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2016年11月10日 イイね!

代行バスを挟んだ道東乗り鉄旅・その③(後篇)

代行バスを挟んだ道東乗り鉄旅・その③(後篇)大変遅くなってしまいましたが、ちょうど1ヶ月前、10月の連休に出掛けてきた道東乗り鉄旅行のブログもコレで完結。
東根室駅で降り立った後の行動、そして根室から釧路、そして代行輸送を乗り継いだ札幌への帰路をお送りします。




東根室駅を後にして、住宅街の道路を根室駅方面に向かいます。鉄道では1.5㎞の道程ですが、道路だと大体2㎞程度歩く事になります。
ただ、私は朝食を摂らずに出発したため、どこかで朝食を確保しようとスマホをいろいろ見ていたら根室のご当地グルメ・『エスカロップ』が食べられる店が8時台から営業しているようなので、そこへ行ってみる事にしました。




『Googleマップ』や『食べログ』を参考にしながら向かった根室駅前にある喫茶店『ニューモンブラン』は残念ながらまだ開店前だったようでシャッターが閉まったまま。このお店はエスカロップを生み出した洋食店『モンブラン』の後継店で、同店で修行したシェフが開いたお店との事。
(※画像は開店後に撮影。また根室に来た時には是非行ってみたい)



もう1店、元祖エスカロップの系譜を継ぐお店として有名なのが喫茶店『どりあん』。駅前から徒歩でだいたい10分位の『根室イオンSC』前にあり、コチラはキチンと営業中だったので店に入る事にしました。



根室はマチの規模にしては珍しく?喫茶店文化が盛んな土地柄なようで、このお店も朝8時からオープン。漁を終えて戻ってきた漁師の憩いの場となっているのでしょうか。ただ、客に漁師らしき人の姿は見えず、旅行者と思われる若い男2人組と地元の初老の男1人だけ。私はカウンターに座り、『エスカロップ』を注文。
接客担当の老婦人(おそらく創業者夫人か?)がオーダーを受け、如何にも職人気質なオーナーシェフが黙々と調理をこなす。


そして出てきた正真正銘の『エスカロップ』。
1969年開店当初から継ぎ足しながら使っているというデミグラスソースは意外とあっさりとした味わい。「コレがエスカロップの王道なのか」!と納得しながら平らげました。




やっとお腹が満たされてお店を後にし、再び根室駅に向かいます。
この建物は根室市役所。



コチラは国道44号と道道根室停車場線との交点。国道は立派な片側2車線ですが、走るクルマはまばら。
200カイリ問題で北洋漁業が衰退し、根室のマチは寂れる一方。北海道が3県体制だった明治の昔には『根室県』の県庁所在地だった時期があり、昭和中期には4万人台半ばまで増えた人口も今は2万7千人程。北方領土問題が解決すれば、マチが再び活気づくのでしょうが…。




再び根室駅に戻りました。
駅舎は市制施工の年、1959(昭和34)年築のブロック造り。




コチラ根室駅でも昨年にキヨスクが閉店してしまい、より一層がらんとした待合室。床のタイルの色が違う部分が元々キヨスクがあった場所。
かつてはローカル線の小駅にまで展開していたキヨスクも、道内では主要な駅ですら閉店に追い込まれる程急速に衰退してしまいました。せめて、周辺にコンビニのない駅には残して頂きたいのですが…(ちなみに根室駅周辺に食品スーパーはあるが、コンビニはない)



コチラの画像は、21年前に撮影した待合室の様子。
キヨスクも営業中で、待合室も乗客で賑わったものですが…。
ちなみにこの時は列車も2両編成でした。



帰りに乗車する快速『はなさき』までまだ1時間以上ありますが、がらんとした待合室で過ごす事に。
ところで、今回の旅に使った乗車券ですが、指定席特急券込みの『Rきっぷ』に代わって3月ダイヤ改正から設定された『乗車券往復割引きっぷ』の札幌~根室間(¥13,430、特急券は別売り)。ただ、今回の旅だと札幌~トマム間の自由席特急券の往復分だけ追加購入すれば良いので、不便な分お安く旅が出来るという事になります。ついでに云えば、10月8~23日の間の連続3日間乗り放題となる『秋の乗り放題パス(¥7,710)を使うともっとお安くなりましたが、札幌~新夕張間を普通列車で移動しなければならず、時間的に厳しくなってしまうので諦めました。




