先日、大学生の若い子たちと話をする機会がありました。
男子A「僕、最近、クルマの運転にハマってるんですよ。」
私「へぇ~、そりゃ、えぇやないの♪」
男子B「お前、いつ免許取ったん?俺、持ってないわ。」
男子A「前の休みのときに取りに行ったんよ。」
私「他の子は免許、持ってない?」
女子A「私も持っていますけど、オートマで取りました。」
女子B「だって、簡単だもんね~。」
私「そっか~、オートマでもいいけど、マニュアルで勉強した方がいいこともあるんだけどね。」
女子A「最初、マニュアルで取ろうとしたんですけど、補講が多くて、先生に『諦めろ!』って言われて・・・。」
私「で、オートマと・・・。しかし、諦めろって、そりゃ指導放棄だな(笑)」
男子A「僕もオートマですよ。」
私「え?じゃ、さっきクルマの運転にハマってるって言ってたのは?」
男子A「オートマです。兄貴が免許とるときにオートマだったんで、自分もオートマでいっかな~って。たぶん、オートマしか乗らないだろうし。」
私「あ・・・そうなん。」
私の固定観念では「クルマの運転にハマっている」=「マニュアル車で運転を楽しむ」になってしまうのですが、今更ながら、「マニュアル車を運転する者」は少数で、そんな中でも若者がマニュアル車を選択するとなると、ものすごく少数なんだなと・・・。
マニュアル車は確かに、オートマ車に比べて基本的な操作量が多い。
その操作量の多さを、「操作(=運転)している喜び」と捉えることができるようになるには、「操作量の多さ=面倒な作業」という考えが切り替わらないと、根本解決はしそうにないと思います。
それは、本人の努力も当然必要でしょうが、周囲の環境や指導者(一番は自動車学校の教官)が最も重要な役を担っていると思います。
周囲の環境は、まず家庭環境で、家に1台もマニュアル車がなければ、子どもも高確率でマニュアル車に関心を示さないでしょう。
我が家のようにマニュアル車しかない(笑)という家は、かえって子どもに毒を与えているかもしれませんが(爆)
それでも、クルマの免許を取ろうという動機が生まれると、避けられないのが自動車学校。
そこで教官が「マニュアル車は諦めろ!」っていうのはいかがなものかと。
運転ができないから学校に通っているのに、「諦めろ!」っていうのは自分の指導力不足を棚上げにしているのが丸出しだと思います。
生徒によっては、呑み込みの早い・遅いはあるかもしれませんが、大学生のその子は、「残念な教官にあたったんだな」と思うしかありません。
マニュアル車をこよなく愛する私としては、「社会全体でマニュアル車を排除しようとしている!」と思わず被害妄想に駆られた1日でした。
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車ネタ | クルマ
Posted at
2014/06/16 11:26:37