
2週間前のサイクリングの途中で樫原湿原に寄りましたが、
まだ、その時には咲いていなかったある花を見に、本日の朝、
出かけてきました。
トンボはそろそろ種類が減り始める頃で、これからは夏後半から
秋にかけて咲く花が見られるようになります。
EマウントにニコンFマウントレンズを使えるようにするアダプタに
新ファームウェアを入れて、先週、望遠レンズをテストしてAFが
早くなっていることを確認しました。今回は新たに対応レンズに
加わったもので、よく使っている105mmマクロをA6300に装着
します。
8時過ぎに湿原駐車場に到着した時には既に4台ほど先客がありました。
湿原まで歩いて行くと皆さんカメラを構えて足元を撮られています。
湿原に入る手前からオレンジ色の花があちこちに咲いているのが見えていました。
あのコオニユリです。散っている花もあり、今がピークでしょうか。
同じユリの仲間で今回初めて見たコバキボウシ。こちらはまだ蕾が多く、これからですね。
そして、黄色い大きなユウスゲ。花びらが透けています。
さて、本日のお目当はサギソウです。
シラサギが羽を広げた形をしていることからその名が付いています。
ランの仲間で、この白い羽のような唇弁の根元を見るとランの花らしい形が残っています。湿度の高い夜が続くので朝露にまみれ
ています。
私が湿原に入ってしばらくして、ご年配の団体の方々が入ってきて、サギソウを撮りやすい場所に三脚を立てて占拠されてしまい
ました。その場所は諦めて、トンボや花を撮って回ります。
これまでの写真はA6300にニコンの105mmマクロで撮ったものです。MFのものもありますが、AFは遅いものの使えます。
ただ、自動測光に失敗することが多く、暗い写真になります。
Lightroomでの現像時にかなり持ち上げています。300mm望遠レンズではこのようなことは無かったので、このレンズ特有のこと
かもしれません。今後のFWアップでの改善を期待したいところです。
次のキイトトンボ♂はAFで撮ったものです。AF精度はまぁまぁです。
2週間前に1輪だけ咲いていたカワラナデシコがあちこちで咲いていました。
獲物を待つハンターも。
かなり見かける数が減ってきたハッチョウトンボ♂です。
ちょっと地味な色合いのキイトトンボ♀。
前回はたくさん見かけたモノサシトンボも減ってきました。
小さな袋状の花を付けるサイヨウシャジンです。これから夏の終わり頃まで見られます。
まだ8時半くらいなのに人が増えてきたので、早々に撤収します。
この時間帯ですと涼しいし、珍しい花が見られるので多くの人がくるのも頷けます。
駐車場に戻ると、福岡・長崎ナンバーの車が大半でした。
予定より早く切り上げたので、市内に戻ってから先週にも行った神野公園に寄ります。
タイトル画像は、その入口に咲いていたヒマワリです。
先週より遅い時間帯で、気温が既に30度を超えています。このような時には、あるトンボの変わった行動が見られるので、
それを期待して。
トンボ池に行くと、赤い蓮の花が迎えてくれます。
その足元の草むらの中にはイトトンボが見られます。
まず、アオモンイトトンボ。
多く見られたベニイトトンボ。
蓮の葉の上にじっとしていたショウジョウトンボ。
池の上では、チョウトンボが舞っていて激しく縄張り争いをしています。
そのチョウトンボが草の先に留まるのを待ち構えます。
これは「オベリスク姿勢」といって、暑い時にこのような姿勢を取るそうです。人からすると、逆立ちしている方が暑くなりそうですが。
真夏、しかも日中の気温の高い時でないと見られません。留まる時はほぼ水平の姿勢ですが、すぐに胴を持ち上げます。
より暑くなると、胴体がほぼ垂直になるような姿勢を取ります。
こちらも暑さに参りそうなので、最後に蓮を撮って引き上げます。
開ききっている花が増えていますが、
まだ蕾も見られて、もう少し先まで楽しめそうです。
お昼頃までは青空も見えていたのですが、15時頃から雲が暑くなり、現在、遠くで雷鳴が聞こえます。
こう暑いと、夕立による水打ちを期待したいですね。
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Posted at
2016/07/31 15:29:56