10:49に釧路からの普通列車5627Dが到着し、折り返し11:08発の3628D快速『はなさき』となります。車両はキハ54 521(
釧クシ)

往路に乗ってきたキハ54 507は方向幕が『快速』だけでしたが、コチラは『快速はなさき 釧路』と表示されています
(その代わり側サボはナシ)。




根室駅舎に掲げられていた花咲線のシンボルマーク。かつてはキハ54にも貼られていましたが、いつの間にか見られなくなりました。花咲駅が消えた今、この路線名自体虚しく思えてくる…。




釧路行き快速『はなさき』は乗客10名程を乗せて根室を発車。
運転士による珍しい『アルプスの牧場』オルゴール付発車アナウンスです. (短い区間ですが前面展望動画。お時間のある方はどうぞ↓) 





席に戻って再び車窓を楽しみます。最果ての景色は何度見ても美しい。
(落石~別当賀間の太平洋。対岸に見えるのは落石岬。)




『ルパン三世』の原作者モンキー・パンチ氏の出身地である浜中町の代表駅・浜中。とはいっても、実際この駅のある辺りは小集落に過ぎず、町役場のある霧多布までは10㎞近くの距離があります。ココではルパンの等身大パネルが飾られていました。




この快速『はなさき』は、かつての急行『ノサップ』と同じく厚床、浜中、茶内、厚岸にしか途中停車しない速達タイプ。
ただ、列車交換のある茶内では6分も停車し、せっかくのダイヤもムダな気がしますが、鹿など野生動物の侵入に伴う遅れを調整するという意味もあるのでしょうか。
姉妹列車である3629D根室行き快速『ノサップ』と交換。今もその名跡を残すのはこの1本だけ。3月ダイヤ改正まではもう1本、深夜に根室を発車する便がありましたが、利用客僅少のため減便の対象となってしまいました。




糸魚沢~厚岸間の厚岸湖。車両後部の窓から撮影。


厚岸では小学生の一群ら10数名の乗客が乗ってきて、車内は一気に賑やかになりますが、その小学生の乗車マナーが何とも悪いこと…。座席が空いているにも関わらず、周りとオシャベリしたいがために通路に座り込んでる女子がいて、私がトイレに立った時に避けようともしないのです。ソイツの親はきっとDQNですな…(-_-;)



厚岸を発車後に見える厚岸湾と大黒島。



門静~尾幌間で、並行する国道44号を走っていたくしろバスの『ルパン三世ラッピングバス』と出会います。



釧路川を渡ると快速『はなさき』の旅もフィナーレ。



そして、釧路駅5番線に到着しました。



2番線には例の『ルパン三世ラッピングトレイン』が根室行き5631Dとして発車を待っていました。残念ながら今回は乗車する事ができませんでしたが、次回はJR釧路支社のHPに掲載されている運用表を参考に乗りに行こうと思います(果たして…その頃まで継続されているのかな?)




撮影をしていたら、前日に乗ったキハ283系の帯広発臨時快速9331Dが1番線に到着しました。この車両が折り返し、帰路に乗車する帯広行き臨時快速9310Dとなります。この画像だと、ルパンが283系に向けて銃を向けているように見えますね(^^;)



発車まで約1時間半の待ち時間があり、車内清掃中なのでその間に昼食として駅舎内にあるそば処『霧亭』に入りました。JRの多角経営の一環として同社発足当時からある息の長いお店です。店内には国鉄時代の古い路線図や、1983年に特定地方交通線廃線第1号となった白糠線の『白糠⇔北進』サボなど鉄道ファンが喜ぶ品が飾られています。



