2022年05月21日
先週に引き続いて、今週も映画を‥・。
ミーハーな私も実は歴史ものも好き。今回はあの立川志の輔氏がもともと落語で起こした話を中井貴一氏が映画化にするために企画したというもの。
話しは現代と江戸時代を行ったり来たりしながら、伊能忠敬の死後、大日本沿海輿地全図がどのように作成されたかという物語を大河ドラマ風に仕立てられた映画。
落語のように笑いが盛りだくさんかなと思ったのだけど、結構大真面目の内容で千葉県香取市役所観光課の人たちが地域活性化のために伊能忠敬を大河ドラマにしようとしていく中で、伊能忠敬の偉業をたたえ,焦点を忠敬の周囲の人たちに焦点を当てて話が進んでいく。あちこちで「くすっ」と笑いを取り入れながら、完成した「大日本沿海輿地全図」を11代将軍徳川家斉の前に献上するまでを描いている。
時代劇ではどうしてもチャンバラもかなり本格的に描かれ、どちらかというと硬めの内容になりがちだが、本作品では現代劇が挿入されることでバランスが取れ、あっという間の111分だった。
そして際立ったのは中井貴一氏の時代劇の高質な演技と現代劇での軽妙な演技をビシッと変えてくるところだ。もちろん、3枚目的な演技も時代劇の中にはあるのだが、やはり、ここぞという見せ場では凄いと思わせるし、現代劇では松山ケンイチと掛け合いをしながら3枚目の総務課主任を演じ分けるのは同列になる俳優さんはいないと思う。
「極主夫道 ザ・シネマ」のような抱腹絶倒のような面白さはないが、一切誰も演じていない伊能忠敬の「偉業」と「志」が脈々と流れているのはまさに「大河」であった。伊能は、この地図作りは50歳を超えてからのもので当時31歳の高橋至時に弟子入りをした後にこの地図作成に関わっているという。
見る人によってはつまらないという人もいると思うが、あのランドサット衛星から撮影された日本列島とほぼ変わらない地図の作成の中心になった、伊能忠敬の凄さがよく伝わるものだった。
邦画として、興行収益は「シン・ウルトラマン」に軍配が上がるかもしれないが、「大河への道」も学べる映画として決して悪くはないと思う。歴史ものが好きな方は足を運んでみられてはいかがだろう。
Posted at 2022/05/22 07:31:48 | |
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映画 | 音楽/映画/テレビ
2022年05月14日
公開日より1日遅れだったが、「シン・ウルトラマン」を観に行った。
「ウルトラマン」と言えば‥私の世代のど真ん中になると思う。
ただ、私の記憶にあるのは、「帰ってきたウルトラマン」からになるのだが、ただ、当時のレコードや本を買ってもらった中には初代のウルトラマンがあってなんとなく覚えている。んで次になんとなくウルトラセブンを見ていた気がするのだが、怖かった‥‥(笑)
でも「帰ってきたウルトラマン」はマットの戦闘機が好きで、垂直尾翼が双尾翼だったのもストライク!特にマットアロー1号はかっこいいの極致。きっとこれが私がF-14が好きになったことに繋がるのかもしれない。
さて、話が反れたけれども、今回の「シン・ウルトラマン」。ノルスタジックと現在ならでは、リアル感とがちょうどよい塩梅かなと思った。
平成ゴジラのような人類のスーパー兵器が活躍するわけではないけれど、人類は禍威獣を撃退できるぐらいのものあるようだ。でも、外からの宇宙人の科学力に劣るところは、今も昔も同じ。
そうそう、ベーターカプセルが昔よりかっこよくなっていのはよかった。でも何となくあの形状を見ていると「メン・イン・ブラック」のニューラライザーにも似ているような…
キャストでは山本耕史がメフィラス星人になっているのは、何となく、「そうだね!合っている!」と思ってしまった。笑顔の中に潜む何かを感じさせるところはうまいと思った。また、元ももクロのメンバー早見あかりが脇役でありながら、いいところで存在感を放つところも素晴らしい‥‥。113分を退屈せずに見ることができた。あの長澤まさみのあのシーンは…あ、やめよ~。
ちなみに来週は「大河への道」が公開され、
