北斗星メインの旅、ようやく完結篇です。
あまりにも非日常の旅だった北斗星ロイヤルの旅を終えて川崎で1泊し、翌朝みん友さんのあず吉さんとようやくお会いする事ができましたが、翌日には娘の小学校の入学式を控えていたため、北斗星の長時間乗車の代償としてほとんど観光名所を廻る事ができないまま首都圏を後にする事となりました。
あず吉さんとのプチオフを終えてホテルに戻って朝食後、10時過ぎにチェックアウトして川崎駅へ。
駅裏手の桜並木。
残念ながら散り始めているようでした。
E233系の東海道線(上野東京ライン)でとりあえず東京駅に出て…
帰りの新幹線まで約2時間半の間、ブラブラするのにコインロッカーに荷物を預けておきます。
コチラは八重洲口。
ちょっとだけ東京の電車に乗ってみる事に。
E531系の上野東京ライン・常磐線直通電車。
交直流近郊型電車が東海道線及び東京駅に入るなんて、昔では考えられなかった。
上野東京ラインだと1駅、昨日も来た上野駅で下車。
山手線のE231系でトンボ返り。
厳密に云うと線路名称は山手線でなく、東北本線の一部なのですが。
東京駅に戻ってきました。
赤レンガの丸の内口。戦前の姿に修復されましたが、周辺はまだ整備中で工事用のバリケードが目障りなのが残念。
そういえば、丸の内口地下には『JR北海道プラザ』というJR北の営業窓口があり、4月11日限りで閉鎖されるのですがそれを写真に記録するのをすっかり忘れてしまいました…。
そして八重洲口地下でお土産を物色。
帰路は東北新幹線の『はやぶさ21号』を利用します。
恥ずかしながら、私はいまだかつて新幹線に乗った事がなかったのです…(汗)。
元々狙っていた4日上野発の北斗星が満席だったので新幹線の切符を取ったのですが、残念ながらその北斗星は運休になってしまったので、取れなくて良かったのかも…。
お土産選びとコインロッカーの荷物の受け取りに時間がかかってしまい、私がホームに入ったのは発車7分前。
入線はしていますが、車内清掃のためまだドアは開いていません。
ホームの売店で駅弁を買い込み、乗り込みます。
私が乗車したのは1号車。
はやぶさの1号車といえば、あのグランクラスです!
初新幹線でグランクラスに乗るなんて、なかなかいないでしょうね…(汗)。
元はといえば、北斗星の解放B寝台の上段に乗る想定だったので、せめて帰りはリッチな旅をと思ってグランクラスにしたワケでして。
発車後、アテンダントがシートサービスの軽食を配っていきます。
私がオーダーしたのは和軽食。なかなか美味しかったですよ。
ドリンクも飲み放題なのですが、私はあまりアルコールを飲まないのでコーラばっかりお代わりしてました。
しかし…無芸大食のnigomaruはサービスの軽食だけでは当然足りず、駅弁の鳥めしも食べ…。
そしてシートサービスのパウンドケーキをオヤツとして頂きました。
宇都宮(通過)~盛岡間は最高速度320㎞/hの圧倒的な速さで、それでいて乗り心地も快適なのが新幹線のすごいところ。
この『はやぶさ21号』は、秋田新幹線のE6系『こまち21号』も併結しており、盛岡で切り離して『こまち』を先発させます。
やっと、『はやぶさ』のE5系の顔が見えた!
盛岡から先は各駅停車。
このグランクラスでリッチな気分に浸れるかと思っていたのですが、残念な事に先頭の座席に東京からの乗客で話し声のうるさい男2人組が乗車していて、アテンダントも彼らに注意する事もなく、結局降車する八戸まで大声の会話は延々と続き、さすがに後の席の乗客も呆れ返っていました。最上級の空間を利用する客にしてはあまりにも品格が無さすぎます。せっかくのグランクラスもこれでは台無しでした。
やっと話し声がおさまって落ち着いたのも束の間、終点の新青森に到着です。
まぁグランクラスも物珍しさで乗ってはみましたが、約2万円の料金を払うなら北斗星のロイヤルのほうが何十倍も居心地が良く、グランクラスに車内サービスが付く事を勘案しても3時間程度の乗車ならコスパ的にはあまり良いものとは思えませんでした。
新青森からは昨日の発煙騒ぎですっかりケチが付いてしまった『スーパー白鳥』の789系に乗り継ぎます。
来春は北海道新幹線が開業するため、あと1年足らずの活躍となりました。
『スーパー白鳥』は、先頭のグリーン車に乗車。
壁に付いているモバイル用のコンセントはありがたい。
ちなみに写っている傘は、あず吉さんに頂いたものです。
せっかくこの旅のために折り畳み傘を購入したにも関わらず、ウッカリ忘れてきてしまった処だったので本当に助かりましたm(__)m
次駅の青森で盛岡色のキハ40と並びます。
この青森駅の自動放送の声って、JR北海道の函館や釧路、帯広の各駅(かつては札幌も)と同じ女性の声なんですよ。
車窓から見た津軽海峡は、昨日とは打って変わってシケ模様でした。
新中小国信号場から津軽線と別れて海峡線に入り、北海道新幹線が合流します。
海峡線内は現在のJR北海道の列車としては珍しく減速運転を行わず、今も最高速度140㎞/hで走行しています。
そして…青函トンネルに突入し、本州とオサラバ…?
