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2022年05月17日 イイね!

パワコマVのセッテイング その3

パワコマVのセッテイング その3実走結果のフィードバックマップを作製します。

速く帰って、忘れないうちにVer02の作成、、をしたのが昨夜なので、これは5/15の話です。






朝、昨夜作り直したマップデータを車体に送ります。途中で掃除の言いつけや、ごみ出し、ワンコ用品の買い出し、とこき使われ、合間に車庫でごそごそ。


なにぶん、まだ不慣れで操作合っているのか不明ですが、前のデータを無視して送るで(上書き?)、ポジション2を選び、間違いないか、GETでPCに戻して確認、OKでした。
(車体側とPC側のどちらから見て「送る」なのか、色々ネットも見るけど見つからない。わからん。・・・でやっと理解

<データの送受信方法>
①最初にノートPCに立ちあげたパワコマアプリに「オープンマップ」で入れるデータをフォルダーから呼び出す。
②PC内に、送るデータが確認できらた、エンジン掛けて、パワコマ車体側とPCをUSBでつなぐ。(見えない場所なので、手探りでminiUSBを入れる)
ノートPCのデバイスドライバーが一部壊れて立ち上げ時に1回セーフモード経由、、が影響しているのか不明だが、USB繋いで認識させるのが最後にしないと、繋いでから起動するとうまく行かない。
③「send map」でパワコマ側に送る。このときポジション1か、2か、聞いてくるので、入れたい方を指定してOK。 これで完了。 ただ、うまくいったか確認手段が無いので、念のため、「GET MAP」で、本体側からノートPC側に吸い上げる。そして送ったものが帰ってくれば、うまくいっている、、、ということになる。

アレコレ、用事に振り回されて、今日は出来ないか、、、と思っていたがやはり走りたいので、許しを得て15時になったけど日暮れまでには帰ってくるぞと、、確認走りに。

今回はひとまずこれで完成マップなので(;^_^A、気になる点が無いか、日常領域で普段のちょいツー峠走りに出かけました。まぁ、結果は気の持ちよう、、という雰囲気もありますが(;^_^A、ほぼ生ガス臭さが消えて、音の湿り気(重い感じの音)から、ちょっと湿り有る感じの音になって、非常に軽やかになりました。そのせいか、一段と音が響き渡る気がして、冷や汗。

<チェックポイント>
①10000、6000、4000rpmあたりまでそれぞれ加速してからのアクセルオフ、でのアフターファイヤ、、ほぼ消失。連続して上げ下げした場合はまだですが、ひとまずこれでOK。(そもそも薄くしてるので、燃え残り成分も少なくなる理屈でアフターファイヤ源が減り、オフで失火しないよう、ちょい吹いてやるので)

②5速と6速の2000回転あたり微速前進からのジワリ加速での粘りのノッキング解消。これは元のデータにほぼ戻しただけ →OK。

③3速と4速の2000回転から10000回転までのフィール、どちらもほぼ同等でOK。(それにしても、きれいに回るねぇ、音が3回ぐらい共鳴域超えて気持ちいい、、フォーーファァーヒィィーー、って(;^_^A)

④5速、6速の4000からやや早めのグイ開け、同5000、同6000あたりの付きのチェックでどちらも問題なし。

⑤アイドルから動き出してからの、アクセル開度20%までの加速チェック
1,2,3,4速と問題なし。

んで、いつものコーヒー飲みに道の駅へ出かける。最後にダムへの結構な上り坂が有って、ここをワイドオープンで負荷かけて失速しないか、やってみる。、、と全く快調でOK。とてもいいです。あとは日常使いを通じて、気になる点が見つかったらメモっておいて分析することにします。

さて、これでひとまずベースは80%完了(;^_^Aとします、めちゃインスタントwww。

<1-2速>


<3-4速>


<5-6速>

※実際は1速、3速、5速と局部的に多少なまらして変えているので6枚全部が異なるマップになっています。


アクセル開度0-20%までの領域では、断然良くなったと思います。それにこれだと現在のリッター当たり16-18kmの燃費が、20km以上に伸びると思います。しばらくは調子を見るため、無駄に引っ張って走るので悪いでしょうが(;^_^A

今回は、さっくっと3回の変更でほぼ終わりましたが、これはひとえに①机上検討V00、②走行V01、③フィードバック補正V02と現行のマップに対して、狙いとパートを絞って補正を減らす側にのみ変えているためです。

①現行の走りで特段おかしなところは無く、走る分には障害の無いベースが有ったこと。
②フルエキ交換前と交換後(現行マップ)でのダイノグラフが有ったこと。
(ヨシムラカタログのグラフで、ほぼそれが同じ傾向で確認できたこと)
③限界領域(アクセル開度80-100%)は殆ど変えていないこと。それに100%領域はマイナス補正がかなり入っており、これはメーカ側のマージン補正だと思われる分をキャンセルするためのマイナスと思われるので、4速以下は殆ど0補正にしてます(安全サイド)。

