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イイね!
2017年07月29日

サスペンション形式より減衰特性

サスペンション形式より減衰特性 突然ですがサスペンション

一連の次期車計画のからみで、見つけたメーカのサイトに思わぬ良質な記事を見つけたのでご紹介しておこうかなと。

次期候補車は既にかなりの距離を走ってるので、もし買ったらほぼ足回りリニューアルとなります。なので、いかほどでどんなのがあるのか、徘徊していたのですが・・・。



最近のサスのセッティングがちょっと気に入らなくて、ダンパーの減衰特性まで掘り下げたメーカ解説なり、商品説明がほしいなとおもってましたら、クアンタムの技術解説を書いた記事が、その著者の人となりまでわかるようないい記事だと思いました。

内容が、建前のレベルでなく、実務上の話で自分の思っている車の走らせ方(荷重制御)の目線から解説してくれているので、とても分かりやすい。(相当レベルの高い話なので、これがイメージできる人なら、そもそもあやしい車高調なんか買わないだろうけど(;^_^A


オーリンズはやはり筆頭で買いやすい候補であり、その特性も自分で「こうしたい」とイメージ出来てるならとてもいいと思っています。ただ、その構造上なのか、微細な調整、セットができる代償なのか、寿命が短い(オーバーホール間隔が2年w)。

一般ユースだと倍は持ってほしいなと思うんですけどね。ま、メーカの基準値がどの程度の劣化を指すのか不明ですが。


で、話は本題の(;^_^A クアンタムの人が説いてくれている技術解説なんですが、これが本当にイイ!。

最初にタイヤと車高から入って、今は空力での影響と、トレンドまで伝えてくれます。

以下は、興味のある方はサイトの以下の項目をすべてを覗いてみてください。

QRSのサイトの How to Set-UP の中で、

①車高
②スプリングとバネレート
③減衰力の調整
④プロドライバーの走り

と4項目のステップで解説してくれてます。
リンク先:ttp://www.qrs-j.com/Set-up/index.html#height
(迷惑にならないように直リンしてません。hを抜いてます。)

いままで、このレベルの(ドライバーの意図と車の挙動とダンパー+ばねセッティング)解説に触れたことは無かったように思います(得した気分(^^♪、ありがとうございます)。



以下は私見なんですが、解説の中でも、ちょっと触れてあるんですが、目地段差や継ぎ目などの高周波突き上げを嫌うあまり、減衰力の大半を伸び側にゆだねて、圧縮側をゆるくするオリジナル設定が少々行き過ぎてやしないか、と言う私は感想を持っています。都内徘徊用のファミリーカーはそれでもまあ許されるかとも思いますが、今や荒れた地方の峠を少々楽しもうかと言う速度で走ると、とても限界は低い。(余り、大きな声では言えない領域ではありますが・・・だからメーカは建前で作ってないかと思ったりする)


もともと最初に
①どんなタイヤで走るか、(減速GやサイドGの想定レベル)

②最低地上高をいくつにするか

ここから、想定エネルギーをどのストロークの中で吸収させるか、、と来て、ジオメトリ変化をどこ(1G)からプラスマイナスどうするか、、を決めます。

③んで、想定入力エネルギー(周波数とストローク量)が決まって、ばねとダンパーの減衰力が一応決まります。タイヤに入った凸成分を次の凸に備えて吸収させるには、行きと帰りのストロークが有るわけですが、突き上げは緩く2割ぐらいにして、戻りに8割ぐらい負担してもらおう、、てのが現代の「乗り心地」です。

ダンパーへの入力周波数が0.5や0.1などそれぞれの周波数に置いて、伸び側が強いと、早い話、タイヤが浮くわけです。また、圧縮側が弱いとそれだけサスストロークを食われます。すると早く伸びないと、次の凸を吸収するストロークが取れなくて、「ドン」とバンプに蹴られます。



私が楽しむ田舎峠は地方疲弊で痛むばかり。うねりや段差も結構なニュルブルクリンク状態です(もっとひどいんじゃないかな(;^_^A  )

なので、バネレートは高速で通過するうねりを受け止めるだけのバネレートとストロークが欲しい。その上で、出来るだけ縮む間のストロークでもそれなりの減衰でエネルギーを食ってもらい、伸び側をその分緩めて素早く伸ばし、次のうねり吸収ストロークを確保してほしいのだ。

