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koichifunのブログ一覧

2021年10月30日 イイね!

週末のサイクリング --- 2週分まとめて。

週末のサイクリング --- 2週分まとめて。8月以降雨の多い天気で、週末も2週に1度しか出動できない日々が続いて
いましたが、ここにきて2週連続でサイクリングができました。

23日は朝から晴天ですが、気温が低めで、今シーズン初めて手足に
ウォーマーを装着してスタートしました。
行き先はいつもの天山。
今夏の大雨のため、佐賀市側から北に山を越えるルートが3本の県道だけに
なっています。天山(県道337号)、七曲峠(県道290号)、白坂峠(県道
44号)の3本です。山の南と北のそれぞれに、これらの道を結ぶ林道が
あるのですが、全て土砂災害で通行止です。(23日現在)

前回2週間前に天山に登った時は登山客の車で駐車場がいっぱいでしたが、
目星い野草も減ってきて先客は1台だけでした。
駐車場から南の展望。風が強く高層と低層の雲が逆方向に動いていました。
佐賀平野、有明海

この数日前に阿蘇山中岳の噴火があったので、その方向を撮りましたが、噴煙は見えず。
阿蘇方面

風で体が冷えるので、早々に出発。
林道脇に花が残っていないか探しながらノンビリ流します。
オミナエシが1輪だけ残っていました。
まだ残っていたオミナエシ

いつもの展望所から八幡岳を。西の方はよく晴れています。
高層の雲が風が強いことを教えてくれます。
八幡岳

最後の秋の野草になるであろうアキノタムラソウ。
アキノタムラソウ

これも残り一輪となったタンナトリカブト。
トリカブト

2週前から咲いているジンジソウ。
ジンジソウ

平地に下ってから多久市内の田園地帯を走りました。
二毛作の遅い稲刈りが終わったところ。
稲刈り後の田んぼ

昼になっても気温が上がらず、帰宅するまでウォーマー類を外しさないサイクリングでした。


そして本日(30日)の話です。
夕方から雨が降るとの予報通り雲が多めの天気。
小城市に移動して、県道290号を峠へと登ります。前週より気温は高めで、上りの入ってアームウォーマーを
外しました。最後の集落を抜けて道が狭くなる辺りは2年前の土石流で流れて今年の5月まで通行止でした。
道や橋が作り直されて路面が綺麗になり、最大勾配区間(19%)が登り易くなりました。
峠に到着すると、登山客の車が7台ほど。
峠から佐賀平野を見下ろすと、稲刈りの終わった田んぼで野焼きがされていました。
野焼きの佐賀平野

峠を越えると県道は天山横断林道と交差します。その林道の東西両側が通行止で、工事期間は年内いっぱいの予定
でしたが、何と、バリケードが撤去されて通行できるようになっています。
迷わず西の方に入ります。
落石や土砂流出を片付けた跡がありましたが、2年前の豪雨で崩壊していた路面も綺麗になっていました。
修復された林道

ぼちぼち紅葉も。
少しだけ紅葉

すでに野草の花はほとんど枯れていましたが、リンドウだけが林道脇に咲いていました。
林道のリンドウ

林道の終点のスキー場前までは難なく通行できました。
そこから県道に出た時に空が暗くなってきたので、最短ルートで帰宅しました。

先週のように気温が低いと紅葉も期待できますが、今週後半は気温が上がったので微妙です。
今年も遠出せずに県内のスポットを周ろうと思います。
Posted at 2021/10/30 20:51:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | サイクリング | 旅行/地域
2021年10月17日 イイね!

