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2015年11月22日

フォレスターm/c車に試乗しました(SJ-D型)

フォレスターm/c車に試乗しました(SJ-D型)
いわゆる年改版ですが、好調スバルは力の入った改良をしたとの前評判で興味津々なフォレスタでしたので、冬タイヤ空気圧調整を兼ねてDSでお邪魔しました(ほんとにお邪魔(;^_^A)。






注目のヘッドライトは試せませんが、それ以外に基本進化を探ります。グレードは2.0I-Lアイサイトです。FB20の一番の売れ筋?かなと思います。



最初に結論を申しますと、素晴らしく良かったです。


さて、準備していただいた車に乗り込むとまだ100kmのピカピカです。暖気ランプがまだ消えない状況でしたが、ゆっくりスタート。この時点でCVTはさらに進化したことを実感。出足のリニアリティはもう全く違和感なし。左折で国道に出る瞬間から剛結な感じでおそらくロックアップタイミングがさらに詰められたのだと思いますが、直結感があります。



最初だけIモードで様子を見るとやはりおとなしく、加速勝手でも2000回転までを保って車速を上げ、抜くとすぐに1500回転辺りに落ち着きます。はっきりわかるのはこれまで聞こえたCVTの微かな「みゅーん」という音がもう、聞こえません。 ロードノイズも小さく角の取れた音で、静粛性も確かに向上。(ターボだとどうだがわかりませんがそれもいずれ乗せてもらう予定です)

静粛性は、インプレッサ→フォレスター(=インプHV)→レヴォーグ→B4と言う感じ。レヴォーグとS4はB型になってから、私のB4を若干上回るレベルになりました。今回のフォレスターは軽負荷巡航時は、今の愛車とほぼ同等と言う感じです(質感は違いますが)。


Iモードで、60k程度の巡航モードになったところで、軽くアクセルオン、オフをやってみるとオン側はちょうど良いレスポンス、オフ側はコースティング風にエンブレの無い領域が約1~2秒あり、その間にアクセル足せばそのまま、入れなければエンブレに移行。速度調節はやりやすい。とは言え、2LのNAで巡航の1500まで落ちてしまうと、即加速というと、Gは十分ではあるがおとなしい。そこでSモードに切り替え。(私自身はもしこれを買ったならSが標準だと思う)

回転が少し上がって1800辺りにスタンバイ。応答性が上がると同時に、オフにした場合のエンジンブレーキもペダルの戻し量によるが、即エンブレもリニアに対応。次にステアリングを見る。ステアリングギア比が15.5→14にクイック化しましたが、それよりもそれについてくる足にセットアップされた方に感心。フォレスターは元々クロカンSUVとは行かなくても、十分な本格派SUVの能力を持っていますが、その上で乗用車よりもスポーティな走りが可能な点がWRX譲りの魅力でした。

とは言え、そうは言っても視線の高い運転席はロールを感じやすいこと、ハンドルを切ってから実際のコーナリングに入る前はそれなりの間が有り、それは通常なら何でもないのですが、これをレヴォーグやインプレッサと錯覚すると、そこは無理が有りました。

ところが、とうとう今回のフォレスターは走りに置いてはSUVとは言えないレベルに来たかも、というスポーティさ。ハンドルを入れて間髪入れずノーズが動きますが、それがロールレートの硬さから来るのではなく、おそらくブッシュ類の遊びを詰めたこと、ダンパはむしろ低速成分は高めにダンピングし、高周波時は緩めた感じで段差のゴツゴツは消えて、とても乗り心地が良い。

いつものミニ峠に入る。パドルを引いて回転域を少々上に。(新車なので4000辺りまで)
軽いブレーキングで前荷重にして、ハンドルを入れる。綺麗に狙ったラインに乗る。エンブレから加速に移るがパワートレインのガタは感じられない直結感のまま、ぐっと踏み込んで加速。次はもっとブレーキ荷重で入る。ハンドルを入れた瞬間にラインに乗るのがわかるので、ブレーキからアクセルに戻すタイミングが早い。バックラッシュのような動きは全くない。加速でリア荷重に移ると再び、ブレーキ荷重を戻して逆に切り返すとさすがにロールは大きめに出るが全く予想の範囲の動きで危なげない。おつりが出ないのだ。

連続する屈曲路で小刻みに右に左にハンドルを切るのと、アクセルのオンオフ、あるいはブレーキを入れると言った忙しい前後左右の荷重移動で走って楽しい!。わかったことはレヴォーグ以降の新しいスバルのスポーティな足りの動質に合わせて有ると言うこと。S4とも同じ質のチューニングだと思う。多分うねりやロールの低周波領域ではダンピングは高く、バネは逆にレートを下げてプリロードを上げたのかも。高荷重でのロール角はそれなりに有って、剛性は変わらないのだろうが動的な揺れは格段に減って、ピッチもロールも無駄な動きが出ない。



