついてるかどうかって話をしてるんじゃないの?

オレは日産のオトコっぷりを見たい!!


Posted at 2009/10/17 02:29:23 | コメント(2) | トラックバック(0) | 都市伝説 | クルマ
2009年08月08日 イイね!

データロガーの都市伝説 後編

データロガーの都市伝説 後編さて夏場所の準備で時間がぜんぜんないけど後編に行きましょう。

そして最後のケースは同じクルマで違うドライバーの比較をする場合でしょう。プロに乗ってもらったのと自分のを比べてショックを受ける(笑)、なんて素晴らしい経験をされた方も多いんじゃないかと思います。

自分がヘタだってわかるのは素晴らしい経験じゃないですか。

そこで頼りにしたくなるのがデータロガーなんだけど、これが一番危ないです。

例えばあるコーナーにオレが100キロで入ってて、弟子が90キロで入っていたとしましょう。

「じゃあ100キロで入ればタイム出せるんですよね!!」と考えてはいけません。なぜなら、その速度で進入してコーナリングを完成させるために必要なコントロールは、ロガーには全く出ないもんだからですよ。

そもそもみんな大好きな荷重だってわからないんだから。フロント荷重だフロント荷重だと言いながら、荷重が見えないロガーがありがたいってのはそりゃ違うべ。

あとオレの場合はベストが98キロくらいのところを、100キロでばひょーんと走っていることが結構あるので、速度だけマネしたらブッ飛んできます。しかもホントは100キロで失敗のときにも、失敗だと見えないように乗っちゃうからまたタチが悪い(笑)。

そんなロガーのデータでも、グラフと数字で出るもんだから、それだけで信用したくなっちゃうんですよ。自分の不確かな体感よりも目で見えるものを信用したくなるのは、しょうがないといえばしょうがないんです。

テストの点数だってそうでしょ。すんごく難しい問題を1問解けるほうがすごいときにも、評価されるのは合計の点数だし。

個々の資質を全く無視して評価できてしまう。それくらい数字という「記号」には力があるわけです。

身体で乗るクルマに乗ってて記号にとらわれるなんて実はさみしい話で、それだったらゲームと同じだし、だいたいそんなことではスポーツドライビングにはならないのですよ。オレがコースの目印を作るのが嫌いなのはコレです。

ハッキリ言って、コース脇で観てればロガーでわかることの3倍くらいはわかりますんで。

ただ、ロガーが全く役に立たないかというとそんなことはないんだな。

それはコースのとらえ方だったり、単純なフルブレーキングのときの速度の落ち=ブレーキングスキルだったり、ロガーで記号化されることで無意識の領域に気付くということはあります。そして実際に上達している弟子もいます。クルマに関して車載カメラよりも多くのデータが入ってるわけだからね。

だから結局はそのロガーデータを見たときにどう判断するかが大切。自分だけで納得するんじゃなくて、わかる人に見てもらうことです。

いくらデータ上のグラフを合わせようとしたところで、ドライビングを人間の操作の領域に取り込んで解析しなければ本来の効果を発揮しません。隣に乗ってわかんないことがロガーのグラフを見てわかるなんて、ドライビングがそんなに甘いわけないじゃないですか。ふふふのふ。

データロガーは有効な機械だから上手く使いましょう、ただし万能ではありませんってことで。

クラゴン部屋に来てくれれば、昼休みとか走行後とか時間のあるときだったら無料で見て差し上げますぜ。

そんな状況ですから、一発クラゴン部屋で導入して「ロガーの正しい見方」なんて話をしてもいいかなとは思ってるんですけどね。




Posted at 2009/08/08 23:22:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | 都市伝説 | クルマ
2009年08月07日 イイね!

データロガーの都市伝説 前編

データロガーの都市伝説 前編
ひさしぶりに都市伝説いきまっか。

今回はデータロガーの話をひとつ。いろいろあるのでわかりやすいようにドリフトBOXみたいなGPS式で速度やGをメインにチェックするのにしましょう。アクセル、ブレーキ、ステアリング舵角のセンサーなんかつけると一気に値段が上がって一般的ではないので。

昔は目ん玉飛び出る値段だったのが、今はパフォーマンスBOXは6万円くらいでしたっけ。手の届く値段になり、実際にクラゴン部屋の弟子にも導入している人は何人もいます。オレもそのうち導入して稽古に使ってもいいし、ドイツにアレしに行くときにあのコースでアレしても楽しいなと妄想はふくらむばかりですよ。

それはいいんだけど、ロガーのデータには「見方」というものがあります。

というのも、某レースでデータロガーを使ってガッツリとやってみたことがあるんですよ。もうけっこう前です。で、そのときには効果的に使えなかったんです。

何が良くなかったかと言うとその「見方」です。ちゃんと分析できる人がいなくて、結局はタイムが出なかったときのダメだったドライビングとかセッティングの犯人探しに終始した結果、全く建設的な方向に行かなくなっちまったんです。その後は1回か2回使ったところで壊れて、それから一度も見ていません(笑)。

もう昔の話で具体的にはもう覚えてないんだけど、データをとるだけではイカン! というのは今でも勉強になっております。


そこで、みなさんがやりがちな間違いを挙げておきましょう。

・他の人と比べる。
・違う日と比べる。
・速度をマネする。

おお、せっかくデータロガーを買っても比べられることがなくなってしまった(笑)。

他の人と比べるっていうのは、結局は違うクルマとの比較なので違って当然。だからやっても悩むだけです。

違う日も同じ。違う路面状況だからデータも違って当然。そもそもデータを集めるコンディションが違うから、比較してもあまり意味はないでしょう。明らかにコースコンディションが悪いのにコーナリング速度が上がってるとかだったらいいかもしれないけどね。

それにしても路面がどれだけ悪いかで伸びシロの判断が変わっちゃうわけで、例えばセッティングを換えたとしたら、方向性は見えても適切な量かどうかはわかりません。

市販車の開発だって速度が違えばもうデータとして役に立たないと聞きますし、クルマっていうのはみなさんが思っているよりも環境に左右されるもんだと思ってください。

というのがデータ収集の前提条件の話。レースの現場でデータロガーを使うところが多いのは、テストを重ねて、季節やコンディションによってターゲットになるタイムがわかっていて、その日によって修正値が大まかにでもわかるから。

いや、一番の理由はドライバーがウソをつくからだったりして(笑)。

いろんなデータを集めて比べてみるのは楽しいから、それくらいの軽いノリだったらいいと思います。でも本気で比較してどこが違うかって話になると超シビアなんですよ。

後編に続きます。



Posted at 2009/08/07 16:54:47 | コメント(4) | トラックバック(0) | 都市伝説 | クルマ
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何シテル?   08/06 15:23
趣味はドライビング鍛練、特技はドライビング指南のクラゴン部屋親方です。 ※「クラゴン/KURAGON」はクラゴンの登録商標です。 主な実績 ■シビ...
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