赤道儀のベアリング交換。

赤道儀のベアリング交換。今月の初めにした作業についてのお話です。
車ネタや星撮りネタではありませんが、忘備録代わりにブログとして残して
おこうと思います。

現在メインで使っている赤道儀は2016年の夏に個人輸入で購入したものです。
当時は車に機材を積んでの出動ばかりでしたので、積載重量が大きく、
本体は軽く、精度の高いものを探して、国内に代理店は無いがサポートの
しっかりしているメーカーのものを選択しました。
去年の梅雨時に、最初のオーバーホールをしたのですが、その際もギヤボックス
の外し方やグリースの選択など、メーカーの担当者からメールとファイルで
丁寧に教えてもらいました。
その時以来、調子は良かったのですが、最近ちょっとした異常を見つけました。

長時間の追尾撮影をするときは、オートガイドといって撮影用と別のガイド
カメラで星の動きを見張って、ズレると赤道儀に補正信号を送ります。
私が使う最長焦点距離は今は2000mmで、それをフルサイズ、6200万画素のカメラで使うと、一画素あたりの視野角は
0.39"(1"角=1度の3600分の1)で、ガイドエラーはこれと同程度以下を目標にします。
ただ、空気の揺らぎが大きいときは星像が揺らぐので中々この目標を達成できません。望遠鏡の焦点距離に
反比例して視野角は狭くなるので、そういうときは短めの望遠鏡で撮影します。

ガイドソフト(PHD2)が星像のプロフィールやガイドエラーを表示するので、それを参考に機材や対象を
選びます。今月の初めにM33銀河を焦点距離1500mmで撮った時、シーイングは良くなくてガイドエラーが
大きめだったのですが、赤経方向(地球の自転軸と同じ方向)のエラーが赤緯方向の3〜4倍と異常な数値でした。
翌日に赤経周りのガタを調べるために、ウェイトシャフトの端に左右に力を加えても、ガタは一切ありません。

ここで赤道儀の動力伝達(トランスミッション)について書いておきます。
メーカーにより違いはありますが、基本的にはモーターの回転を適当に減速しつつ、赤経軸を地球の自転速度で回転させます。
赤経軸のギヤボックスのカバーを開けて、ギヤを1つ外した状態です。

下の図のように、一番右にある小ギヤがモーターのシャフトに取り付けられていて、白いプラスチックのギヤ、
手前の大きなギヤ、一番左のギヤへと動力が伝わります。


下の写真はギヤボックスを取り外したところ。らせん状のギヤがついたシャフトがウォームシャフトで、左側にモーター
からのギヤが並んでいて、上記の最後のギヤはこのシャフトの左端に固定されています。


ギヤボックスが赤道儀本体に取り付けられているときは、その内部のスプリングによって、ウォームシャフトのギヤが
下の写真のウォームホイールに適度な力で圧着されるようになっています。


このウォームホイールは外径60mmのシャフトに固定されていて、シャフトは大きなベアリングを介して
CNC削り出しの赤道儀本体に取り付けられています。
このように構造は単純ですが、求められる回転精度が非常に高いので、僅かなガタでも撮影に影響します。

今回は赤経・赤緯両側のギヤボックスを取り外し、それぞれの2つの金属製のギヤの回転部分を手で回して、
回転の滑らかさを比較して、今回の異常の原因を突き止めました。

ギヤが噛み合っている状態では気づきにくいのですが、一番手前のギヤを外してウォームシャフトを回すと、
赤経側だけがザラつく感じがします。「これだ!」と思いましたが、ベアリングがギヤボックスに隠れているので、
ウォームシャフトのギヤも外して、シャフトを取り出して確認しました。
シャフトの両側には2つのベアリングが付いているのですが、赤経側だけが赤褐色の汁にまみれています。
オイルではなく水のようで錆びが浮いたようです。出動していた際に、何度かひどい夜露に濡らしたり、霜が降りたりして、
鏡筒に隠れにくい赤経側で内部に水分が入ったのか、気温の急激な変化による結露かで、ベアリングに水分が侵入した
のが原因かと思います。

ベアリングを交換するために、まずは外しますが、プーラーは自転車やバイクのホイール用のもの(下図左)しか
持たないので、Amazonで800円ほどの右のものを発注。