ちょっとどころで無くにんまりしてしまった。もちろんS4よりスポーティ、、なんてことは間違っても無いが、SUVの実用性を持ったこのルーミーな「GT」が出来たのではないかと思ったので。ターボに乗って見ないとなんともですが。


さて、80km/hの走りなら全く不足なく楽しめてこれ一台で何でもこなす万能カーです。そしてもう一つの高評価のポイントは、インテリアの質感です。残念ながらインプレッサの持ち越し感たっぷりなレヴォーグやS4と違い、SJフォレスターは北米での大ヒットしました、それゆえ実は4代目頃はスバルの屋台骨であったレガシィに加えて、新にスバルはフォレスターの可能性を読んでSJフォレスタは、これと双璧を成す2本柱に育てました。それはスバルが狙ったことで、だからXVとは異なる新たなステージをスバルがSJフォレスターに与えていたのです(もちろんコストも掛けたが元もとれたヒット作)。つまりWRXからレヴォーグ(S4)だが出来たことの前例が実はXVとフォレスターの関係だったのです。なので、今のSJフォレスターのインテリアの世界観はBP、BL型4代目レガシィに一番近いと感じています。

今回、おそらくVIZIVとなる?次のFMCまで3年程度かかることも視野に実質M/Cとしたのだと思います、同時にこれで現行スバル車のハンドリング、乗り味はみんな統一された感が有ります。今日乗ったハンドリング、走りの質感はインプレッサHVスポーツに非常に近いものでした。

試乗の方は、いつもの段差S字が工事中なのでショートカットして、まったり巡航直線をツアラーとして走って見ましたが、目線が高い、、と言う点を除けばコンパクトレガシィと言えなくも無い。風切り音、ロードノイズ、動伝系の音。これらが一クラス上の静かさ音質になっていると感じました。これに非日常を持ち合わせたパワーが有れば、非常に楽しみ。

追加補足)ちなみに瞬間燃費計を見ながら走った感触では、私の場合街乗り14~15km/Lが実力かなと思いました。いつもの平均燃費を出す負荷あたりで15km弱を指してましたから。



ご興味のある方は、ぜひ試乗してみてください。

感想を営業、フロント交えて話したけれど概ね同じ感想で、走りの質がレヴォーグなどの新世代スバルの足になったこと、そして最新のフィードバックが効いて一番乗り心地良いかもと言う点。あと、コスパも一番フォレスターはいいかなと。(B4のDITは出ないかねぇw。)

話は変わりますが、試乗後、コーヒーを頂きながら2015年版 スバル技報を読んでいたら最後の方の少し、ガチな技術論から離れたとこで 坂崎氏の懸架に関する話が載っていました。


私には大変な発見が有って、「スバル車独特の乗り味」の一つが分かった気がしました。目からうろこ。普通はこう、というセッティングのポイントが有るのですが、他社と違うところを狙っていて、
(@_@;)。・・だからかー、と痛く納得した次第。

イントロをUPしますので興味を持った方は是非スバル技報を読んで見てください。面白いです。

(私は一旦読んだ後、カメラでスキャンして来ましたw)
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Posted at 2015/11/22 22:43:14

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この記事へのコメント

2015年11月23日 19:35
FLAT6さん、こんばんは。

とても興味深く何度も読ませていただきました。

同じくD年改を終えたXV標準車のインプレも期待したいです。

フォレは三代目以降初代で打ち出した都会派クロスオーバーから路線変更しちゃったので...

VIZIVは大きくなるのか小さくなるのかどちらへ進むのでしょう?
コメントへの返答
2015年11月23日 20:56
乃亜さん、こんばんは。

良い旅行だったようで何よりです。

XVについてはHV版しか乗っていませんが推定は出来ると思います。

おっしゃるように従来のフォレの役目はXVに譲り、フォレはより北米向けに「クルーザ」やGT的なSUVに移行しましたね。

今回のセッティングはさらにそこがはっきり進化して、同等のホイルベースながら揺れやピッチングが抑え込まれた重厚な動きになっており(これは同じXVでもHV系の重さを生かした味付け)。

対してノーマルXVはインプレッサ系の軽快さ、機敏さを生かしており、その方向で詰めてあると思いますよ。

なお、VIZIVに関しては風説が蔓延で不明ですが、次期フォレが肥大化し、国内専用レヴォーグのSUVのような位置付に分かれ、さほど大きくならないのでは・・と思いますがさて?。

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