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2022年10月25日 イイね!

バイクのリズム:息抜き動画

とても貴重なカメラアングルでの、世界レベルのライダーのテクが垣間見える動画を見つけたのでご紹介。

2020年のテイストオブツクバでの動画「炎のしんたろう」チャンネルでの動画を紹介させてもらいます。(特殊なモトGPの世界よりも、現実のまだ私たちにもなじみのある領域のバイクだと思うので。出走しているバイクは公道には存在しないお化けですが、刀のイメージをまとった、中身はかなりGSXR1000R(;^_^A) ※私はこのような改造車何でもありな世界、好きですw。


ブレーキングからの一次旋回、定常円、、からの加速、、の一連の動作をフロントフォークに掛かる荷重が良くわかる動画、かつとてもなめらかで素晴らしいなぁ、とため息レベルの繊細な制御が出来ていてさすがとしか言いようがない感じ。あそこまでブレーキング強く残すのねぇ、、と感心するが公道では
無理(;^_^A

<見てほしいのは14分40秒ぐらいからの車載映像>

https://www.youtube.com/watch?v=UWfbmD6eHZY&list=PLaj5fySyS8-c8lbyM_VFE7KJ_9-O0_ykS&index=4



もう一つは、別アングル動画で、路面の先の水平とバイクのバンクの関係が、時間軸で過渡的な動きがとてもよくわかる動画。

この、一次旋回から定常円+α、そして脱出加速、、また切り返しのリズムを見ると、先のフロントフォークの荷重の入りと抜きのリズムが読めてとても参考になる動画。(速度域、負荷レベルは別次元ですが)

バイクの動き見ると、これはもう明らかに車体重心〇をうまく扱っているのが良くわかります。なぜかと言うと、芯にブレが無いからブレーキング突っ込みからの定常円につながる所の動きがセルフステアを自在に引き出して旋回力のズレによる消耗がほとんどゼロ、と言う感じでスゲーって(あくまで個人による感想です(;^_^A)。(レーサにはセルフステアを使うイメージは余りないかもしれませんが、狙う舵角をバイクが付ける、、ではなく、バイクに付けさせる操作も駆使すると、案外素早く切れる、、と思う)

この、クリップをとらえる旋回円のイメージはとても勉強になると思います。庶民の速度であっても同じ数学的な関数のカーブだからでしょうね。
ライディングフォームも、頭の位置が現実的に参考になります。


(5分40秒ぐらいから車載映像>

https://www.youtube.com/watch?v=aXboQTbHs9Q&list=PLaj5fySyS8-c8lbyM_VFE7KJ_9-O0_ykS&index=5
※9分19秒当たりに、秘孔の映像がwww(9分39秒当たりにも)。


この2つの動画で、なんか豪快に乗っている、、と思えたライディングが実際にはとても繊細でなめらかにライディングされていることにやっぱ、加賀山選手スゲー、って思ったのでした。あくまで息抜きで、頭に描くイメージとして転写。
Posted at 2022/10/25 22:18:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2022年10月21日 イイね!

バイクの乗り方 Vol.4:「車とバイクの違い-①」の巻

バイクの乗り方 Vol.4:「車とバイクの違い-①」の巻前回がバイクに乗る「ライダー自身」の特性についてのヒントでした。
次はバイクの特性についてのヒントになります。

車の運転とバイクの運転の最大の違いは、車の運転ではドライバーは「身体+乗り物」のバランスを考えなくても良いことです。車ではバケットシートに体を固定すると、びっくりするほどGセンサーの感度が上がります。ところが感度がさらに大事なバイクでは、体が自由に動くので、意識しないとGの感度も精度も下がってしまいます。




当たり前ですが、車は自立していますが、バイクは止まっているときは足で支えないと、左右どちらかに転倒します。ところが走り出すとバイクの自立力、ジャイロとセルフセンタリングのおかげで、倒れそうになってもアクセル開けるとバイクは直立しようとします。だから、路肩の無い広い道路なら、ひたすら転ばず、蛇行しても倒れないで済むので、速度が30km/hぐらいを超えると、ライダーは直進時には「転倒しないようにバランスを取りながら、、、」なんてことは考えなくなります。この状態時はあたかも車と同じように、曲がる、止まる、、だけを考えれば良くなります。(この基本はライテクを考える際の土台になります)


