またまた鉄ネタになってしまいましたが、どうかご勘弁を。
なかなかヒマがないと云っておきながら、どうしても書かずにはいられませんでした。
本文に入る前に、ひとつお礼を云わせてください。
以前『
臨時寝台特急北斗星30時間の旅①(札幌→函館) 』という、4月3日札幌発の北斗星に乗った時の模様を記したブログをみんカラ上で発表させて頂きましたが、なんと!私・nigomaru GTの当ページにおいて7000PVを越え、トータルPV数トップになりました。しかも、
Yahoo!や
googleで『
北斗星 ブログ』と検索すると上位に出てきます
(そのうちラストラン関連のブログに隠れてしまうのだろうけど)。
(すみません…webページの画像をコピペする方法がわかりませんm(__)m)
それだけ沢山の皆様方にお読み頂いているという事なのでしょうか。
この場を借りて、深く感謝申し上げます!!
ありがとうございます!!<(_ _)>
さて本題。
寝台特急『
北斗星』のラストランも無事終わり、日本における『
ブルートレイン』の歴史の幕が下りて早、10日が経過してしまいました。
その正真正銘・ラストランとなった22日の札幌発のチケット争奪戦に私も参戦したのですが、あえなく徒労に終わってしまいました…(涙)
発売日である1ヶ月前・7月22日の早朝4時半から札幌駅に並び、5時40分の『
みどりの窓口』オープン時に事前申込書を提出して『
10時ジャスト打ち』をしてもらえる10名のうちの1人になる事はできたのですが、結局同駅では私はおろか他のすべての購入希望者が買えなかったという、残念な結果になった次第です。
4月から北斗星は臨時列車に格下げになり、私は偶然キャンセルを拾う事によってその臨時列車としては初である4月3日の上野行き「8008レ」に乗ってきたので、同じ8008レの最終列車にも乗りたかったんですがね…。
さて…チケットは取れなかったけど、札幌に住む『鉄』として北斗星の正真正銘ラストランを見送らずにはいられないので、多忙な時期だったとはいえ22日は仕事を調整して早く切り上げる予定でいました。それでも予定より大幅に早く終わる事ができたので上野発ラストランを出迎えに札幌駅に向かおうと思ったのですが、微妙な時間だったので1つ隣の桑園駅で札幌運転所に向かう回送列車を撮影する事にしました。
学園都市線側の3・4番ホームで撮影した、下り札幌行きラストランの任務を終えて札幌運転所のある手稲へ向かう回送列車。ここにきてようやく、先頭から最後部までストレートに入ったフル編成を撮影する事ができました!
先頭は、
以前乗車した4月28日上野行きと同じ1138号機。私、同機がラストランに充当される事を以前から予想していたんですよ(^^;) ちなみに3月14日に札幌に到着した下り定期列車のラストランでも次位に連結されていました。
最後尾はオハネフ25 215でした。臨時化初めの頃はオハネフ25の初期車(折妻)が最後尾(11号車)に連結されていましたが、その後はずっと切妻タイプの200番台車が11号車の運用に就いていたようです。
撮影後は、ラストラン北斗星が出発する札幌駅へ移動。
同駅で発売されている記念硬券入場券をみどりの窓口で購入。
いちおう、発売初日の6月22日に1枚だけ購入済みだったのですが、ラストラン出発日である8月22日の日付が欲しくて結局3枚も購入。中央の券番は「5001」…あと少し早く買っていればキリ番だったのに!
右の1枚は、この後ホームに入場するために実際に使用したので改札スタンプが押されています。
札幌駅の他、長万部、八雲、森、函館の4駅で発売されており、7月初めに「収集ツアー」で函館まで遠征した際に全部揃えました。
北海道キヨスクから発売されている『
ありがとう寝台特急北斗星 オフィシャルブックレット』に添付されているホルダーに収めると、こんな感じ。
左のクリアファイルは、同ブックレットにセットされているうちの1つですが、いわゆる『宇宙軒カーブ』での写真が使われています。
ちなみに、収集ツアーのついでにロケハンがてら伊達市にある『宇宙軒カーブ』に行ってみようとしたのですが、そこに辿り着くまでの道がものすごい悪路で、クラウンで入っていくにはあまりにも無謀だったので諦めました…orz
入場券購入ついでに?ラストランの空席を調べてもらいましたが、当然ながら満席。まぁ、4月3日当日のロイヤルゲットで一生の運を使い切ってしまっただけに奇跡など起こるハズもありません。21日の上野発ラストランには乗車日が近くなってからキャンセルが若干出ていたそうですが、果たしてこの正真正銘ラストランではどうだったんでしょう…!?