綺麗な舗装路やサーキットならストロークを詰めても、その中で吸収する減衰力を高めても姿勢変化をなくす方が優先されるかもだけど、ぶっ飛ぶほうがリスクが高い峠ではもっとストロークを生かして、でも伸び側は出来るだけ速く戻したい。 これに真逆方向なのが、最近の乗り心地のいい足の傾向ではないかなと。

ただ、性能が上がったせいでフリクションが少なく吸収し、減衰力自体を有効に生み出せている分、トータルでは優秀なのかもしれない。けれども、柔らかい脚は柔らかいばねや弱いダンピングとイコールでは無いと思うと同時に、4本の緩衝ユニットに30万円の投資は高くはないのでは、、と思うのであった。私が求める車の「良さ」の30%はこれが握っていると思うから。
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Posted at 2017/07/29 21:07:16

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この記事へのコメント

2017年7月30日 17:01
こんにちは♪
先日HKSやプローバの方も言ってましたが、顧客のニーズの99.9%は「車高ダウン、ロールしない硬いバネ、乗り心地のいいショック」なのだそうです。

私もうねりのある荒れたワインディングを走るので、ストロークがありちゃんとロールするバネとそれを吸収する足じゃないと怖くて走れないわけなんですが、我々のそういうニーズはごく少数派だそうです。

STIの方も、ストリートでよく曲がる足を作りたいが、ユーザーがロールを嫌うので困っているらしいです。

そんな中、新型WRXはバネレートを下げ、スタビ径も細くしたりして、ショックにちゃんと仕事をさせるようになったようです♪(^^)
ワインディングのコントロール性がよくなったとか♪(^^)
コメントへの返答
2017年7月30日 19:14
こんばんは、コメントありがとうございます。

いわゆる「スポーティ風」なのがいいんでしょね。 つまりはサスペンションのエアロ化というか、ビジュアル化と言うか(;^_^A。 一体どこ飛ばしてるんだろうって感じです。

息子もNDで有名どこの車高調で、全くその手の足で、お手軽クイックなんですけど、遠征峠では、怖くて踏めません。

うねりやギャップがあって、荷重コントロールの難しいS字なんかが、腕の見せ所でたのしいんですが、そういうとこは減速しないと制御以前なんですよね。

ロールの内側の足と、フロントの圧縮側ストロークを常に確保したい、、って気配りして走れる足にしたいですね。 WRXはD型ではほぼオープンデフ状態で、ヨーダンピングを極力消した運動性で曲げるようにしたみたいですね。その分、4輪の接地性に配慮したのだと思います。
2017年7月30日 18:24
ローダウンして乗り心地も良くして、そこそこ安定したフィーリング・・・大半のユーザーが走る地域では流行りのセッティングが一番売れそうですよね。

コーナーリングの最中にうねりや轍、ギャップなどの外乱が多いと、ストロークたっぷりの懐の深い足廻りが欲しくなりますね。
こういうシチュエーションをヒラリヒラリと意のままに走ってくれるとニヤニヤが止まりません。
これこそがオールマイティな足廻りだと思うのですが、いかんせん街中しか走らないようなシティSUVがバカ売れする昨今ですから、売れる路線は推して知るべしですね。
コメントへの返答
2017年7月30日 19:20
コメントありがとうございます。

みんな、目立つ所で走るんでしょうかね。

ちょっと県外旅行とか、知らないけどいいリズムの峠とか、わからない路面でマージン削れませんから、サスペンションにキャパがたっぷりほしいですね。フラットさは荷重制御でドライバーが有る程度抑えれるけど、タイヤが浮いたら踏めませんしね。

結局、ミニサーキットとか、ジムカーナとか、街中なんですかね、フィールドが。 

なので、足は自分で変えざるを得ないかなと思います。
2017年7月31日 1:04
こんばんは。
おととい似たような道で空を飛び掛け、昨日はフラットな路面でロールと戯れてきた中で、改めて車の挙動を振り返る良いきっかけになりました。