また5-6速も極端なノイズは消して、大体同じ程度に均したので、パワーチェックのグラフは殆ど同じ軌跡を書くだろうと思います。
④排ガスは無視していること(;^_^A
これが最近の電スロ車だったなら、手に負えず、変化させても穴埋めしようと補正が勝手に掛かるので、いじれるのはシングルインジェクタ機までのような気がします。

もし、ゼロマップから始めるなら、ダイノマシンのあるショップで、何も変えないノーマル状態で、3速で2000からレッドまでの加速じんわり版、普通版、ゼロヨンパターンの3つぐらいのトルクとAFグラフを取って、色々カスタム後に同様のグラフを取って比較し、問題あるポイントを作りこむようにすると良いでしょうね。この時、リアルタイムでマップの座標が分かるモードでアクセル開度と合わせて、原始的だけどカメラで画面ログ取っておけば、グラフとマップの同期を見つけることができるでしょう。
フルパワーのガバ開けチェックより、基本となる使うエリアのフィールを作ることが先ですね。フルパワー領域は公道では異常な特異点でしかないし、壊れないようにAFと排気温度チェックが主になってしまう。

ちなみに、エンジンの調子はちょっと怖いぐらい調子良いものの、シフトが入りづらくなったなーと帰ってから見てみると、なんとリンケージが緩んで90度が出ていない、ねじが一本無い、などが見つかって、バックステップ回りを再組しました。知恵の輪状態で、ペダル角度をいい位置にすると、ねじが隠れて回せないとか有って、角度が合っていなかったようで、一歯ずらして修正。と言うところで日も落ちた、、 次回、また山で再確認とします。

<調整後>


最後に
その1で述べたように、基本メーカのベースは燃費、排ガス、耐久性、ドラビリ、などの満点目指したマップなわけで、まずはフルエキに変えた変化を補正する。次に、何かを犠牲にして何かをとがらす、、ということを好みでさじ加減、、と言うことなので、余り極端な補正は基本必要ないハズ、、と言うのが有ります。そのためにもノーマルと変更後の特性グラフが有ったのはありがたいですね。

ああ、やっと山を越えて、自分のものになった感がありますね。次は車検をくぐるため変更が1つだけ残りましたが、これは7月にやる予定です。

Posted at 2022/05/20 21:39:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | GSXR750 | 日記
2022年05月16日 イイね!

パワコマVのセッティング その2

パワコマVのセッティング その2考え、寝かせて、また変更して、寝かせて、、を繰り返してほぼ固まったマップが出来たのと、切り替えスイッチもできたので、今日は実走まで漕ぎ着けたい。(ちなみにこれは5/14土曜日のこと)



朝から、パワコマへのデータ転送にかかります。取説なんもない状態なので、正規の手順を知らないのでなかなか手ごわいです。 スズキ車はエンジン掛けていないと通信ができないらしいので、PCのダイノソフトを立ち上げておき、パワコマのUSBを、エンジン掛けてから繋いで認識させないと通信確立がうまくいきません。ま、1回やり直すと大体うまくいきますが。

(モード切替スイッチの設定は昨日最初に実施済み:スイッチは最初にパワコマのINPUT1をモード切替用スイッチに設定する必要があります)

で、繋いだPC側のオリジナルマップをマップポジションの2に送り込みます。
切替スイッチは本当は左手側に置きたかったけど場所が無く、右に着けたのですが、グローブつけてスロットル回した状態の手首では、親指がスイッチまで届きませんでした(;^_^A)

とはいえ、アイドル時に親指で押すのは問題ないので、ソフト上も中身がアイドルデータは補正0なので、誤作動しなくていいかも。

で、手元スイッチでマップポジションが1⇔2と切り替わることを確認。トグルスイッチは押した状態(通電)が2になっており、元の現行マップを1、オリジナルの改定マップを2にセットしました。

オリジナルマップは、冒頭のような考えのもと、1-2速用と3-4速用と5-6速用の基本3種類のマップを作ります。

そのうえで全開で使う?5-6速の80%以上の部分はパワーチェックでAFデータ取ってある現行マップのままとします。また、0-60%開度までは、ベースの約1/2に落とします。
全般に生ガスの匂いがするし、濃すぎる傾向を感じたからです。また、パワーチェックのグラフからは、ノーマル比で6~10%パワーアップなので、せいぜい20%濃いぐらいで賄えるはず、、との単純な目見です(;^_^A

<基本計画>


なので、現行のヨシムラ補正データで+19→+9と言った具合です。

で、これをベースに、3-4速はさらに1/2薄く。そして1-2速はさらに1/2薄い状態に書き換えます。これは、基本低速ギアは負荷が軽いので、燃調は薄くてもと言ってもノーマルよりマイナスは無いわけで。アクセル開度2%で+10→+5と言った変更です。加えて1-2速の80%以上開度は基本無いので、補正を0に書き換え(最大-14%入っていた)