取り外したベアリングの外径、穴径、厚みを測って、メーカーにベアリングの仕様を確認のメールを出しました。


時差があるのですが返事は翌日に。このメーカーの赤道儀のネジは全てインチネジで、ベアリングもインチ規格だと
入手が面倒かと思ったのですが、上の写真のように外径は26mm、穴径は10mmだったので大丈夫だろうとの
期待通りの「6000 ZZ C3」との回答。タイトル画像はその新品のパッケージです。
6000は大きさの規格で、ZZは金属の両側非接触カバー、C3は隙間の規格です。
担当者の話では、最近は金属製のカバーがついたZZベアリングを選んでいるとか。
発注前に色々と調べていると、「K5」と型番に付くものがあり、どうやらグリスが違うようで、K5の方がエステル系の
グリスで対応する温度範囲が広く良質だとか。値段は変わらなかったので、K5を発注し、2日後に到着。
1個260円程度で送料無料。4個注文しておきました。

取り付け前に古いベアリングを清掃し、新品とガタを比べてみると、古い方はラジアルとアキシャル(軸)の
どちらの方向もガタが大きいのですが、特にアキシャル方向のガタがかなり大きくなっていました。


ベアリングのインナーレース(内側の金属枠)でシャフトを受けて、アウターレースはギヤボックスに固定されます。
ギヤボックスには、ギヤがあるのと反対側にベアリングのアウターを抑えるボルトがあります。「ボルト」と言っても、中央に
シャフトを逃がすための穴が空いていてリング状なので、ナットのようです。
どの方向にもガタが無く、滑らかに動くようにベアリングを抑える圧をピンスパナで調整します。


調整後はガタは無く非常に滑らかにギヤが回ります。手で触って分かるくらいのガタがあったので、精度も悪くなる訳です。
赤緯側は今の所問題無いので交換しませんでしたが、次のメンテの時にでも交換しようと思います。

さて、ベアリング交換前後の赤道儀のパフォーマンスを比較するためにガイドソフト(PHD2)が残したログを
グラフにしてみます。
まずは前回の星撮りブログで紹介したM33の撮影中(焦点距離1500mm)のガイドグラフです。
青い線がガイド星の赤経方向の動き、赤い線が赤緯方向の動きを表します。
縦軸の最大値が8"で、赤経方向の平均エラーが2.06"、赤緯方向は0.61"です。
これだけ両方向の差が大きいと星像が全画面で伸びてしまいます。
グレーの網掛け部分は、ditherといって望遠鏡の方向を少しだけずらす動作です。これにより、撮影した画像の
輝点ノイズの位置がズレて合成する際に平均化されて薄くなります。


次にベアリング交換後でNGC891を撮った時(焦点距離2000mm)のもの。
縦軸のスケールは上の図の半分の4"で、平均(RMS)ガイドエラーは赤経方向は0.28"、赤緯方向は0.29"です。
シーイングが良好でなくて途中でガイド星を何度かロストしていますが、ほぼ目標の追尾精度を達成できています。


ベアリングの交換は自転車やバイクで経験がある人だったら同程度の難易度です。
精度を出すために調整はシビアですが、自転車のハブやペダルのカップ&コーン式の玉押し調整に比べると簡単です。
どちらもガタが無いように締めることと、滑らかに動くように緩めることの間のベストを探る作業です。

最初は、それまでに使ってきた中華製赤道儀と比べると高い買い物かと思いましたが、基本性能は格段上で、メンテすることで
その新品の時の精度を保って長期間使えるので、結果的には良い買い物だったと思います。
世界中で20年以上使っているユーザーがいるのも納得です。
今後も定期的にメンテして、満足できる天体写真を撮れるようにしたいと思います。
Posted at 2021/10/17 20:04:31 | コメント(2) | トラックバック(0) | 星・月 | 趣味
2021年10月16日 イイね!