自分の車はまさに長いストローク+強めの縮み側減衰で、悪路をそこそこのペースで走る分には相性が良いのですが、伸び側拘束が弱めでやはりロールが大きい。逆にいえば、長ストローク+対地キャンバー変化を大きく取れるダブルウィッシュボーンだからこそ成立するセットアップなのかな、と。
最近時多い、ストラット+撓みの少ない低扁平タイヤを、ホイールハウスの隙間少なく収めるデザインとなると、物理的なストロークも取れないし、タイヤ自体もピーキーなのであまり対地キャンバーを動かしたくない。
そうするとやはりロールを抑えたくてピストンスピード0.1m/s内外の伸びを絞め、イン側を浮かせないセットアップが必要。その結果として仰る特性が生まれるのかなぁ、と妄想しています。
そこ辺りのジレンマなのか、最近はリバウンドスプリングを仕込む例もどんどん増えてきていますよね。
コメントへの返答
2017年7月31日 22:52
こんばんは。コメントありがとうございます。

万能戦闘機としては、あまり限定条件でのみ、、の速さは意味なくてw。

トータルの乗り心地考えると、やはり長めのストローク全体で吸収するほうが、跳ねられなく安心です。が、おっしゃるように引き換えにS字なんかで、ロールでインが浮いて、そこのところのロール速度(荷重抜け)が難しいです。

本末転倒だけど、見栄え有りき、、から何とか乗れるもの、、という思考過程なのかなと。 1Gでフェンダーに隠れるぐらいのばねだと、圧側ストローク取れないので、硬いばねでそうなると当然リバウンドが遊ぶのでそのためのヘルパーでしょうが、そこの味付けまで面倒見てる人はほとんどいないでしょうねw。

私としては、ブレーキングでタイヤをつぶすコントロール感有りつつの、横Gに回す、、を荒れた路面でもなんとかならんか、、って感じです(;^_^A
2017年7月31日 7:27
おはようございますw
徹夜明けにまぶしい記事で嬉しいですw

私、車高調キットの安易な「バネ」にも辟易しております。
ヘルパースプリングまで丁寧にあしらってあり、余裕で線間密着しちゃうよね、これじゃあ(呆れ
という事でご丁寧に相当ストローク短い上にロール剛性も…線間密着はしないけれど、どうなの?的な足回りが多いのに笑っちゃいます。
(説明ヘタですみません。足変える意味が低くなるくらい本末転倒と言いたかっただけです。サーキット以外で速く走れない短い上に伸びない足が多すぎる。安くないのに)

というあたりで、私はCRUXというメーカーの足を入れる事が多いです。
基本、オーダーききますしバネも選んでおけば合わせた足回りを作ってくれます。
簡単に言えば、一般小売もやってくれるレース屋ですw
関西では割と有名なんですけれど、他の地方ではあまり知られてないですね。

ショックのオーバーホール期間が2年とか1年とか走らせ方によるけれどそれより短いとかは「何を優先させるか」で異なりますからしょうがないですよね。性能およびフィーリングとトレードオフなので。
そう考えると、そこそこの値段で売ってる純正形状なのに…というカヤバあたりのショックが非常に馬鹿にできないですw
製品寿命もそれら商品と比較するとべらぼうに長いのにSタイヤに近い特性のタイヤくらいまではついてこれたりするし…wなのにお値段は安い!とかあるから、足回りは相変わらず魑魅魍魎の世界だなぁ、と思います。

本格派wな車高調の方が性能低いなんてザラなんで嫌な世界ですよね。
コメントへの返答
2017年7月31日 23:13
こんばんはw。

やっぱり足回りは関心高いですよね。 ちゃんとアクセル踏む方は特に(;^_^A

ま、車高調は車高下げるため、、が目的でないと売れないのでしょう。

サスの動きはやはり万能とはいかなくて、一番つらいとこをカバーしてスイートスポットはやや我慢か、つらいとこはあきらめて、自分の好きな場面でベストに合わせるか、、、ですかね。 そうすると間口の広い合わせ込みにはなりますが、電子制御でカチカチ、よりはドライバー的には安心です。

ばねの非線形特性や、内部の戻り速度というか、荒巻の高応力型とか、頑張ってるのがわかる純正形状型と、その辺は切り捨てて、直巻きのピッチ可変のみで対応、、の間口ではだいぶ違いますかね。

