生まれて初めてライカM3を手に取ってみた時のことはよく覚えています。
うわ、重っ…
とにかく重いと感じたのであります。
とは言え、今調べてみると、M3の乾燥重量は595グラムに過ぎません。
んでも、幅13.8センチ、高さ7.7センチ、厚み3.3センチ程度の、掌に載ってしまう程度のカメラから感じる重さは、驚くほどのものでした。
金属感みっちり、きっと、軽量化なんて考えていなかったのだと思います。
もちろん、小型化することは考えていたのでしょうけれどね。
そんで、その次に手に入れたM5…
驚いたことに、こっちはM3に比べて軽いなぁと感じたのですよ。
実際に軽くなったのかと言うと、680グラムと、M3に比べて重くなっています。
なのにM3ほど重く感じなかった…
M5は、幅14.9センチ、高さ8.2センチ、厚み3.4センチと、M3に比べて一回り大きくなっていました。
これを一回りと呼ぶのかどうかはともかくとして、幅1センチ、高さ5ミリ程度大型化しただけで、手に持った感じの重さ、つまり体感重量は随分違うなぁと思ったのであります。
ライカなんてまだまだましな方で、ローライフレックスやハッセルブラッドとかになると、首を鍛えないといかんなぁと思えるほどの重量でして、こちらもカメラとしての機能と比べたら軽量化なんて二の次だったのかもしれません。
とか何とか色々言ったところで、1キロにも満たない、掌に載る程度のものの話です。
人を乗せて走らせるようなものではないし、重さなんて製品づくりにおける大きな要素ではなかったのかもしれません。
んでも、クルマとなるとそうはいきませんね。
もし、M型ライカがクルマ位の大きさだったら、どんな重さになっちゃうんだろう…
クルマにだってエンジンのような重量のあるパーツはありますが、空っぽの部分も少なからずあります。
計算していないので分かりませんが、みっちり感はきっとライカの方が上でしょう。
んじゃあ体感重量は…
ははは、クルマは手に取って持ち上げることなんてできないから、分からないですね。
最近のクルマ、スポーツタイプを謳っていても、新型になって驚くほど重量が増していく傾向があります。
まあ、重くなった分はエンジンのパワーで補うから良いのかもしれませんが、やはり分かる人が乗れば、体感重量のようなものをはっきり感じることができるのではないかと…
取りとめのない話になってしまいましたが、カメラと比べてクルマと言うのは、重さに関しては、素人では想像できないほど突き詰めて作られているものなんでしょうね。
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モノ語り | クルマ
Posted at
2016/11/25 22:23:29