10月前半の星撮り --- 惑星と秋の銀河シーズン。

10月前半の星撮り --- 惑星と秋の銀河シーズン。秋雨が続き湿度の高かった先月と打って変わって晴れの日が多い10月でした。
ただ、山歩きの時の写真のように、晴れていても低空が霞んでいたり、風が
強かったりでシーイングはこの時期としては悪い方です。
今の時期は、木星・土星が良い時間帯(20〜21時)に見える時期でもあり、
秋の銀河が観測しやすい時期でもあります。

タイトル画像は上弦の月の翌日である14日の夜に、玄関前で月と土星が
接近したところを撮ったものです。
月のすぐ右上の明るい星が土星、少し離れた左上の星が木星です。

まずはその惑星から。
14日の夜も含めて、タイトル画像の機材(焦点距離900mmの屈折鏡に
2倍と4倍の拡大レンズ、惑星用CMOSカメラ-ASI462MC)で3回撮りました
が、8月ほど条件の良い時はなくて、どれも今ひとつでした。
惑星は倍率を上げて拡大して撮影するので大気の揺らぎの影響が大きく、
常に揺らいでいます。そのため、動画で数千枚を撮影し、ソフト(AutoStakkert)
で質の良いものを1000枚程度選んで合成します。
3回のうちで最もマシだった6日の土星です。
まず、その夜の土星の様子を30秒の動画で。


その動画から合成しただけの画像。


これを画像処理すると...


少しは土星らしくなりました。

その夜は同じ機材で木星も撮影しました。土星と同様に処理した後の画像です。



ニコンのZマウントレンズのテストで秋の天の川を撮影しました。
まだズームレンズと105mmマクロしか持っていませんが、これまで幾つか撮影して実感したように、ズームレンズの
絞り開放で、色収差やコマフレアが殆ど無くて周辺の星像までほぼ点になっているという従来では考えられなかった
性能です。
はくちょう座からケフェウス座の散光星雲を入れて、70-200mm F2.8ズームレンズの85mm開放でZ6II、ISO800、
SS=300sを25枚撮って合成しました。
Cygnus-Cepheus_2021.10.01

Fマウントの85mm F1.8GレンズをF2.8まで絞った時より写りは良いですね。
レフ機では星撮りを目的に単焦点レンズを幾つか買ったのですが、Zマウントではズームで行けますね。

上の写真にはこれまで撮影した星雲が幾つか写っています。その名称を入れてみました。


これからの季節は、ケフェウス座から更に北にあるカシオペア座周辺の星雲が対象になるでしょう。
更に天の川を上る(下る?)と冬の代表的な星座であるオリオン座に至ります。
星撮りをするようになってから、星空や撮影の対象で季節を感じるようになりました。

さて、次のズームレンズのテストとして標準ズームである24-70mm F2.8を自宅の敷地内で試しました。
まだ低かったのでシーイングは良くなかったのですが、カシオペア座を。
テレ端の70mm F2.8で、Z6II、ISO800、SS=180sを30枚。
Cassiopeia_2021.10.09

この構図には、ハート星雲・ソウル星雲とパックマン星雲が写っています。
これらの星雲は機会があれば近いうちに撮りたいと思います。

最後にドームの長焦点の反射鏡で撮影した秋の銀河です。
8月末に撮影した、かの有名なアンドロメダ銀河と同程度の距離にあり、天の川銀河とも互いに重力を及ぼしあって
いる局所銀河群を形成する「さんかく座銀河」(M33)です。
綺麗な渦巻き状の銀河面が特徴の銀河です。
焦点距離2000mm F8をレデューサで1500mm F6にして、ふた晩かけて100枚程度撮って合成しました。
M33_2021.10.06