ところが、青函トンネルに入ったのも束の間、旧竜飛海底駅(現・竜飛定点)でいきなりの停車。
「また発煙か!?」戦慄が走ります…!
しかし…今回は車輛トラブルではなく、信号のトラブルで停車しているとの事で、まさか廃止された海底駅停車を今になって体験できるとは思ってもみなかった。
20分位でようやく運転再開しましたが…。
青函トンネルを無事抜けましたが、今度は知内信号場(旧知内駅)でまたも臨時停車。
ここにきて先程のトラブルの原因が判明し、実は信号によるものではなく木古内付近で架線の碍子が破損したため架線が垂れ下がり、「き電トリップ」が起こって送電がストップしているとの事。
車内が停電して非常照明だけが点灯する状態で復旧までしばらくの間待つ事になりました。
旧知内駅の建物は、もともと道の駅しりうちとして使われているので今も健在です。
函館からは『北斗17号』に乗り継いで札幌へ戻る予定だったのですが、乗務員室にいた初老の車掌に乗り継ぎの件を尋ねると「今のところ会社からどういう指示が出るかわかんないから待ってて!!」
この直前、遅れにイライラしていた乗客から詰め寄られたばかりだったので機嫌が悪かったのでしょうが、プロなんだからもうちょっとマシな受け答えできないんですかねぇ。さすがにこの対応の仕方にはムッときました(怒)。
結局復旧までの間3時間余り…。
さすがに北斗星の大幅遅延の時とはワケが違い、まさに退屈そのものでした。
21時52分、運転再開。
789系グリーン車の車内。デザイン的には好ましいのですが、本革シートのためリラックスした姿勢を取ると滑ってしまい、座り心地としてはそれ程良くなかったかな…?
やっと函館に着く…。
定時より4時間近くも遅れて、ようやく函館駅に到着。
どの乗客も疲れ切った表情でした。
さすがにすべての乗客に払い戻しの手続きを行える程の余裕はなく、遅延証明のスタンプを押印して後日精算するしかありませんでした。
一部乗り継いで札幌方面に向かう乗客はみどりの窓口で『北斗17号』の特急券を払い戻して後続列車の特急急行券に手続きをする事となります。私は後続の夜行急行『はまなす』のB寝台券を改めて購入し、やはり『スーパー白鳥』遅延分の特急券については払い戻しを受ける事ができなかったので遅延証明を特急券に押印してもらいました。
隣の窓口では、同様に『北斗17号』に乗り継げなかった客の男が夜行で帰るのが嫌だったのか「こういう時ホテル代だすのが普通だろ!!」とか延々とゴネてましたが、その後どうなったんだろう?
それでも今回はJRの責任事故なのですから営業規則に縛られず柔軟な対応が望まれます。
東京駅で仕入れたもう一つの駅弁、黒毛和牛のハンバーグ弁当。
ワゴンサービスが廃止された『北斗17号』の車内で食べるはずだったのですが、待合室で食べる事を余儀なくされました…。
2時間以上待合室で待たされましたが、0時40分位に『はまなす』の改札が始まり、肌寒いホームに出て到着を待ちます。
そして0時44分、ED79 7が牽引するJR最後にして唯一の急行列車『はまなす』が到着。北斗星廃止後も残るようですが、新幹線開業後の去就が注目されています。
ここでED79を切り離し、逆側にDD51が連結されるのですが、さすがに睡眠時間確保のためにその撮影は諦めました。
今回乗車したのは、B寝台車のオハネフ25 7。
『北斗星』用JR北海道車の数少ない生き残りで、最近では『はまなす』用として使われていたようです。
解放B寝台に乗るのは道内夜行列車に乗って以来およそ20年振り。
残念ながら上段しか空いていませんでしたが、どうせ寝るだけの旅路なので、まぁいいかと。
それでも結局あまりグッスリと眠る事ができず、苫小牧付近で目が覚めてしまいました。
終点も近い札幌貨物ターミナルに留置されていた『北斗星』用のJR北海道車の一群です。
完全切妻タイプのオハネフ24 550番台、オールデュエット、オールソロと個性的な車輛も3月改正で運用から退き、もう乗る事もできなくなってしまいました。
この一群の中に唯一私が定期列車時代で乗ったオールデュエット車も含まれているはず…。
6時07分、はまなすは札幌に到着。
私が想定していた予定より7時間余りも遅れてしまいました…。
本当は前夜のうちに着いて家の布団で寝たかったのに!!
このスハネフ14は、オハネフ25に電源を給電するための控え車で締切扱いでした。
函館からの牽引機はDD51の1093号機でした。
ホーム先端ギリギリで停車するので、このカットで勘弁してください。
そして学園都市線の電車で帰るのですが、快速エアポート用の6両編成でuシート車が連結されていたので迷わずコレに乗ってリクライニングシートに身を委ねました…。
こうして、1泊3日(車中2泊)、史上最大ともいえる乗り鉄旅行が終わりましたが、まさか帰りも海峡線のトラブルに振り回されるとは思いませんでした。あと1年足らずで同じ青函トンネルを通る北海道新幹線が開業しても、本当に大丈夫なのでしょうか!?
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