久しぶりのみんカラブログアップです。
私、9月後半に風邪で体調を崩し、10月は鉄道趣味に没頭していたため殆どみんカラに関わっておらず、長い間放置プレイ状態でした。どうもすみませんm(__)m
尚、ここ暫くは鉄ネタ記事ばかりの状態で、肝心のクルマのネタ切れという事もありました。鉄ネタに関しては別HNで
Yahoo!ブログに移転させて頂きましたので、興味のある方はご覧頂ければ幸いです。
さて本題。先日3日の祝日のオハナシですが、妻が子連れで出かけたという事もあって私は一人で出かける事を許されたので、久しぶりに本格的なドライブに出かける事になりました。実は先々週には室蘭まで走ってきたのですが、あくまでも「鉄」趣味目的だったので純然たる長距離ドライブはお盆休み以来の事です。
3日は残念ながら札幌は雨が降ったり止んだりという生憎の天気でしたが、おそらく私は今年最後の連休となってしまいそうで、このような長距離ドライブもまたしばらくできそうにないと思い、雨の中のドライブを決行しました。今回の目的地は十勝方面です。
朝8時半前に出発、札幌から道央道~道東道を東へ。この日は交通量はそこそこ多かったですが、比較的安定したペースで流れており、音更帯広インターまでの所要時間は2時間強で済みました。
同インターで高速を降り、以前立ち寄った「道の駅おとふけ」へまず立ち寄ります。今回の目的は2階にある中華バイキング「桃花」でランチを食べる事ですが、オープンの11時までちょっと時間があったので1階の売店でお土産を買って時間をつぶしました。
11時を回ったのでさっそく2階の店内へ。中華だぁ~い好きの私は以前からこの店に行ってみたいと思っていたのですが、いろいろあって実現できず、ようやく今回初めての来店となりました。
バイキング、つまり食べ放題なので前金制なのですが料金は980円!いくらランチとはいえ千円でお釣りが来るとは!(ディナータイムは200円高)思わずレジ係に「いくらですか?」と聞き返してしまいました。
開店直後だったのでお客は他に1組しか来てませんでしたが、料理はまだ全品揃っておらず、先にあるメニューから取って食べる事に。そのうち料理が出揃って来た頃には客も増えて店内も賑やかになってきました。混雑時は大皿料理が来てもすぐ空になってしまうみたいなので、ピーク時の前に店に入って正解でした。
バイキングではありますが、いずれも中華の基本の味付けがしっかりしており、価格の割には美味で、特にチャーハンについては3杯も食べてしまいました。初めてバイキングで元を取った!と思える店に出会いました。「こんなにいっぱいいろんな料理が食べられてこの値段でホントにいいの!?」ですよ!!札幌にある某リゾートホテルの中華バイキングより安くてウマい!!残念なのは締めのデザート類が大した事なかった事かなぁ…。それでも肝心の料理が満足できたので非常にオススメの店といっても良いでしょう。
お腹も心も満足した処で、道の駅を出発。国道241号線を北へ向かいます。
同国道は、1987年に廃線となった旧国鉄の
士幌線と並行して走っていましたが、南部の区間は農業地帯なので線路跡はおろか路盤の盛り土まで撤去された区間がほとんどで、鉄道の面影を感じさせる場所は士幌駅くらいしかありませんが、糠平手前の山間部に入ると廃線跡が比較的残されており、有形文化財に指定されている有名なアーチ橋群が所々に見る事ができます。
もうちょっと早い時期に訪れていれば、紅葉が見れたのですが…。
そして、糠平ダムを見ながら進み、国道から一段下がった所にある糠平駅跡の鉄道資料館に立ち寄りました。前回訪れたのがいつだったか憶えてませんが、C34ローレルに乗っていた10年以上前だったか…。
しかし!休館中だったのか係員は不在…。それでも入口の扉は開いており、中を覗いてみると施設内のメンテナンスをしていた作業員がいたので一声掛けて一応入らせて頂く事ができました。
上士幌町鉄道資料館の建物。
展示車両はヨ3500形式の車掌車のみ。ちょっと寂しい気もします。
館内に保存されている士幌線関連資料の数々。
ところで、同資料館は大画面モニターで帯広~糠平間の前面展望ビデオ(当時としては貴重な映像)を視聴する事ができるのですが、係員がいなかったので勝手に見るのは遠慮させて頂きました…。
士幌線といえば、末端の糠平~十勝三股間が1978年暮れから列車の代わりにバス代行で運行されていた事でも知られていましたが、同区間に限っては営業係数が22000(つまり収入の220倍の経費)を超える極端な大赤字路線で、1日平均6人の乗客では列車を走らせる事の必然性がなくなったための措置でした。しかし、糠平湖沿いの秘境を行く路線なのでノロッコ号のような観光列車を走らせれば人気も出たでしょうが(それでも到底黒字は不可能だが…)、当時の国鉄にはそのような発想を浮かべる余裕などありませんでした。それでも沿線には帯広のベッドタウンとして人口増加が続いている音更町を擁しているので、「愛国から幸福ゆき」の切符で名を馳せた広尾線(道内の廃止路線の中では輸送密度が高かった)とセットで観光・通勤路線の第3セクター鉄道として残せなかったものかと思ってしまいます。まぁ、唯一道内で3セク化されたふるさと銀河線ですら結局廃線になるのですから、ムリな話ではありますが。
鉄道資料館を後にして、糠平湖アーチ橋群の中でも特に有名な旧線の「タウシュベツ橋梁」は国道沿いにある展望台の駐車場の位置がわかりづらく、通過してしまったのでまたの機会に立ち寄るとして、糠平湖の北端に立ち寄って撮影。
時折士幌線の廃線跡と併走し、旧幌加駅跡を過ぎると第五音更川橋梁のアーチ橋が見えます。並行する国道の橋から撮影。下を流れる川からは結構な高さがあるので、スリル満点です。
士幌線の終点だった十勝三股を過ぎ、三国峠を目指します。ちなみに私がこの区間を初めてクルマで通ったのが1994年の秋でしたが、廃線当時からそのまま残されていた十勝三股駅の鉄道施設はその直前に撤去されてしまい、ことごとく更地になっていたので非常にガッカリした思い出があります。
向こうに見える大雪山系の山はうっすら雪化粧をしています…。
峠に近づくにつれ、雨が雪に変わってきました…(汗)。実はまだ夏タイヤ(爆)
三国峠の頂上手前の橋からは樹海と先ほど通った国道を眼下に見下ろす一大パノラマが楽しめます。そして三国トンネルに入ると峠は下りとなり、上川管内に突入です。
トンネルを抜けると、そこは雪国だった…!!
実は峠のはるか手前の道路情報板に「三国峠 夏タイヤ通行不可」と表示されており、それを無視しての強行突破…。まぁ昼間だから路面凍結する事はないだろうとタカをくくっていたのですが(よい子はマネしないでね)、上川側がこんなに真っ白だったのにはビックリでした。しかし路面は濡れた状態で、スリップの危険はなかったので一安心。
そして大雪ダムを見ながら国道39号線に合流し、層雲峡を過ぎて上川からは旭川紋別道~道央道経由で札幌に無事戻ってきました。
夏タイヤでの遠出はこれで最後かな…。今年は例年より残暑が厳しかったので札幌の初雪はまだなのですが、来週の週間天気にはついに雪マークが登場。またイヤな冬がやってくると思うとウンザリですなぁ…。