私は天丼とそばのセットを注文。そこそこお味も良かったです。



昼食を終えて、車内清掃が終わったようなので改札をくぐって臨時快速に乗り込みます。LED発車案内板の行先は『札幌』と表示されていますが、あくまでも2回乗り換えてのハナシ。廃線となった士幌線の十勝三股行き(『糠平からバス代行』)を彷彿させる…。



帯広行き臨時快速9331Dはキハ283系(札サウ)の5両編成。




私は前日と同じ1号車に乗車(キハ283-4)



14:50に釧路を発車。
車内探検はしなかったので全体の乗客数は不明ですが、3連休の最終日、なおかつ札幌への最終便なので往路の帯広→釧路の臨時快速よりは乗客が多いように見えました。

臨時快速は途中の白糠、浦幌、池田と停車し、同じ停車駅の『スーパーおおぞら2号』並みの1時間25分で15:30帯広に到着。
トマム行きの代行バスは駅の南口から発車します。




代行バス6便は3連休の最終日という事もあり、乗客が多い事を見込んでか5台体制。先頭1号車のみジェイ・アール北海道バスで、他はすべて旭川電気軌道からのチャーター。



私が乗ったのは旭川電軌の3号車。またも先代のエアロクイーンでした。欲を云えば2号車と5号車に使われていた最新型のエアロエースに乗りたかったなぁ…。
ただ、乗客は往路のように詰め込まず、2人掛け席を1人で使えたのでその分快適だったかも。




代行バスは16:45に夕闇迫る帯広を出発。



音更帯広ICから道東道に入るのですが、道路情報板には「十勝清水→トマム 渋滞14㎞」とイヤ~な表示が…。
十勝清水ICを過ぎて峠越え区間に入ると、やはり渋滞が始まっており、低速で辛うじて流れていたと思いきや、完全停止…orz
その後動いては止まるの繰り返しをしているうちに、バスの到着時刻18:15を過ぎてしまいました。




結局、トマムに到着したのは定刻より7分遅れの18:23。このような事態も起こり得るので、代行バスの所要時間と乗り継ぎへの時間に余裕を持たねばならず、札幌~帯広・釧路間全体の所要時間は延びてしまうワケです…。



代行バスの乗客は一斉にトマム駅舎へゾロゾロと吸い込まれ…



札幌行きの臨時特急9010Dに乗り込みます。車両は261系の6両編成。



私は往路と同じ2号車に乗車(キハ260-1106)



代行バスは遅れても、乗客は無事全員乗り継げたようでトマムを定刻の18:36に発車。臨時特急に乗り継いだのは120名弱程度で、3連休の最終日、なおかつ札幌への最終という事もあり往路よりは乗客が多かったですが、平常時の特急と比べるとやはり少ないかも。
乗降口に近い先頭6号車が30名程の乗客が乗っていましたが、後部車両に行くにつれ少なくなり、1号車のグリーン車は乗客ゼロで終始。



9010Dは20:15に終点・札幌に到着。根室~札幌を通しで移動するのはなかなか大変なコトでした。
いちおう、今回バス代行だった区間も年内には復旧する見込みなのでまた来年、『スーパーおおぞら』乗り継ぎで根室へ行こう!




札幌からは学園都市線に乗り換えて帰宅なのですが、その733系6両編成が『快速エアポート』用の3000番台で、この増備のお陰で、札幌圏の近
郊電車
6両編成ならuシート付き編成に当たる確率が高くなりました。東京圏の近郊電車だとグリーン車相当の設備にも関わらず、『快速エアポート』以外の列車に連結されていれば特別料金不要で乗れるワケで、いわゆる『乗りドク列車』という事になります。そのuシート車に乗って旅の締めとさせて頂きました。




というワケで今回の旅が終わりましたが、乗り鉄ネタはまだまだ豊富にあるので暇を見てアップしていきたいと思います。
(そういえばこの旅行のちょうど1年前に、『急行はまなす』に往復乗車してきたのですが、その時のブログはもう少しお待ちください…m(__)m)


(長々とお付き合い頂きありがとうございました。)
Posted at 2016/11/10 22:41:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 鉄&バスネタ | 旅行/地域

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