実のこの写真は失敗作で、シーイングが良くないこともあったのですが、ガイドエラーが大きく、特に赤経方向が
赤緯方向のエラーの数倍あり、拡大すると星が伸びています。赤道儀のメカニカルな問題があったの原因で、
それについては別の機会にでも。その後、バラしてメーカーともメールのやり取りをして一部のパーツを交換して
ほぼ新品の状態に戻りました。

この修理の後に撮ったのは、2700万光年の彼方にあるアンドロメダ座のエッジオン銀河(NGC891)です。
フルサイズのセンサーで撮ったのですが、小さい銀河なのでAPS-Cサイズにクロップしています。
NGC891_2021.10.09_cropped

画像処理をしていると、元の画像には多数の小さな銀河が写っていることがわかりました。
画像処理ソフトのPixInsightの機能に、画像に含まれる天体の位置(天体名を入れるとネットから座標を取得)や、
カメラのピクセルサイズと望遠鏡の焦点距離を入れるとネット上のカタログと照合して、正確な座標を割り出します。
更に天体名やカタログ名を入れる機能もあり、この2つを連続して実行すると下の写真のようになります。
クロップ前の画像にNGC、PGCといった銀河のカタログ名を入れたものです。
NGC891_2021.10.09_Annotated

天体カタログとしては「メシア」(アンドロメダ銀河のM31やM78星雲など)が有名で、その他にNGC、IC、PGC
などが使われます。銀河の集団である銀河団には、エイベル(Abell)というカタログがあります。
上の写真には多数の小さな銀河が写っていて、中央の銀河の下の方にはAbell 347という2億4000万光年彼方の
銀河団があります。私が使っている素人用の望遠鏡では2〜3億光年の銀河団を捉えるのが精一杯で、これだけ離れると
焦点距離2000mmでも「広角」扱いですね。まだ地球上に人類が歩いていなかった時に放たれた光を見られるだけでも
ロマンを感じます。

最後にタイトル画像のように月と惑星の接近が10月10日にもありました。
こちらは沈みかけた金星に近づいたものです。この日は曇っていましたが金星が沈む少し前に雲が切れだして、
三脚と70-200mmレンズをつけたZ7を自宅の北側に設置して撮りました。
焦点距離125mmで、地上の木々を入れる構図にしました。
月、金星、アンタレス

月齢3.6日の細い月の右下に見える明るいオレンジ色の星が金星です。
月の下の方、やや左にある星がさそり座のアンタレスです。

今月はすでに上弦の月を過ぎたので暗い天体には向きませんが、今月の後半は明るめの天体を撮ったり、機材テストを
しようと思います。
Posted at 2021/10/16 14:20:32 | コメント(2) | トラックバック(0) | 星・月 | 趣味
2021年10月09日 イイね!

先週末の山歩き。

先週末の山歩き。先日の関東地方での地震、みんともの皆さん、被害は無かったでしょうか?
私の知人は大したことはないと言っていましたが、震度5強というと、
かなりの揺れだったかと思います。

8月後半からの梅雨のような秋雨のような天気が続いたのは何だったのか?
というような晴れる天気が今月になって続いています。
山野の草花もすっかり秋のものに入れ替わっていて、それらを見に行こうと、
2日の土曜日の朝はサイクリングではなくて天山を歩いてきました。

タイトル画像はその山頂での1枚です。雲が無くてよく晴れていますね。
ただ、日中は30度を超える真夏日が続いていて、日陰のない山頂付近は
朝のうちに通過できるように早めに出ました。

いつもはサイクリングで寄る登山口の駐車場には先客が2台。
恐らく満車になりそうな天気なので、隅にLEADを停めて登山口から入ります。

最初の杉林の間を登る道は冷んやりとした朝の空気が心地よいです。
足元には秋の野草がたくさん咲いています。
アキチョウジ。
アキチョウジ

そろそろ見納めのシギンカラマツ。
シギンカラマツ

視界が開けた後、山頂へと岩場を登ります。
風景はズームレンズの広角側を使いますが、今回はまず、野草の花を撮った105mmマクロレンズで切り取るような
構図で。
筑後川の河口です。かなり霞んでいますね。
中央を流れる川は、バルーンフェスタが開催されている嘉瀬川です。今年は期間を短くして開催されるそうです。
霞む筑後川河口