<ex:イメージトレーニング>
法定速度で走っている公道(;^_^Aです。直進から軽くブレーキ掛けて、ブラインドコーナに侵入します。この時の車とバイクの工程順序を比較して追いかけて見ましょう。

車の場合:
アクセルオフ(右足)、ブレーキ(右足)、車体に前荷重の姿勢を与えてからハンドルを切り始め、旋回円周と車のヨー(旋回)を同期させます。次に定常円で発生する横Gを前後輪で受け、外輪と内輪のロール剛性と釣り合うロール角で維持、そして脱出円(定常円の接線方向)にハンドルを戻して車体のヨーを減らしてゆきます、代わりに加速Gをかけて、前荷重を抜いて、後ろ荷重に。これが普通の動作で、前後Gをアクセルとブレーキで、旋回Gを両手のハンドル操作により制御します。旋回から直進に戻る時は、ハンドルを緩めれば、車のセルフセンタリング力でハンドルは中立に戻ってゆきます。

バイクの場合:
アクセルオフ(右手:手首))、ブレーキ(右手:指の握力)をかけ、同時に減速Gを受けた上体の前屈を支えます(腹筋と上腕)。そしてブレーキを緩めつつ、バイクをイン側に傾けます(Q1:この時どうやって傾けますか?)。
この時の旋回円の挙動で(倒れこみ速度)を何で制御するか?)、そして定常円に持ち込み、パーシャル(加速勝手に右手首を調節し、倒れず膨らまずの速度を維持)でクリッピングポイントにバイクを持ってゆきます(Q2:それをどこで調整しますか?)。
で、コーナ出口に向けてアクセルを開けつつ(バイクは自立して起きようとする)、バイクを起こして、直線に向けての加速でリアに荷重に移しながら加速し、バイクが直立した時点でハンドルは直進になっているハズです。



と言う具合に、車では必要の無い「転倒しないようにバランスを取る」という動作を実は向き変えで強いられています。ところが、これをライダーが「俺が」バランスを取って走っている、としたら大間違いで、バランスはバイクが取るように設計されています。だから、アクセル開けたら、バイクは基本まっすぐ走ります。ところが左右非対称に荷重をかけると、重い方にバイクはバンクし、バンクした方にハンドルは舵角を付けて、曲がります。アクセルで、速度(遠心力)とバンク角が釣り合ったところで「定常円旋回」に入り、ずっとそのまま同一円周上を回り続けようとします(実際はアクセル開けないと走行抵抗で速度が落ちるので開けて釣り合わせるわけです)。

車に疲れない運転の基本があるように、バイクにも疲れない運転の基本が有ります。それは私の場合、バイクに意思を伝えるときだけ(馬に鞭や、手綱を引くような時)は少し力を使いますが、それ以外はバイクがバランスを取るので、力は不要です。このロジックが頭の中に、「歩くときには足と反対方向に手を振る」と言う動作を無意識にやっているがごとく、操作していればそんなには疲れません。前傾での手首や首など、日常とは違う姿勢で使う筋肉は疲れますが(;^_^A

それに気が付かなくてもバイクには乗れます。それは走りだして30km/hぐらい速度が出ると、先に述べたようにバイクがバランスを取ってくれて、ライダー側は乗ってるだけで良くなり、直進するには体重をバイクの左右均等に掛けるポイントにさえ意識すれば、左右にふらつくことも有りません。その後、右に曲がろうと思い、右側に体の重心を移すと、自動的にバイクにはバンクが付いて、舵角が付いて、曲がってくれるのでその大小を感じながら適当にやり過ごすと、今度は再び直進状態を再現すればよい、、となります。

そのため、「乗りやすい」と言うバイクほど、どこで打ってもまっすぐ飛ぶラケットのように、スイートスポットが広く、「バランスを取りながら乗る」と言う状況のライダーには楽なのですが、上達はしにくいというか、スイートスポットが分かりにくい。半面色々体重移動しても、安定しているので色々とトライしても一線を超えるバランスには至らないため、気楽に乗れる。そうすると体から力が抜けて、案外体力使わない乗り方に近づいたりもします。だからこれもバイクを選ぶべき順番にもなるのですが(;^_^A。


