凌志のブログ一覧

20数年来の旧友（人生の大先輩とも言う）から、旧いカタログ数十部を譲ってもらいました。
独り眺めてウッシッシでも良いのですが、これはコレクター界からの預かり物だ、この素晴らしさを皆様と分かち合いたいと思いまして、キーボードに向かった次第です。

まずは2代目ホンダ・レジェンドの本カタログです。
薄いカタログ（Bカタログ、略してBカタとも言う）は持っていたのですが、この本カタログはなかなか貰えなかったのです。というか、当時はその存在も知りませんでした。

ウィルス禍以来、ご無沙汰となっていた人たちに会うために、そしてコレクションの代謝を図るために標記イベントに行ってまいりました。

久々に会う同じ趣味の人同士の会合。

会合と言っても議題などなく、皆が要らないカタログを持ち寄り、自由に持ち帰りができる、そんなアットホームな会なのです。

私は恐らく今後興味を持ちそうになく、オーナーにもならないであろうジャンル（国産・輸入ミニバン、ＳＵＶ）のカタログをペットボトル箱にしておおよそ9箱放出しました。

持ち帰ったのは以下に挙げるBカタログ、特別仕様車、チラシでした。

やはり好きなのは80～90年代のセダンなんだなあ、と改めて思いましたね。

カタログのデータ化が進む昨今、暗い話題が続くコレクター界にあっても、皆様生き生きとされていたのが印象的でした。

私は蒐集を止める訳ではありませんが、マイペースで、ぼちぼち出し入れをしていこうと思っています。

会を運営してくれた皆様に感謝です。

貰ってきたカタログを、備忘録としてつらつらと。

私がかねてからブログ内で呟いてきた、「適度なサイズのマニュアル車が欲しい」という投げかけに、近郊に住むブログ友達から、「どうぞうちのフィールダーに乗ってみてください」というありがたいお言葉をいただき、郊外の公園を起点に試乗させていただくことになった。

ちょっと話に夢中になるとエンストしたり半クラがずぼらになってしまったりしたけれど、慣れると楽しい「手漕ぎ」の良さは、しっかりとこのカローラにも息づいていた。

走り、快適性、積載性、経済性、多用途性、etc。レーダーチャートにすれば５点に達しないまでも、コンスタントにこのカローラは３—４点は叩き出している。世の中乗用車は数あれど、こんなにバランスの取れた車はあるようでない、とはオーナーさんの言だが、まさに同感だと思った。初代カローラから続く伝統「80点+α」がじーんと胸にこみあげてきた。

このカローラはブログ友達の息子さんの車で、ご本人はシトロエンＣ５を２台乗り継いだ後、Ｃ５エアクロスに乗られている。

私もＶＷを４台乗り継ぐゴリゴリの欧州車信者だが、２人揃って純国産車のカローラを褒め称えるというちょっと変わった展開となった。
Ｃ５エアクロスも試乗させていただいたが、やはりカローラＭＴの印象が強かった。
ゴルフの車検は通すと心に決めつつあるが、最後の内燃機関マニュアル車を所有するという妄想は、なかなか消えそうもない。

私は、うどん・蕎麦でもラーメンでもカレーでも、初めて行く店は一番廉価なモノを選びます。
全部乗せもいいけれど、その店の基本の良さをまず賞味してみたいからです。

車もまた同じ。使い切れるパワーの、できるだけロワーなグレードを選びます。
エンジンが大きくなると、それを支えるシャシーの補強が必要となり、4輪駆動化などシステムも複雑になり、車自体が大きく重くなります。
またタイヤも大きく太いものが必要となります。細かいところを言えば、タイヤローテーションが不可能な前後別サイズというのも、維持費がかさむのでマイナス要素です。

顧みると、私には今のマイカーが必要にして十分、足りないモノは操る歓びくらいでしょうか。

FR、NAエンジン、マニュアル、4.5mに満たないサイズのE46 318iは依然として魅力に映ります。

だがしかし、中古車に流通しているというのはそれなりの理由がある訳で…

今チェックしている2004年式という年代は、タマが選べるという時期をとっくに過ぎており、買ってしばらくは好調だったとしても、後にやってくるトラブルやアクシデントはかなりの確率で起きるでしょう。

FRは譲って、国産コンパクトカーのそれを探すという手もありますが、カタチとか雰囲気といった点で、心から満足できないように思います。
　
結局、二の足を踏み逡巡です。
冷静に合理的に考えれば、やはり車検ですかね。

でも、見に行くだけでも行ってみるか？という考えが、1週間経った今も変わりません。

今のゴルフⅦは、よほどのことが無い限り3度目の車検を通そうと思っているのですが、それでも、次期マイカーは何にしようという妄想はふくらみます。

予算や維持費、扱いやすいサイズ等を考慮すると自ずと選択肢は限られてきます。

時は折しも、電動化技術や電気自動車が主流になろうという世の中ですが、へそ曲がりの私はもちろん時流におもねるつもりはありません。

テーマは、「中古車でどれだけ幸せ感を味わえるか」です。

いつも頭をよぎる車は決まっています。up!は今も山坂道を代車で駆け巡った時の感動がよみがえってきます。これはギリギリ予算内と言った感じ。

トータルバランスで考えれば、ルーテシアやポロも良し。可愛らしいスタイリングのC3やトゥインゴも良し。でもいずれも価格はお高めです。

先日乗ったシビックやN-ONEのMTも良かったですが、やはりスタイリングが今一歩好きになれませんし、早々に予算オーバーです。

信頼性や安心感では、カローラやクラウンも良し。ただクラウンはサイズが大きいのでパスかな。アクシオ／フィールダーのMT車は良いかもと思っています。

はたまた、ネオクラシックカーへの未練も捨てがたく。ハイドロのC5Ⅱ（車幅が大きいのでパスかな）やエグザンティア（好きだけどほとんどタマ数がない）、E46 318i、E90 320iのMTも乗ってみたいです。

この中で一番、何が欲しいかと言えば、E46の318iマニュアルだったりします。

4500㎜に満たない全長、1740㎜の全幅にクラシックな4ドアセダンのプロポーションと秀逸なパッケージング。

10数年落ちの中古車に、シルキーなエンジンの旨味を引き出すマニュアルミッション車の歓びは果たして残っているのかと、つい妄想してしまいます。

完全に実用に供するには、諸費用込みでいくらくらいかかるのだろうか？
程度にもよりますが、中古価格＋１／２くらいなら出してもいいと、勝手に妄想してしまいます。

中古車は時の縁、ミズ物、一点物ということも重々承知しているつもりです。
ネオクラはリスキーかなと思い、up!の中古車がよぎり、でもゴルフのトータルバランスの良さを味わうにつけ、やはり車検を通そうと、いつも同じ思考パターンとなるのでありました。

でも、2004年のBMW318iマニュアル、6万キロで諸経費込みで80万円、魅力的だなぁ。