福岡との県境にある脊振山。天山より9mだけ高い山です。
脊振山

有明海越しに雲仙。低い所に雲が残っています。
右手前の煙は収穫が終わった水田での野焼きの煙です。有明海の海岸近くをよくみると、海苔の筏が見えます。

多久市街と奥に武雄市街です。中央付近に見えるのは、2つの市を結ぶ長崎自動車道です。
雨山から多久〜武雄

ズームレンズの30mmで、佐賀平野全体を。
最近は晴れても山が白っぽく見える霞んだ天気で天体写真がはかどっていません。
天山から佐賀平野

有明海を正面に24mmで。
有明海、雲仙

お目当の秋の野草の花を探して山頂付近を散策しました。
毒々しいタンナトリカブト。
タンナトリカブト

マツムシソウ。そろそろ終盤です。
マツムシソウ

アキノキリンソウ。
アキノキリンソウ

まだまだ数は少ないですが、リンドウが咲き始めました。
リンドウが終わると、春以降続いた野草の花のシーズンも幕を閉じます。
リンドウ

ムラサキセンブリ。この日のお目当はこの花でした。場所ごとに微妙に色が違います。天山山頂付近のもの。
ムラサキセンブリ@天山

東西に長い山頂を散策した後は、一旦岩場を下って、お隣の雨山へと登ります。
雨山への登山道の途中で咲いていたムラサキセンブリ。こちらの方が色が薄めです。
ムラサキセンブリ@雨山

せっかくのマクロレンズなのでローキーでアップにして。
ムラサキセンブリ

山頂からは西側の展望がひらけています。
大規模な棚田がある八幡岳。
雨山から八幡岳

伊万里湾。
雨山から伊万里湾

先ほどまでいた天山。
雨山から天山山頂

雨山から佐賀平野を。
雨山から佐賀平野

雨山からは来た道を下らずに、別のルートから西の方に下ります。
その途中にムラサキセンブリが群生している場所があるので。
雨山のものより少し紫が濃いめです。
ムラサキセンブリ@下山中

まだ蕾のものが多く、この週末くらいが見頃です。

この道を下り切ると、サイクリングで通る舗装された林道に出ます。そこをテクテク登山口まで歩きます。
10時を過ぎた頃で気温が上がってきて、様々な蝶が飛んでいました。
もっとも長いレンズでも105mmでしたので、なかなか寄れませんが、DXクロップでアサギマダラを。
アサギマダラ

距離は6kmほどと短くて運動になりませんでしたが、秋の野草を堪能できました。


そして翌3日の日曜日のお話。
涼しいうちにと、午前中は観測室の赤道儀をバラして整備をし、午後から樫原湿原へ。
そのお目当は、今の時期に見られるトンボです。
湿原で見られる花は、以前から咲いているサワギキョウが次第に減って、アケボノソウが見頃でした。
アケボノソウ

5枚の細い花弁の先の方に黄色の蜜が付いていてアリがよくやってきます。
たまに4枚や3枚の花弁の花も見られます。
アケボノソウ-4枚花弁

ちらほら咲き始めたウメバチソウ。
ウメバチソウ

そしてお目当のオオアオイトトンボ。湿原近くの木道の傍にいました。
ウメバチソウ

いつもは湿原から離れた林の近くで見かけるのですが、今年は個体数が多く、例年見られない場所にもいました。
林に行く途中で「赤トンボ」を見かけました。まずはマユタテアカネ。
マユタテアカネ♂

ヒメアカネ。
ヒメアカネ♂

そして例年見られる場所にいたオオアオイトトンボ。
オオアオイトトンボ♂-2

湿原シーズンは、花はリンドウ、トンボは上の赤トンボやオオアオイトトンボが最後になります。
足繁く通った湿原も今月いっぱいか来月の初旬までです。


Posted at 2021/10/09 21:08:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 山歩き | 旅行/地域
2021年10月05日 イイね!