おさらいになりますが、つまり、ライダーがバイク+ライダー合計の重心を「崩して」バイクの左右荷重をどちらかに移動することで、バランスが崩れ、バイクはその崩れた重心と釣り合うバンク角に収束するようにハンドルに舵角が付きます。そこでライダーは右手首でアクセルワークにより前後加減速でバイクが向かう旋回円のどの半径かに合わせます。それがカーブの曲率にバイクをなぞらせる「操作」と言うことに成ります。

だから、ライダーは、「バランスを取るバイク」と「バランスを崩すライダー」の合作で運動していることに成ります。それゆえライダーはハンドルに体重を乗せても、ハンドルの回転軸(ステム軸)の回転方向の邪魔をしてはいけないのです。それはバイクが自動バランスを取ろうとしている動きを、ライダーが壊すことに成るからです。(表現が難しいですが、「スラロームが旋回では無い」ということを感じ取ると、ちょっと光が差すかもw)



車と一番異なる部分がこの動作順序に有ります。
バイクでは『ハンドルは直接切るのではなく、ライダーがバイクの主にロールを通じて「切らせる」のです。』
これが人間の本能を「反射レベルで」再教育鍛錬しないといけないポイントになります。「リアステア」と言う言葉の共通翻訳が有るのか知りませんが、実際にこれを体の動きで指導や表した話は聞いたことが有りません。私だけかもですが・・現在の私のやり方は、ほうきを使って、魔女宅のキキ嬢のライテクを言葉で表せるので、それで理解できると考えています。


この「ハンドルを切らせる」動作は、バイクのジオメトリ上発生するセルフステア機能を使うものですが、公道上ならほぼすべてこれでカバーできると思っています。このための入力方法の一連のノウハウ?が秘孔ですが、それは動かし方だけでなく、その結果の感じ方とセットになっています。


バイクのハンドルの切り方には、私的には大きくは3つ領域が有って、

一つは①低速の0~30km/h未満の、バイクのセルフステアも自立力も弱い領域でのそれを補う操作。不安低でよたよたしがちな領域。

次は②30km~120km/h当たりのほぼ、セルフステアのみで不自由なく操れる領域(バイクの種類によって、この境界はかわりますけども)。

そして③それ以上の領域は、セルフステア+ハンドル操作も使う領域。


簡単に噛み砕いて言うと、この3つは
①がセルフステアが弱く、ライダーが先行して切るケースが必要(ジムカーナ的な操作)な領域
②ほぼ荷重操作のみでセルフステア任せに出来る領域。
③はバイクの立ち、セルフセンタリングが強すぎて、これを弱めるために逆ハンドル先行や、舵角抑制をする領域。ここは、公道ではあまり使わない速度範囲となるので、割愛します(;^_^A SSだと本来は、本領発揮の③の領域でこその面白さが有るものの、サーキットでしか使えない速度域ですので、腕を磨くにもサーキットに行くしかありません。(とはいえ、SSはとても精度高くセルフステアも引き出せるので、秘孔が分かれば、十分これだけで疲れ知らずに速く乗れます)


と言う所で、長くなったので、2回に分けます。
(変に伝わって、間違うと嫌だなと思ってぼんやり書くのでさらにわかりにくく迷宮化するかも(;^_^A。)
Posted at 2022/10/21 22:34:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2022年10月06日 イイね!

バイクの乗り方 Vol.3:「ヒヤリで固まる」の巻

バイクの乗り方 Vol.3:「ヒヤリで固まる」の巻車と違って、バイクは峠を普通に走っていても、「怖い」と思うことが有るのはなぜか?。
ある程度、うまく走れている慣れた人でも、道路や、天候条件が悪化すると「怖い」は有る様子。

このような感想をお持ちのバイク乗りの方は結構多いと思います。




それは端的に言えば、「車はハンドルを切れば、その切った方向に曲がる」と言うこと。ドライバーのハンドルを切るという行為=車が進路を変える、、と言う結果に直結します。(ただし、その反応速度や、曲がる角度、場合によってはアンダーステアで狙ったところまで曲がらない、、と言うことは有るにしろ、、)

しかしながら、バイクではライダーが「曲がろう」と思ったことを、即座に正確にバイクに伝えることが出来ないという特性が有ります。
だから、ライダーが時々「怖い」と感じることの大半は、「思ったように曲がらない」と言う感情が沸くことで、それを客観的に表現すると「実はライダーが思ったようにバイクに曲がる入力を入れられない」と言うことなのですが(;^_^A、うまく乗れていないケースの大半で、そのことが自覚されていません。実は普段は意識しなくても、「〇〇〇〇した」領域に入って運転しているためでもあるし、バイクがバランスを取ってくれている範疇で乗せられているからでも有ります。


