
今年の夏はブログを書くことに「暑い」と言っている気がします。
お盆を過ぎると猛暑日になることは稀になり、朝晩は過ごしやすく
なりますが、今年は変則的な台風前後の風が強い時を除いて
ずっと暑い日が続いていますね。
日曜は2週ぶりの湿原散策に行ってきました。
タイトル画像は、その湿原の夏の象徴でもあるサギソウですが、
すでに終盤になっていて、前回とは咲いている花が移り変わっています。
前日のサイクリングの時より強い南風が吹いていて、雲は少なめで
湿度も低いため、前日より気持ちの良い朝でした。
湿原に行く前に、お盆休みに訪れた音無湿地に寄りました。
ここでのお目当は、トンボですが、その前に逆光気味で朝日に透けていた
ツユクサの花を。
湿地帯の前の道端の草に留まっていたアオモンイトトンボ(メス)です。
池の上では、ウスバキトンボが舞っていて、時々疲れたトンボが草に留まります。
この日はシオカラトンボとオオシオカラトンボも多数派でした。
まず、オオシオカラトンボ。
前回からアカネの仲間が見え始めていましたが、まだオスの個体はオレンジ色をしていました。
今回見かけたマユタテアカネのオスは全て真っ赤になっていました。
湿地帯の草が途切れた小さな池の周りで見かけたハグロトンボ。カワトンボの仲間です。
イトトンボは、かなり個体数が減ってきています。
アオモンイトトンボのオス。
クロイトトンボ。
アオモンイトトンボのメス。
今回が初見だったリュウキュウベニイトトンボのメスです。
ちょっとグロイのでご注意を!
マユタテアカネのメスを捕食しているシオカラトンボ(オス)です。
ハエなどの小さい虫だけでなく、同じくらいの大きさのトンボを捕まえて食べちゃうんですね。
チョウもいくつか見られました。
ルリシジミの他に、ウラギンシジミ。
キチョウ。
ミスジチョウの仲間で小型のコミスジ。
日陰がない場所ですが、風のおかげで涼しく、いつも以上に広範囲を歩き回りました。
次に樫原湿原まで移動します。
風がさらに強くなっていて、花やトンボを撮るのに難儀しそうです。
湿原に入って最初に見えたのはサワギキョウでした。
かなり揺れるので数枚撮ってまともなショットを選びました。
木道を歩いていると先週末のサイクリングのとき天山で見かけたサイヨウシャジンが咲いていました。
少し先には白バージョンも。
一時期よりはかなり減りましたが、まだまだ見られるサギソウです。
風が強かったせいか、湿原の中ではトンボはほとんど見られず、湿原を出て林の横を散策します。
そこで見かけたツルリンドウ。これを見ると夏も終わりです。
ようやくトンボを見つけました。マユタテアカネのメスです。
地味ですが独特の雰囲気のホソバシュロソウ。
湿原の中でも見かけたのですが、形が今ひとつでしたので、外で撮ったナンバンギセル。
この後は湿原の北側の雑木林を散策しました。
そこで見かけたヤマホトトギス。形が独特なユリ科の野草です。
背が低く草に埋もれるように咲いているラン科のミヤマウズラ。
1つ見つけると近くにいくつも見つかりましたが、場所を抑えていないと見落としそうな花です。
湿原の周りは別世界のように涼しかったのですが、お昼ころに市内に戻ってくると、陽射しと暑さに現実に引き戻されました。
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Posted at
2018/08/27 08:02:32