こんばんは。きょうも蒸し暑い一日でしたね。突然雨に降られたり、お天気が不安定になりやすいので、最近は晴れた日も携帯傘をバックにしのばせています。さて、きょうの午後は、秋葉原からつくばエクスプレスに乗って、茨城県つくば市へ。つくば市にある独立行政法人産業技術総合研究所太陽光発電研究センターにおじゃましてきました。
産総研は、東大先端研とともに、2050年までに効率40%を達成するための革新的太陽光発電技術研究拠点に選ばれ、パートナー関係にあります。今回はひとりで伺い、産総研の取り組みについてレクを受けてきました。
6月30日(水)~7月2日(金)にパシフィコ横浜で、太陽光発電に関する総合イベント
PV Japan 2010が開催されます。(とても活気あるイベントなので、機会あればぜひいらしてくださいね!)会期中、太陽電池の研究開発現場の最新の状況についてプレゼンテーションすることになり、その打ち合わせも兼ねてのレクです。
太陽光発電研究センターは、太陽光発電に関してあらゆる角度から取り組んでいる老舗で、重要拠点です。結晶シリコン系太陽電池、薄膜シリコン系太陽電池、CIGSをはじめとした化合物薄膜太陽電池、色素増感太陽電池や有機薄膜太陽電池などの有機新材料、これら4つのチームで、各太陽電池の材料、プロセス、デバイス化の研究を行っています。
またこの4つのチームの他にも、すべての太陽電池の基盤技術となる評価やシステムの研究を行うチーム、さらに、太陽電池の実用化を加速させるための産業化戦略チームのあわせて6つのチームで構成されています。
各太陽電池の技術開発の最新状況についてのレクの後、せっかくつくばまで来たので、日本で一番最初に作られたという産総研のソーラー設備の見学をさせていただきました!写真でどうぞ。
自動車通勤の人がほとんどだそうで、広大な敷地内にはあちこちに駐車場が点在していました。
そして、やはり屋根には太陽電池モジュールが。(これは単結晶シリコン型)
研究所内にはソーラーシステムが数か所導入されていますが、ご案内いただいたのは2004年に作られたというソーラーパビリオン。 (出力96キロワット) 日本の各社の多結晶シリコン太陽電池2種、単結晶シリコン太陽電池、アモルファス太陽電池が設置され、同一条件のもとでの各太陽電池の検証を行っています。
今はまだエネルギー源としては1%にも満たない太陽光発電ですが、これからのサステナブルな社会には不可欠な存在。太陽光発電が発展していくのは、コツコツと積み重ねるこうした研究開発現場の努力あってこそなんだなぁと実感します。
Posted at 2010/06/22 23:59:24 | |
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太陽電池 | 日記