そしていよいよ再来週は…
である。昨日は5月13日「トップガンの日」だったのだ。今月は映画を見る機会が増えそうだ…。
Posted at 2022/05/15 01:27:53 | |
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映画 | 音楽/映画/テレビ
2022年04月04日
先週はついに「トップガンマーベリック」のファイナル予告動画が公開された。ファンにとっては大変嬉しい動画である。そしてこの動画によって今まで以上にこの映画の内容が見えてきた。
私には特にアイスマンことヴァル・キルマーがどのように出演するのか気になっていたのだ。
舌癌を患っていたとの情報もあったので、出演も懐疑的だったのだが、大将に昇格していることが分かった。大将になってもあの髪型は変わらないようだ。
今回の目玉はコクピットからの撮影されたリアルな飛行シーンでストレーキが見えたり、まるでコクピットにいるかような迫力のある映像となっている。公開が待ち遠しい!
Posted at 2022/04/04 23:53:30 | |
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映画 | 音楽/映画/テレビ
2021年09月25日
遅まきながら(9月3日公開から既に3週間以上)、やっと「科捜研の女~劇場版」を見に行きました。
ご存知のように、毎年定番のように放送されて20年以上も続く番組も長寿番組も今となっては珍しいです。相棒も同様にテレ朝では看板番組です。
さて公開から3週間経っていましたが、結構観客は多め。やはりこちらのコロナウィルス感染から控えた人たちがこの休日を利用して見に来たのでしょう。20代~70代ぐらいまでの幅広い層でしたが、やはり私たち50代ぐらいの人が一番多かったように思います。
映画の方も、もう見に行かれた方もおられるとは思いますが、やはりテレビより丁寧に細かな演出で今までテレビを見ていた人たちを喜ばせてくれます。もちろんDVDになっても楽しめるとは思いますが、例えば、背景の描写や音響効果、BGMは映画館の方がふさわしいでしょう。
また、丁寧な演出の一例で現在のメンバーの私生活の様子はもちろん、普段使用されている京都府警の建物も様々な角度で撮影されていたり… 。よくテレビ番組から映画になったときに過度に表現がされたり、事件が大きくなりすぎたりして、本来の流れとは違ってしまう映画もありますが、この劇場版は、そこまで本筋から離れておらず、犯人の予想(ストーリー前半に胡散臭い役柄をこなすバイプレーヤーがいる)やどうやって犯人を突き止めるかを予想したりとか、テレビと似ていて、こちらも安心してみることができました。また、こうなるだろうなあということも予想通り起きて、極端にハラハラすることもありません。
今回目玉になっている過去の出演者も全員ではありませんが、何かしらの形で関わってきます。そして… 榊マリコに振り回されます(笑)そして、それぞれ番組から離れていったキャストの現在の様子が描かれています。個人的には伊藤裕子さんにも出演してほしかったです。ちなみにこの画像で誰が誰かわかります?これらのキャストが、もしテレビの方で特別出演するとさらにまたストーリーが広がりそうです。ということは20年を過ぎてもさらに今後のドラマの方も展開が楽しみになってきますよね。
最初から最後まで飽きることなく、見ることができました。個人的な見どころは、いつもの鑑定作業をするときにかかるあの音楽がかかるときと、某番組で立場が逆転するあの二人が、定番のセリフを言う時かな(笑)
ご参考までにスペシャルオンライン特番の動画を(既に見られたかもしれませんが)こちらでさらに視聴者が選んだテレビ版トップ10と劇場版の見所などご覧ください。
なお、画像はmovie walker press から
Posted at 2021/09/25 19:43:28 | |
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