9月の星撮り --- 例年になく不作でした。

9月の星撮り --- 例年になく不作でした。5月以降、6ヶ月連続で新月期の天気が悪い日が続いています。
星撮りを始めてこんなに出動機会が少ないのも初めてです。

タイトル画像は前回の星撮りブログであげた「象の鼻星雲」の写真です。
初めてN.I.N.A.という天体撮影ソフトとZ 6II(改造機)のテストがてら自宅で
撮影したものでした。
9月も機材テストや試し撮りばかりでした。

9月8日は途中で曇る予報でしたので、Z 6IIとカメラレンズ、しかもズームレンズ
でどれだけ撮れるのかのテストをしました。
これまで、ニコンのZマウントの14-24mm F2.8S、24-70mm F2.8Sの
開放が使い物になることを確かめてきました。
特に広角になる程、コマフレアといって周辺の星像が羽を広げた鳥のように
円周方向に沿って伸びる現象が起こるのですが、14-24mmは広角端・開放でも
ほとんど見られない優れたレンズです。

今回は70-200mm F2.8Sのテレ端・開放を試しました。
対象ははくちょう座の「サドル」(十字に並ぶ星の中心)周辺の星雲(IC1318)です。

下の画像は200mm開放でテスト撮影した写真をLightroomで開いてレンズ補正を切った時のスクリーンショットです。


星空を撮ったことのある方なら見られたことがあると思いますが、星の周りが紫や緑に着色することがあります。
これが色収差で絞る(レンズの周辺からの光を減らす)と改善することがありますし、Lightroomではレンズプロフィールを使うか、手動でこの色収差を低減できます。開放がF1.4やF1.8のレンズでも
コマフレアや色収差を抑えるためにF2.8以上に絞ることもあるので、ZマウントのF2.8ズームは、開放(F2.8)の素の状態で
これなのでかなり優秀だと思います。
他メーカーのミラーレス用レンズは試したことありませんが、最近の大径マウントのレンズはこんな感じなのでしょうか。

今回は30枚セットしていましたが、途中で夜露が酷くなって13枚しか使えませんでした。合成すると下のようになります。
IC1318_2021.09.08

その翌日、翌々日は晴れる時間帯が長かったので、タイトル画像の星雲の中の「象の鼻」の部分をアップで。
これまでで最大の2000mmの焦点距離で撮りました。
ElephantTrunk_2021.09.09

象の頭の暗い部分では星が活発に形成されています。比較的長時間、地平線の上にあって観測できるので、
天体屋さんの研究対象にもなっています。
9月のまともな天体写真はこれだけでした。

最後に、月が明るい24日にはくちょう座の「まゆ星雲」(IC5146)を撮りました。この星雲から暗黒帯が続いている
ので、それが入るような構図にしました。
赤い水素の光を出す輝線星雲とその周りの淡く青白い反射星雲が組み合わされた星雲ですが、反射星雲の部分は
露出不足で写りませんでした。上の象の鼻星雲と同じ機材を使いましたが、シーイングが悪くガイドも不安定でした。
IC5146_2021.09.24

今現在(10/5 20:00)、自宅で天体撮影をしているのですが、晴れているものの見える星の数が少なく、
ガイドグラフがギザギザと安定していません。
今月の星撮りでは成果が出ることを祈ります。
Posted at 2021/10/05 20:02:26 | コメント(2) | トラックバック(0) | 星・月 | 趣味

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ここ数年、年間走行距離が、自転車>オートバイ>自動車(>>徒歩)、となっています。 高齢になって、少しずつ割合が変わりつつありますが、健康にバイクや車に乗れる...
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