
7月3日(日)猛暑日の中、横浜市都筑区の神奈川運輸支局構内を会場に開催されたJAFセーフィテイトレーニングに行ってきました。
東京で落選して、神奈川で拾ってもらったってことでしょうか(笑)
朝の講習でJAFの方が100名以上の応募があったとお話ししてました。
朝からげんなりする暑さでしたが、長袖にヘルメットなどが不要とあって、これだけでも助かります(^-^)
ちょっと長くなりますが、どんなものか書き連ねておきます。(長文注意報発令)
会場は、少し手狭な感じで、参加した27台を二つのグループに分け、コースも二分割で設営され、各グループで半分ずつコースを走りました。
午前中に概ね主要なドライビングテーマが集中。
いきなり、パイロンスラロームですが、パイロン間が10メートルで7個しかありませんから、中速域に達しないスラロームです。
1本目は20キロ、2本目は30キロ、3本目は各自の出来る速度域と市街地をゆったりと走る程度。
3本目に40キロで走ってみましたけど、ハスラーでもこのくらいの速度ならロールは大きくても難なく走れます。
しかし、限界を知るには物足りません。
そのためには、15メートル間隔で10本以上のパイロン設置が理想ですね。そうすると50キロくらいまで試せます。
二つ目のテーマは、急ブレーキ。いえ、ドカンとペダルを踏むので、ドッカンブレーキでしょうかね。
もちろん普段の走行中にこれをやることは、相当な危険が迫っていることでもあり、滅多にないし、使わないで済むのが一番でしょう。
ブレーキ開始位置は写真の赤いパイロンが置かれているところです。光電管が設置され車両が通過すると前方の信号が点灯します。
停止する位置の最初のパイロンまでは18メートル。この距離がとても重要です。
1本目は20キロで入り、インストラクターの合図でブレーキをかけ、5メートルくらいで停止。
ABSを初めて作動させてみましたが、物凄い作動音など壊れたか思うくらいです。
サーキットでも急ブレーキは使いましたがABSが作動する手前くらいまでなので、久しぶりでした。(笑)
笑っているのもここまで。2本目の速度30キロでは、ブレーキ踏力が弱かったか、ABSが弱弱しく20メートルも行ってしまいました。
踏むチカラで変わるのでしょうかねぇ。
3本目は40キロまで上げてチャレンジ。これは上手く行きました。光電管の計測速度が42キロで停止位置が12.5メートルとハスラーでは上出来でしょう。
18メートルの距離に設置されたパイロンの謎ですが・・・。
インストラクターの合図とか信号に反応してブレーキをかけるまでのわずかな時間にも車は走ってます。
ブレーキ開始位置で信号を認識してブレーキをかけるまで7.5メートルも走って、停まるのに11.5メートルだと18メートルのパイロン位置まで来てしまいますね。
自分のクルマがどのくらいのブレーキ操作でどのくらいの距離で停まれるか、知っているのと知らないのとでは、いざと言うときに如何でしょうか。
グループの中で交代で走るので、日よけのテントの中から見ているとABSの作動状況が良く分かります。これが作動していない状態と言うのも分かります。
午前の最後は、ウェット路面のブレーキです。
ゴムマットに水を撒いて、その上でブレーキをかけると・・・。スリップします(当たり前だ)
ここも、ABSが作動して急停止を手助けするってことを体験しました。
しかしながら2本目に30キロで進入し、ブレーキは掛けたのですがABSが十分に作動するまでゆかず、タイヤがロックした状態で20メートル余りあるマットの上を滑って飛び出しました(笑)
3本目は、しっかりブレーキを蹴飛ばし、ABSが作動して15メートル手前で停まりました(笑)
昼休みは冷房のきいた講習室で崎陽軒のシュウマイ弁当。ご当地ですね(^-^)
昼からは、スバルアイサイトⅡによる自動ブレーキの体験で、20キロで走っていてもきちんと止まりますね。(止まらければ大変だあ~)
しかし、これも障害物を感知して警告が表示されるので、その時点で急ブレーキをかければ良いことにもなりますが、それでも止まれない場合には助かるでしょうね。
こうした装置は、あくまで人の運転をアシストするものとして存在するものにしておきたいものです。
最後が、挙動変化。
先ほどの光電管のあるコースで、左か右の信号の点灯を人の飛び出しに見立て、発見して避けブレーキをかけて停まるものです。
発見して、とっさに反対方向にステアリングをきり、前向きに停めるのですが、40キロで進入すると停止位置を超えてしまいます。
自分の運転癖なのか、信号で反応すると小さくブレーキをかけてからステアリングをきるようです。
進行方向のGだけでステアリングを操作して横向きのGをかけても曲がれないのはサーキットのような高速走行で身についてしまってますね。
ふだんの走行では、しっかりと前方や周囲を予測しながら急ブレーキをかける必要のない速度で走れば良いってことであります(当たり前ですね)
公道では出来ない貴重な練習をさせてもらいました。
午後の構内の気温がアスファルトの照り返しも加わり42度もあり、インストラクターさんは暑かったでしょうね。
JAFの皆様、ご一緒させていただいた皆様、猛暑の中を一日有難うございました。