ちょうどお昼時だったのでパセオの地下にある喫茶店でランチを済ませ、それでも入線まで約2時間半ありましたが北斗星が出発する4番ホームにとりあえず行ってみる事に。
見ての通り、まだ誰も陣取ってません。
「ヨシ!!」
ラストランが近づくに連れ、どこの撮影地に行っても道外からの遠征組で混雑していて我々道内ファンの入り込む余地がなかったですからね。基本『乗り鉄』である私ですが、ここは『
道民の意地』として最後の入線シーン撮影のため一番乗りして粘る事にしました。
この日は3・4番線ホームの苗穂方端っこ(つまり、DD51の停車する方)はマスコミゾーンその他の理由で始発から入場制限がかけられていましたが、桑園方についてはそこまでの規制は掛けられていません。
しかしホーム端の柵と柱にはV型にトラロープが張られていました。以前撮影に来た時にはなかったのですが。これなら入線シーンを押さえられる人数も限られてしまいます。
私が来て5分後位に、やはり撮影目当ての撮り鉄さんが来られたのですが、彼は私が来る前に一度来ていて、誰も一番乗りしていなかったのでその場を離れていた間に私が来てしまったそうで…。ゴメンナサイ(汗)
札幌駅では定期北斗星ラストラン以前から撮り鉄対策として3・4番と5・6番ホーム上に警備員を配置していますが、さすがに正真正銘ラストランであるこの日はいつもよりその数が多いようです。14時前位にその一群がホーム上に現れ、何やらミーティングをしています。
14時頃から後ろに並んで入線を待ち構えるファンの数が増えてきました。
真夏の暑さはピークを過ぎたとはいえ、この日は晴天だったので強い日差しの中待つ事になりますが、時折入ってくる列車を撮り鉄しながら粘ります。
画像は我が学園都市線の末端で活躍しているキハ40の石狩当別への回送で、近郊型電車や特急列車が行き交う日中の札幌駅に単行気動車が入る珍しいシーンです。
粘りに粘った2時間半。
16時02分頃、ようやく、桑園方からDD51重連に牽かれた『北斗星』が現れました!!
『北斗星』のヘッドマークを装着したDD51、そして24系フル編成が札幌駅に入るのは本当にこれが最後。
先頭はキリ番の1100号機で、次位が先述の1138号機。
上りの入線シーンは光線状態が非常に悪い中での撮影になってしまうので、編集にて画像を調整しています。
ラストランを見送りに来た総計1500人という人々に出迎えられ、最後の北斗星がホームに進入します!
到着するや、今度はカニ24のテールマークを撮るのにホーム端が身動きもできない位にゴッタ返し、DD51をバッチリ押さえた代償としてテールはこんな画像しか撮る事ができませんでした…(^^;)
入線から発車までは約9分の短さ。
その間に鉄道ファンはじめ見送りに来た人々は発車前の様子をカメラに収めていきます。
このように、車内からお手製のメッセージボードをウインドウに貼りつけられているのが目立ちました。
定期列車ラストランの時もそうだったのですが、今回も5号車乗車口付近で乗務員室から発車合図を送る車掌の様子を動画で撮影しました。
LED発車案内の『北斗星』の文字も、明日からは表示される事はありません。
(お見苦しい動画ではありますが、お時間のある方はご覧ください↓)
こうして、多くの人々に見送られながら、札幌駅から最後のブルトレ・北斗星の最終列車が去っていったのです。
北斗星が去った後のホーム。
余韻に浸る人、ラストランを見届けたらサッサとホームから離れる人など、様々。
乗車口案内札をカメラに収める人もおりました。
その『
北斗星』の乗車口案内札。これも明日からはもう見る事もできません。
最後の寝台車付き急行列車『
はまなす』にも既に『葬式鉄』が殺到している状況で、まだ青森~札幌間を通しで乗った事のない私はいつ乗りに行けるのだろうか…(
本当は4月29日の新幹線の停電トラブルがなかったら乗れたんだ!!(怒))。
さらば!北斗星!!
…もともと道内のJRばかり乗り鉄していた私にとって『北斗星』という列車は縁遠い存在でありましたが、それでもいつかは乗りたいと思っていた夢を温め続け、デビュー20周年の2008年に新婚旅行でそれを叶える事ができ、思い出の列車になったのでした。
そんな北斗星も車両の老朽化や北海道新幹線の開業準備に伴って今年3月のダイヤ改正でついに定期列車としての運転に終止符を打ち、臨時列車としてしばしの復活を遂げた北斗星に「コレが最後」のつもりで乗った4月3日上野行きも、度重なる奇跡とトラブルの連続で私の乗り鉄史上最も強烈な出来事となり、一生忘れられない旅になったお蔭で北斗星に対する思いがさらに深まったというのも事実でして、その後さらに札幌発の列車に2回も乗ってしまったのであります。
えっ?2回!?
すみません…4月28日の後にもう1回臨時北斗星に乗って上野まで行っており、コレが正真正銘最後の乗車となりました。
その時の様子は改めてブログにしたいと思います。
(今回はとりあえずこれにて完。最後までお読み頂き、ありがとうございます。)