「車には無くて、バイクには有る」というケースについて、ちょっと書きたいのですが、普通に走っていて、車では「ハンドルを切る」と言う動作で、「怖い」という経験をした方はあまり多くないでしょう?。おそらく超少数派だと思います。なぜなら、物理的にハンドルを切ったドライバーの「意志、思い」と、結果の車の曲がる挙動が「つながらない、シンクロしない」という経験をしないからです。途中でエンストしてパワステが効かなくて重くなったケースを味わった人はわかると思いますが、「ドキリ」とします。それは突然「思った通りハンドルが切れない」という現実を味わうからです。

車でも前輪がパンクした時、あるいは雪や何かがリンケージや、ホイールハウスに引っ掛かったとか、ハンドルが思った通り、切れなかったときの「ドキリ」は、バイクで感じる「ドキリ」と同質のものではありませんか?。

つまり、バイクに故障や異常が無くても、ライダーが、「思った通りにハンドルが切れない」と言う思いを、バイクでは結構、簡単かつ常日頃から味わう(人が多い?)ということではないかと思うのです。



身も蓋もなく言ってしまえば、多くのライダーは、バイクと一体化と言うか、一心同体に成れていないということです。車で言うところの人馬一体は、バイクの場合では、直線でしか、実現できていないケースが大半です(言い切っちゃうけど、%で表すとそれでいいかも(ライダー人口比で10%ぐらい?(;^_^A)

実態はもう少し多面的で、精神的に、いつもより速い速度でカーブに入り、思ったより先が曲がっていて、「あ、切り足さなければ・・」と思って固まる、なぜなら、それ以上インに切る手段を知らないから(無理やりハンドルをインに切るとどうなるかは経験者は知っていますけど(;^_^A)。この場合の固まる原因は「バイクを操る手段の喪失」です。


この段階を卒業して、ほぼ、思い通りにバイクの曲げ方を知っているライダーは、思った通りに曲がらなくて「怖い」と言う思いをすることはほぼ無くて、代わりに「やった入力手段に失敗した、」と思うだけです。これは車で言うなら、ハンドル切ったら思ったよりアンダー出してしまって、戻しながらアクセル抜いてグリップ回復、、でリカバーした時の「下手打った!」の自省感であって、固まることは有りません。

上の例では、車はラインを膨らんだものの、再びハンドルで内向させる手段が回復したのでクリア。バイクでも、再びインに入れる為に、何かをしますが、その時、車と違ってやはり間接的に○○を制御してバランスを取る、という作業を加えながら、修正操作をしなければなりません。その間接的な分、反射的に体が動く必要が有ります。


バイクも車のように、ハンドルを切ることが出来て、その旋回ラインが車のように直接的な、ズレの無い旋回円に持って行ければ「怖い」という感覚は無くなるハズです。それが出来るということは「バイクと○○〇〇出来ている」と言うことに成ります。


そこで最後にヒントですが、自動車学校でも、最初に「車のハンドルの切り方」を教えますが(切り方というか、持ち方含む回し方ですが)、それではバイクの場合、どう教えるでしょうか?。

ハンドルグリップの握り方や、回し方ではありませんね。

バイクのハンドルは切るのではなく「切らせる」のですが、どうやって切らせるのか?。私は今までに、それを直接教えてくれた人に出会いませんでした。自分で「そうか!」と気が付いただけです。

ちなみに、車でのハンドルの切り方、回し方に相当するバイクの部分は、ハンドルではなく、大体ニーグリップとお尻とステップの使い方になります。だから本当は最初に必要なのはライドフォームなのですが、それは逆に「必要なことを学んで一周してくると、必然的にわかる仕掛け」なので、一旦後回しにします。


私は、最初にバイクへの入力手段を教える段階では「バイク」を使いません。バイクを使ったら、同時にやることがたくさんあって初心者はそれを感じられないからです。最新バイクの6軸センサー以上の高性能センサーを人間は持っています。人間はオフロードの、険しい凹凸を自分の足で走り抜けることができます(今やると、私はすぐ捻挫しそうですが(;^_^A)。
※(文献を見ると、耳の卵形嚢・球形嚢は耳石系(先に石が載っている短い毛が密生しています)と呼ばれ、直線方向の動き・重力・遠心力を感知し、三半規管は回転運動を感知します

