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2013年11月08日

マツダ車が備える「人馬一体」のインターフェース

マツダ車が備える「人馬一体」のインターフェース 鶏か卵か、の話になりますが、たとえばこんな会議が有ったのかも・・・・





マツダの目指すZOOM-ZOOMが「人馬一体」という世界観で統一しようと考えて、絶対速度やパワーヒエラルキーからの脱却を目指そう。(それが可能なことはロードスターで実証済み)


さて、では「馬」はマツダがこしらえよう、ドライバーとのインターフェースが心地よく一体となれるような車づくり。その技術屋が工学的な部分と、テストドライバーが味付け部分とを練り上げた。


そうなると、問題となるのは人馬一体となれる「ドライバー」を育てることである。
そのためのツールがいる。そして出来上がったのが「i-DM」ということになるのだろう。


マツダのダイナミックフィールを生かすと、速度に寄らず車に乗ることが
①楽しい=一体感、操った満足感が得られる。
②助手席や同乗者も、Gの丸い波の上で気持ち良い。


i-DMを使って、4つのタイヤに荷重をコントロールする一体感を身に着けると、その人のドライビングセンスを生かすインターフェース(車)の評価が出来るようになる。そうすると、適当にごまかした雑な車では、運転が楽しいと思わなくなる(駄馬と駿馬がわかるように目が肥える)。
そこでマツダ車に嵌るとwww。


社長「よし!、これで行こう!」↓





んなこたぁ無い(笑)。


このような 風が吹けば桶屋が儲かる、、という深遠なるマーケティングをマツダがやったとはあまり思えませんが(笑)。

しかしながら、i-DMと、これからのマツダハンドリングが表裏一体の関係で、その戦略の中心にあることは間違いないと思います。
それにはタッチさんの「i-DMの全て」という攻略本をマツダ車のグローブBOXに標準装備(ホテルの聖書の如く)する必要がありますね(笑)。

個人的には、i-DMのアルゴリズムは十分素晴らしく、表示も今回レベルUPしていますが、一般大衆含めた、多くの人がよりそれを理解し楽しむには、数値的なもの以外にイメージインジケータのような(例えば4つのタイヤを光のリングで結んで、色・速度・明るさ(太さ)と言った表現力を持たせた表示で、先生をゴーストとして、自分がなぞるとか、先生がいくつかの個性を持って選択できるとか、自分のコピー人格をメモリー出来るとか、、そうやって車がどういう状態か、自分の何がそうさせたか、のフィードバックを得やすくしてあげたらな、と思います。ティーチングとコーチングのイメージ化です(数値にしてしまうと右脳が働かないので)

(この記事は「アクセラに見るマツダ"スポーツグレード"の行方(5)」を読んで書いたものです。)

いつになるか、次はスバルのハンドリングについて書いてみようかな。



おまけ
今度の東京モータショーは久々に、日本車が新たな価値(車を楽しむ)という視点を提案する舞台になるよう無きがします。未だにエコと効率軸だけ、パワーとパフォーマンス軸だけ、の海外勢に対して、一歩リードの感が有り、ゆえにドイツをはじめ、今回はリサーチに余念がないようです。

改めて見回してみると、日本という国はすごい国です。個性的な自動車会社がたくさん生き残っています。トヨタ、日産というマスマーケットを目指すメーカと、ちょっと立ち位置が定まっていないホンダという「技研」会社。 ロータリエンジンからルマン制覇までやったスポーツカー好きなマツダ。AWDと水平対向エンジンにこだわるスバル。私の場合は設計者の葛藤が見える車が好きで、根底にはポルシェのエンジニア(段々拝金主義者がマネージメントしてるように思いますが)と張り合える思想をつぎ込んだ車が良いですね。


それにしても、ホンダはすごい資産を持っているのに、マーケティングに生かせていないなーとつくづく思います。そして、その理由は以前各メーカについてつぶやいた如く(自動車メーカ考)、過去を否定して技術を作るDNAに、過去の成功した技術をコアにして生かす「哲学」が生み出せたらなぁと思う次第です。S660期待してます。

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Posted at 2013/11/08 22:39:49

