
梅雨の最中の6月前半の星撮りの成果をご紹介します。
一部は5月の末に撮っていて、画像処理をせずに放置していたものもあります。
ちょうどその頃からホタル撮影とその写真の現像・合成でパソコンが
フル稼働していましたので。
スカッと晴れる日が全く無くて、タイトル画像は晴れる日を期待して、ホタル
撮影を取り止めて出動した際の1枚ですが、この時も低空に雲がかかっていて
星撮りせずに下ってきました。
タイトル画像は北の空で中央左寄りに北斗七星が写っています。
この時はさそり座のアンタレス周辺の星雲や天の川を撮影する予定だったの
ですが、このように雲が広がってきて、目的を果たせませんでした。
そろそろ月が明るくなるので、天の川撮影は来月の新月の10日前後に
奇跡的に晴れればリベンジしたいと思います。
タイトル画像を撮った時に、ジムニーとさそり座も撮っていました。
ちょうどフロント・ウィンドウの上にある明るいオレンジ色の星がアンタレスです。
さて、天体撮影の方に話を戻して、5月28日の夜に撮影した銀河から。
あのスーパームーンの皆既月食を撮影したかった26日の2日後なので、月が明るく空もクリアで無かったので、
初めて撮る天体の大きさ・明るさを知るために、春の銀河としては最後になる「りゅう座」の渦巻銀河NGC5907を
選びました。5500万光年の彼方にある銀河をほぼ真横から見ています。
焦点距離2000mmの反射鏡(RC鏡)にフィルタ(Quad Band Pass)を使っています。
次のチャンスは2日後の5月30日でした。
この夜はホタル撮影に出かける前に機材をセットして放置していました。
対象は、5月後半のブログであげたM92球状星団のあるヘルクレス座にある北天最大の球状星団であるM13です。
太陽系からの距離は両者はほとんど同じなので、比較するとM13の星の数と大きさがわかります。
機材はM92や上の銀河と同じものです。
6月に入っても曇り空が続いて、タイトル画像の7日がチャンスかと思いましたが、上記の通り雲が広がり撤収。
その2日後も似たような天気で低空が霞んでいたのですが、7日よりは雲が少なく、これまでより短めの焦点距離で
夏の星雲を撮影しました。
天の川の中にある「干潟星雲」(M8)と「三裂星雲」(M20)のツーショットです。
焦点距離600mmでL-eNhanceという星雲の赤(Hα)、青(Hβ)、緑(OIII)を透過するフィルタを使いました。
80枚ほどセットしていたのですが、雲が被って使えたのは50枚ほど。
これから月も明るくなるしクリアな星空は期待できないので、撮影できない時は去年の画像を再処理します。
新作は梅雨明けかな。
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Posted at
2021/06/18 20:15:26