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2013年02月28日

【選ぶならどっち?・第49号】 中古ボルボワゴン、今昔対決!

VS


’00 ボルボ V70 2.4 ベーシックグレード 5速AT FF (34) 11.14(1560kg/140馬力)


 ボルボ社を代表する、積載性重視のステーションワゴンとしてメイン商品である、V70名乗ってから2代目に該当するモデルです。

 これまでの850改め初代V70までは、走るレンガとも呼ばれる角ばったデザインで質実剛健さを全面に打ち出したのに対し、この2代目ではフォード傘下になった影響もあって、より現代的に空力にも配慮したものへと大きく変貌しました。

 デビュー当時は、ついにボルボもステージア化したか・・・と思ったものでしたが、デザインが今風になったとは言え、クルマと関わる人間の命を尊厳して安全性を重視した設計は、紛れもなくボルボであった・・・と、13年落ちになろうかとする今でも変わらないものでした。

 当時は、良く踏み絵の如く、速さと安さを重視してスバル・レガシィツーリングワゴンのターボか?それとも、乗員の安全を大切にしてボルボV70のベーシック仕様か?なんて言う究極の選択だって、ありましたっけ?

 そんなV70でも、今回の物件は初期型でしかも最もベーシックな140馬力仕様のもので、革巻きステアリングも革シートも付かないシンプルなもの・・・。

 直列5気筒エンジンを横置きに積むも、燃費性能では最新の直4ターボ+DCTには到底適わないのですが、正直140馬力は非力さすら感じるものの、純粋なステーションワゴンとしてまったり乗るには十分なパワーである、と思ったものでした。

 その意味では、ダンパーの経たりで路面から衝撃を受けた際に異音が発生するところはありましたが、基本的なボディ本体・フロア・サスペンションの剛性感は十分にキープしているものであり、ダンパーの経たりで衝撃を受けるも、ボディ全体で押さえている感触があったことから、単純にダンパー交換するだけで、かなり元に近い状態に戻るのでは、と推測できるものでした。

 ただ、狭い道で脚として使うには、小回りが効きにくいのは留意した方がいい部分。

 転回時は、殆ど回りきれずに切りなおしすること多々で・・・。

 現代車に慣れたせっかち?な人には不向きですが、そんな方なら予算増やすか年式落とすかしてターボお勧めします。^^;


’91 ボルボ 240ワゴン 2.3 GL 4速AT FR (39) 12.00(1380kg/115馬力)


 対する中古ボルボは、かなりクラシックになって91年型240ワゴン!

 デビューが1974年であることから、新車当時ですら既に古臭いボルボであったわけですが、例え圧倒的にパワーのある最新型に、燃費で大敗したとしても、揺らぐことのない魅力が、240にはあったのです。

 それは、やはり・・・でしょうが、身体機能に最も近いレイアウトであるFR方式を採用しているから。

 そして、質実剛健に実用性を重視したデザインで、車両感覚が非常に掴み易いから。

 現代車が忘れた、操作系一つ一つがスローであるが故に、ドライバーがしっかりと操作して人馬一体になれる感覚が、240にはあるから・・・。

 言わば、モデル途中で740だの940だのと上級モデルが新型に移行することで、一時はそんざいした240ターボも消滅し、モデル末期でベーシックな直4・2.3L・NA仕様のみが残った形になったのです。

 確かに、乗ってみると外観通り?鈍臭くて、アクセルをある程度しっかり踏み込んで、上り坂などではATギアを変速して低速ギアまでで固定して・・・という手間暇は掛かりますが、それを厭わないからこそ、真のドライビングプレジャーが存在するわけで・・・。

 と、古き良きFRの素朴さを味わうにも、昭和の日本車だとシート性能に妥協して・・・ということが多々ありますが、この240ならドイツ車的な硬質さはないけれども、柔らかくともクッションがタップリあるシート座面で味わえる、というのは非常に大きいかと思うのです。

 それにしても、この物件は走行19.5万km走っているのに、脚の状態も塗装状態も非常に良好。

 というのも、この240。

 元々レッドカラーだったのが、途中で黄色にオールペンしているとかで、ボンネット開けても赤だった頃の面影がなかったことから、主要部品を全て一旦外して、ボディ内部にも塗装を施したもので、エンジンルームの汚れ具合から、昨日おとつい施工したような感じでは到底なく、相当いい塗装でリペイントされ、そのついでのエンジン機関も整備されたのでは?と思う程の、ショールーム用とは違った極上物件に思えたのです・・・。

 上記のV70は、たったの?11.5万kmでダンパー消耗ですからねぇ~。

 なので、オールペンした際に、足周りも一新したのかと・・・。



 では、どっちの中古ボルボを支持する?と言われると、やっぱり純粋なFRで素朴な240ワゴン支持ですけどね・・・。
ブログ一覧 | ボルボ | クルマ
Posted at 2013/02/28 18:14:32

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この記事へのコメント

2013年2月28日 18:53
いや、A4アバントとかのほうがエエて。
コメントへの返答
2013年2月28日 19:18
>A4アバント

 それって、積載よりもカッコ重視のスポーツワゴン路線では?・・・

 クオリティ云々では、ドイツ車は有利ですけどね。^^;

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「メルセデスやBMWと比較するのはやめましょう──レクサス新型ESを考える
https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20190123-10378107-carview/

これね、次期GSが計画されてない、というのが謎の答えだと思うんだけど。」
何シテル?   01/23 21:07
モータージャーナリスト 町山絢香です。よろしくお願いします。
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