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この記事へのコメント

2013年11月9日 2:25
S660 私も期待してます。この3気筒ターボはN-BOXで感動してすごいEGだと思っています。
コメントへの返答
2013年11月9日 12:21
taro@YSR50さん、コメントどうもです。

そーなんですかw、気合が膨らみます。近所にホンダがあって、奥さんの軽を買う時に尋ねたんですが、非常に良い営業マンとサービスが居て、ホンダも好きなんですが、惹かれる車が、消えて久しいですw。
2013年11月9日 10:03
おはようございます。

十分、トラバして頂く価値有る内容だと思いますが、、、(^_^;)
いくつかボクのブログを紹介頂いて恐縮ですm(_"_)m

ボク自身、マツダが初代アテンザ以降に傾倒した初期のゲインを高めて楽しさを演出する、云わば「子供騙し」のクルマ造りから、一体ナニがキッカケで"ダイナミックフィールの統一感"に大転換出来たのかに非常に興味があるんですが、未だに真相を想像出来ずにいます。
FLAT6さんのストーリーも、、、ちょっと違うような(笑)。

マツダ技報のプレマシー開発でその経緯は一応、紹介されているんですが、、、
http://www.mazda.co.jp/philosophy/gihou/pdf/2010_No004.pdf

この翌年にi-DMはデビューしているんですが、内容を見ると完全にプレマシー以降のマツダ車の乗り味はコレで行こう!と決めたのだろうことは伺えます。
http://www.mazda.co.jp/philosophy/gihou/pdf/2011_No005.pdf

仰る通りで、マツダ車のこの独自の魅力は、ドライバーに一定以上のドライビングスキルを要求します。
これに対してi-DMは非常に良く出来ていて、1stステージは評価基準がメチャクチャ甘いため、結構簡単に"概ね正しい"荷重移動を体感出来ます。いやはやホントに良く出来ているんです、これ。

ところが、ほとんどのユーザーがそれを体感することなくスコアやステージにばかり傾倒してしまい、ステージをどんどん上げてしまう。
当然"概ね正しい"が"ちゃんと正しい"にならないとスコアが出なくなるので、運転技術が向上せずに挫折する、という構図です(^_^;)。

思わず「活用術」を書きたくなった所以ですが、システムで改善出来る余地があり、今回のアクセラからは少し使い勝手が良くなった部分はあります。しかし、普及のハードルはまだまだ高いですね(苦笑)。
コメントへの返答
2013年11月9日 12:42
おはようございます。コメントありがとうございます。

タッチさんのPV見れば、トラバの意味もなさそうですが、結構やりとりから独自の視点も見えるかもしれませんしね。

マツダのハンドリングは、、以前書いたSA22Cの初代7から、マツダがお手本にした海外メーカの影響が色濃いと思うのですが、それでもそこは守りつつも、味付けではずいぶんと変遷を持ってるように思います。

>ストーリ、、、

違うでしょうね(大笑)。

ハンドリングについては逆説的なんですけど、ゲインの高い、反応の良いスポーツカーが良い、、という風潮(私も)のとき、印象に残ったのが初代デミオだったんですね、以前レンタカーでの山越え話を書いた気がするのですが、これがサスもへたって深いストロークするんですが、姿勢を作ってやると、下りの深いコーナで某Dの親父がドリフトしたまま、たばこに火をつけるような、、そんな安定した気持ち良いバランスにたまげた記憶があります。(787の開発者がやっていたという噂が、、)

で、アルファに近いような結構車がよじった姿勢を作って気持ち良いのと、シトロのハイドロのふわふわなのにロールせずピュッと曲がるのとか、経験すると、固くロールせずカートのようにクイック系足が、「峠」以外で気持ち良くないなどなど、。

実にさまざま奥深く、けれどテストドライバーが、おそらくメーカの品質基準である程度統一評価されているでしょうから、彼らのカラーが結局は出汁のごとく味を決めるのでしょう。そうするとおのずとそのメーカーカラーの好き嫌いに成って来ます。

今は、そのあたりにちゃんと力を入れているメーカに興味がありますね。

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結構おやじですが、若いつもりです。 バイクとクルマの二股恋愛です。 交流のある方は、基本「見たよ」代わりにイイネ押します。 その他は、文字通り、イイネ...

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