CX-30を1日借りることができた。
試乗で20分程度の運転は数度の機会があったが、今回はSKYACTIV-X!!。
ディーラーの担当者さんには感謝です。ありがとうございます。
さて、CX-30は今まで自分に合わせて運転することはなかったので、今回は自分に合わせてシートの高さ、ステアリングの前後まできっちりと調整もしてみた。するとまた違う印象を感じた。
それまではSUVらしさの車高の高さと見晴らしのよさがあって、運転のしやすさが強調された印象だった。しかし、シートポジションを最低の位置まで下げると、ちょうど周囲の高さがあがり、包まれ感が強くなってよりスポーティな印象になった。かといって前方の視界が見えにくくなったわけでなく、より乗用車的な印象になった。センタークラスターが高く感じて、どっぷりと深いところに座って運転する姿勢はSUVとは思えなかった。
またSKYACTIV-Xは、ディーラーの都合ではレギュラーガソリンを入れてはいたが、それでも十分トルクフルで、普段使いでは全く困らないという印象だった。特に今は燃料高騰のためレギュラーガソリンでも大丈夫かとなると、マツダの説明通り全く不安なことはなかった。結構な登坂でも踏み足すことなく走行できた。
ただ、気になったことは2つ。アクセルワークに慣れないころ、走り始めは普段の愛車のつもりで軽く踏むとローで走行する時間が長く、2000rpmまで回るということが数度あった。ということは軽いアクセルワークで十分ということか…。
そして気付いたのはSPCCIの時間がとても長いこと。走り始めとエンジンブレーキの時は表示が消えるのだが、軽い加速時や一定の速度をキープするとすぐにSPCCIの表示が出るのだ。SPCCIの理屈を知っているとすっげえ~と思った。
足回りはやはりCX-3より軟らかめで、ロードノイズも少な目でインテリアの様子も相まって高級感のある印象になった。以前も思ったが、今回もこれに何が必要だというのか…そんな感じさえした。
気になったもう一つは、これは私だけなのかもしれないが、一番低い位置までシートを下げた状態でMRCC(クルコン)を使って走行したときのこと。私はどうしても右足が疲れると膝を折り曲げてシートの淵まで曲げる癖がついているのだが、足の裏の位置が高く、強制的にアクセルの位置までのばすことになった。CX-30のフロアはシートの位置からかさ上げされているのだろうか‥‥(まさかEV用にスペースがあるとか…?) MAZDA3では気にならなかったので、これはCX-30だけではないかと思う。
反対に以前気になっていた、ドアミラーの見え方が、ドアの下部がドアの下にミラーの一部が隠れるか引っかかる感じになるのは、運転するときには全く気にならなくなった。この辺は慣れなのかもしれない。むしろ、ドアミラーが大きく感じ視界はかなり良かった。
SUVとしてCX-30がスポーツカーのような振る舞いにはならないと思うが、トルクの厚みや加速感はXDに近く、エンジンの回り方はXDよりもスムーズなので違和感なく走ることができた。ディーゼルターボよりも「すう~っ」とエンジンが回って加速することを体験すると「ずっと乗っていたい」と思わせるのだ。価格が高いだけのことはある。カローラクロスと比較してどうか…と言われるとカローラクロス(ハイブリッドモデル)はやはり「軽くてやさしい車」という印象でCX-30の「X」は「骨太で一体感を味わえる車」という表現になるだろうか。最終的には個人の好みになってくるのではないか。
ちなみに追加の動画を
(画像はマツダのホームページから)さて、マツダは年末にかけて攻勢に出るようだ。ご存知のようにCX-5も大幅改良されるし、このSKYACTIV-X搭載のCX-30もMazda3も価格の低いグレードが登場すると噂されている。(価格コム 「現行モデル販売終了」より)
(画像はこちらから…お借りました<(_ _)>)
新型ヴェゼルや新型シビックに対抗することができるのだろうか?
Posted at 2021/10/24 21:13:21 | |
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CX-30 | 日記