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標題の本を読みました。
豊田章男社長は、なぜ率先してレース活動をしているのか、なぜ「もっといいクルマをつくろうよ」と言い続けているのか、この本を読んで理解できた気がします。
臨時工出身のテストドライバー成瀬弘氏が、豊田家3代目の章男社長とどうして接点が持てたのか？とかなぜ運転の師弟関係が会社の経営に結びついているのか？というのも、読み進めればなんとなく分かってきます。

この本の著者は1979年生まれ。私より5年も若いのに、探求心や分析力、文章力がすごいなあと改めて感心してしまいました。

C3エアクロスとC4ディーゼルの見積を出してもらう。
総支払額は、前者が350万、後者が390万とのことだった。

快適な足回りと独特のスタイリングが好印象な1台だった。
C4は車載ナビが付かない（スマホ連携は可）とは言え、ゴルフＴＤＩより約50万円安い価格は魅力的。
ゴルフとはまた違った欧州車の良さ、歴史の奥深さを感じた。

お洒落な内外装に惚れた人は買い。但しＣ４が気になる人は、乗り比べて選ぶべし。
新車価格乗り出し350万円はちょっと高いか。
予算を積み増してＣ４を買った方が、後々の満足感が高いと思う。

乗れば感じる剛性感と静粛性、広い室内に高い安全性。
外からはわからないけれど、運転すれば「ホントだ」ってなるはず。

流行を追い求めるクルマを横目に、ずっとシンプルを貫いてきました。
これまでも、これからも、人の暮らしに寄り添いながら、新しい時代を走り続けます。
（2021.12版カタログより抜粋）

このカタログを企画した人、さすがです。ゴルフの良さが簡潔にしっかりと伝わってくる名文である。

今乗っているⅦ型に比べ、より深く静かに進化したⅧ型の良さを堪能できた。
最後に価格である。TDI Active Advanceが先進性と経済性のバランスがとれていると思うが、車両本体価格3,989,000円と、かつてのCクラス並み。ちょっと手が出ないです。
2024～25年に発売されるであろうゴルフ50周年特別限定車のリリースまで待つとするか。

沢村　慎太朗著「続　自動車問答」という本を拾い読みしています。

おれは古いクルマに何台も乗って、ある結論にたどり着きました。古いクルマで幸せになるコツは、そのクルマが最高に魅力を発揮する条件のときだけ乗る。それができないなら所有しない。これです。雨の日だとか、使い走りに乗ったりすると、古さゆえの嫌な部分が目立っちゃう。すると嫌になってくる。ただでさえ古いクルマは、劣化摩滅故障崩壊との戦いです。その戦う気力がなくなってくる。お金も手間もかけるのが嫌になる。もっとボロくなる。挙句、そのクルマが嫌いになっちゃう。せっかく愛したクルマを、わざわざ嫌いになるなんて不幸じゃあないですか。

ネオクラと呼ばれる類の車を欲しいと思ったことがありますので、上記の文章はとても頷けるものがありました。
エグザンティアや１９０Ｅには未だに憧れますが、私にとって現状維持が最適解かなぁと思います。何といっても好きで買った車ですから。。。