だからそれを無意識下から、意識下に置く練習が先に必要なのです。その時には自分自身の普段意識しない「高性能センサー」をはっきり自覚し、その感度やフィードバックを認知させる運動から始めます。それが出来て始めて、乗車姿勢やライディングフォームの作り方が分かってきます。

それを会得してからやっと「停止したバイク」に乗って、それの伝え方、使い方を習熟します。車でもへその下あたり?の3軸Gセンサーは使いますよね。映画「ベスト・キッド」だったか、この手の修行過程の話では、上達することとは全く関係ないかのような、単純な鍛錬が有り、教わるその段階では、やってる本人にはそれがどういう意味が有るのかわからない。そこで自身の自信?が邪魔して純粋な会得が出来ない。素直な人が上達する近道でもありますね。素直に続けると、やがてある場面でその効果が分かる、、なんて感じですね(;^_^A。身体のセンサーが意識の中に現れる。

うまい人はそれぞれ自己流でそこに到達しており、その過程をいつか通ったハズだと思いますし、あえて意識せずに気が付いたら体が動いていた、、となります。けれど無意識のそれだと、その後を磨いて行くのがちょっと難しくなりますよね。


初心に戻って、バイクと友達になるには、バイクを知る前に、ライダー自身の体を知る必要が有り、目の情報と三半規管による6軸センサーを意識下に認知・実感する必要が有ります。

普段人間は、無意識化にフィードバックが掛かり、転ばずに立って、まっすく歩けるわけですが、目をつぶったとたんに、転びはしないが、メッチャ歩きは遅くなります。なぜか?。高精度な6軸センサーの情報量と分解能は、時間軸で可変調整していると思われます。人間は、まず視覚情報から、現在の体の状態を客観モデルとして合致(原点補正)していると思われます。(目を開けて状態を起こすと、慣れ親しんだ自分の身体の仮想モデルがPCの中で同期して現れたかのように、そのずれや加速度を三半規管のセンサーからフィードバックし、そのシンクロが外れないようにしているように感じます。

だから、人間は、まず水平線、まっすぐ立っているか?を目視で得た情報のマップに体のセンサーを同期させているのです。なので視覚情報の水平が分からないと、マジで三半規管だけで垂直を感じ取らねばならず、その微細な目盛りからでは、差分は測れるが、フィードバックが間に合わない。オートフォーカスの望遠レンズが、フォーカスリミッタを掛けて、0~10mはフォーカスレンジから外すことで、ロスタイムをミニマムにすることと似ています。

だから、人間の水平認知と6軸センサの座標を合致させておくために、バイクのバンク角にかかわらず、頭は立てておく必要が有ります。そうすることで視覚の水平軸と体感する内耳とをシンクロさせておかないと、自分の身体にかかる重力方向を見失うのです。
ライダーがバイクと一緒に傾く座標系と、バイクは傾いても頭は垂直な場合で遠心力を受けた場合を考えると、水平方向の定常円のGを感知する軸がズレるということが分かります。

<公道でなら、これが限度と思う理想的フォームのC・サロン>


自分の姿勢が決まってくると、頭を倒してもその水平との偏差を補正することが出来るようになるので、そのようなレーサは、頭も結構傾けていますね、GP500の時代と違って、フロントにもっと荷重を掛けたい現代のMotoGPは重りとして頭も使うので(それでも目線は水平を保っているように思います)。


人間の体は軟体なので、「ある姿勢」での重心(垂直軸)は、時々刻々変化しつつ、しかしその重心点を全体として制御していると言えます。こういう事を実感するために、準備運動、訓練の段階では、バイクは必要ありません。バイクに乗る段階は、最後になります。

走ったり、急激な動きの時は、視覚情報で捉えた地面を基準面に、頭の中の自分の状態をそこにシンクロさせて、肉体の動きをリアルタイムに指示、補正を掛けています。この時、、、、


おっと、これぐらいでやめておこう(;^_^A

続く
Posted at 2022/10/06 21:56:28 | コメント(3) | トラックバック(0) | バイク | 趣味

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結構おやじですが、若いつもりです。 バイクとクルマの二股恋愛です。 交流のある方は、基本「見たよ」代わりにイイネ押します。 その他は、文字通り、イイネ...

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