カヤバや、ショウワのでもアフター品はコスパ高くていいのでは?とは思うものの、適合車種が少ないんですよね。 CRUXは知らなかったので、サイト覗いてみましたが、もうほとんどオーダーメイドですね。しっかり要望を伝えられれば、希望のものが手に入るのかな。

足回りは、走らせ方の自覚が有って、それがおかしくなければ詰めていけるでしょうが、ほとんどは「どうしたいか」のイメージが無い人に売るので、色んなものが有るのでしょう(;^_^A
2017年9月27日 22:14
エンジンバカですが、RS4の足の出来の良さに足回りを勉強中です。
仕事はエンジンよりも足回りに近く、自動車メーカーさんの良くも悪くもの拘りに、ヤマト運輸よろしく利益なき繁忙感に振り回される毎日です(涙)。
サスペンションのセッティングは難しいと思っとります。 車の駆動方式(FF/FR/MR/RR/4WD)による性格を商品力を高めるべく味付けする重要アイテム。
一般ユーザーは興味が無く、一方、走り屋さんにとっても固めれば速く走れるというものでは無く(速く走れるかもだが限界がシビアになり、日常の快適性は損なわれる)、ドレスアップ目的で車高を下げりゃ、見た目以外の性能はぼろぼろになる代物です。
RS4はとある公務員から呼び掛けられるような速度域での、路面のアンジュレーションに対するサスペンションの追従性は感動もので(チューニングのターゲットではサーキットでは無いと思われる)、4ドアの意味を持つ乗り心地を確保した上で、速度を問わず接地感を伴う水澄まし的なハンドリングには感心しきりです。
先日、RS4のフロントダンパーから油漏れが発覚し、ブッシュ交換と合わせて、フロントサスのOHだけで30万円台千半の出費を強いられましたが、4輪交換で60万円ほどの投資になると、良さは認めてもやっぱり高い。 車体は中古で安く買えるが、部品は新品価格(笑)。

ばねの非線形性も大事なんでしょうが、やっぱりダンパーですよね。 理屈的にはピストン速度が高まるに従い減衰力が出るものを、速度が遅いうちからどんどん減衰して欲しい。 伸び側で辻褄合わせる小手先は、高速道や荒れた路面で馬脚を表します。
レヴォーグ、インプレッサはDの試乗なので峠は走れませんでしたが、0.3G位を上限に考えた、ダンパーにお金掛かってそうな足の良く動く、チューニングに感心しました。
コメントへの返答
2017年9月28日 20:52
コメントありがとうございます。

基本的に車体を支える、荷重を受けるのはバネですが、荷重変化の過渡変化を制御するのはダンパーです。

現代のダンパーは構造上、速度の大きい時は過大に、極微速の時はスカで苦手。しかしお高い奴はこの低速でフリクションが少なく急激に立ち上がり、高周波は飽和して素直にばねに荷重を渡せてます。


それにしてもやっぱりRS4の足回り、お高いですねぇ。 私の狙っているやつも、同じ程度で、交換はたかいので、電子制御の純正は着けないつもりです。

機械的構造のダンパーは、やはりどこにフォーカスするか(速度域とストローク)で八方美人にはなれないので、アウトバーンと日本の道路ではチューニングが当然違います。

ほとんど使わない領域は破綻しなければ合格とみなして、大半を過ごす速度域での快適性に振るのは純正なら当然ですしメーカとしても誠実だと思います。スバルは相対的にショックにはコストを振っているメーカだと思います。

ひどいのは、どうせわかんねーよ、みたいな安いだけのショックで突き上げ有るのに、ふわふわなんて、ショックの苦手なところに何も金をかけていない足ですかね。ま、わかる人は交換するのでイイのかもですが。

大事なのはタイヤの面圧、荷重を急変させない過渡特性を出せるダンパーが、ムズムズ領域を走るなら大事ですね。サードパーティに変えるなら、何れにしてもどこの速度域と路面に合わせるか、が先に決めないとですけど。


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結構おやじですが、若いつもりです。 バイクとクルマの二股恋愛です。 交流のある方は、基本「見たよ」代わりにイイネ押します。 その他は、文字通り、イイネ...

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