てぇかむ#(Fe2O3・xH2O)のブログ一覧

これは、クルマの室内・室外問わず
よく使われるアース端子ですが、
　

（引用画像元）
　〉アース端子および組み合わせアース端子
　〉　http://astamuse.com/ja/published/JP/No/2016076415


これを雨水などに濡れる場所に使うと、
上の画像に書き足した「青い矢印」部分から
電線内部に
　『雨水・雪解け水（塩カル等の融雪材含む）』
などが侵入してしまいます。

それを防止する為、青矢印部分から
熱可塑性樹脂（普通の加熱すると柔らかくなる樹脂）や
接着剤等を吸わせたりします。

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防水用材料を『青矢印』部分に付けた後、
カシメたのとは反対側の電線端を『真空引き』すると
強制的に吸いこまれて、
電線の片端を封止できるという理屈。

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丸断面の細い銅線が複数本
束になっているような電線（AV, AVS, AVSSなど）は

素線（細い導線）間に隙間が結構あるから
吸い込みやすいようですが、

新しく開発された電線には
その隙間を押し潰して無くしたような自動車用電線
　（それが開発された目的は、導体の断面積を維持したまま
　　　電線（絶縁体被服を含む）をより細くするため。）
も有るみたいなので、
それだと吸い込ませられるかどうかは不明。

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ちなみに、この隙間を押し潰して無くした電線は
隙間（遊び）が無いゆえに硬くて
屈曲（折り曲げ）の繰り返しに弱い為、

「ボディ ～ ドア・テールゲート（バックドア）間」や

「車体 ～ エンジン・トランスミッション」など、

電線に繰り返して
　『曲げ・伸ばし・捻り』
が加わる場所に使用すると、









　　　切れる









、らしいよ。









　※注：適材適所なので、屈曲動作が無いような場所に使うぶんには
　　　　もちろん何の問題もありません。