良かったのかも…

万年筆と言えば真っ先にモンブランを思い浮かべる方が多いと思うけれど…

ドイツの代表がモンブランのマイスターシュテックだったら、イタリアの代表はデルタのドルチェヴィータ…

この明るいオレンジは空が陰鬱なドイツでは決して出せないのではないかと…


一時、どうしたわけか筆記具の欲しい欲しい病に冒され、モンブランに始まってペリカン、ラミーと伝播…

ドイツ国内で収束すればよかったのですが、アメリカのパーカーやモンテヴェルデへと感染拡大し…

やがてはイタリアへと…

アウロラ、モンテグラッパ、ヴィスコンティ、そしてデルタへ…


文字をかける手は一本しかないのに、お前は千手観音かと(笑)


そうやって手に入れたドルチェヴィータも、今や会社そのものがなくなってしまい…

デルタがなくなるなんて、そんなことが起こるなんて、考えもしなかった…

だから、ライカだってロールスロイスだって、いつなくなるか分からない…


まあ、今あったらあったで、「デルタ」なんてイメージがガタ落ちしちゃっているから、これはこれで良かったのかもしれませんね。