また、アクセルオフ時のパンパン防止と、エンブレの感触を見るため、1速~4速までの6000回転以上に開度0%時に0→+2~6を壁で入れました。(5速、6速に入れなかったのは、そのギアで6000回転以上とは、そーとーな速度領域になりますし、ベースがさほど+補正入っていないので不要と考えました)

<一番薄い、1速-2速のデータ>


さて、試走です。
各ギア間で、負荷条件が変わるとはいえ、現実にはNAエンジンですし、回転数の影響とアクセル開度の影響がはるかに大きいわけで、であればざっくりこの3パターンの吹け上がりフィールを見ることで、どっちの傾向がマッチするか、わかると思われるからです。

<考え方>


どれか当たると良いな、、(;^_^A。

このように、アクセル開度20%までの領域で、1速-2速と3-4速、5-6速と合計基本は3パターンを作り、6速が現行より50%程度に薄く、1速は25%ぐらいに薄く、とグラデーションのようなマップを作り、同じようなアクセル開度バターンでそれぞれ走って、一番気持ちよかったマップを見つけることが出来れば、半分完成です。

それぞれ、元のマップと1パターン走る毎に切り替えて違いを見ます。ざっくりどっちが良いか、判定します。基本全部薄い方に振っているので、傾向としてやりすぎか、ちょうどよいか、不足か、の判断をメモします。



で、まず1速、2速の極低速(渋滞想定領域など)の具合を見ます。現行が2750rpmで最大+14補正が入っていたものが、+6程度に薄くなっています。で、いつものようにアイドルプラスアルファでの発進から、やや元気よく、アイドル巡行から5%開け、、といった条件で、スイッチで従来とオリジナルを切り替えながら、フィールの違いを確認します。結論から言うと、1-2速の低速は、薄めた改良マップで問題なし。気持ち2速でのアイドルからの少し開けは粘りが無いようにも思えますが、、、。

次に、2000回転巡行から20%開度までスロットル開度先行で、着いて来るように私のガバ開け限界程度に素早く開けてゆきます。すると明らかに現行が濃すぎて咽る寸前状態があるのに対して、やや力量感の音は軽くなった感じですが、動的には全くスッキリ吹け上がるので、これも問題なし。ただ、4000回転付近が少々パワー減った、、ような気がする。

で、次は3-4速の公道では最も重視する領域です。5000回転までは同じマップなんですが、5000-8000回転のトルクカーブの変動帯だけ、4速は+4%→+8%程度に振ってありました。3速と4速はさほど負荷に差は無く、どちらも1万回転以上回せるのでこれが有る意味、一番わかりやすいデータになります。で、こちらも個々2000回転巡行から1万回転までをスロットル先行で回転が付いてこれるレベルでガバ開けしてみます。すると、4速のフィールはベストなものでした。
パワーカーブで見るような、5000と8000回転前後の落ち込みも感じず、音色だけが変化してゆくイイ感じ。3速も同傾向ながら、若干薄い力が抜ける感じ(全くの音感だよりですが、もっと濃くてもいい、、乾き気味音)だったので、こちらは4速パターンと同じ濃さに変えます。

<4速のデータ>


最後は5-6速ですが、こちらの上は高速道路でも厳しいので、主にツーリング巡行用で、低速に落ちて行ったときの2%開度当たりでのノッキング耐性を見ます。するとこれは現行マップの方が、明らかにしゃっくり限界が高くなめらか。なので、わずかな違いですが、+1~+8を→0~+4に変えたけど、アイドルから、2250回転のアクセル開度20%までは現行のレベルに戻します。

それからエンブレ時の補正ですが、こちらは実走してみたら、5-6速も入れた方が有効というのと、5000rpnから上に設定入れたけど、3500回転ぐらいから入れた方が良いだろうと思いました。シフトダウン入れて回転はそんなに落とさないと考えていましたが、公道で、低めギアで6000~8000回転までがばっと引っ張った後、そのままスロットルOFFで回転落とすシーンはままあって、この時5000回転以下でもパンパン出たので、もう少し吹いてやったほうが消えるかなと。

総じて、燃料臭さは消えて、現行とドライバビリティの劣化は無いと感じたので、上記見直しをすれば、ほぼ行けるんじゃね(;^_^A、との感触を得ました。

それにしても、長い直線の田んぼ道で、まさに田植えの盛りで軽トラに注意しつつ、360度死角なしの場所でようやく、0発進や2000回転からの1万回転引っ張りを、アクセル開ける速さとギヤを変えつつ何度も刻んで走ると、さすがに怪しさ満点で、2キロ区間の2往復で手早くこなし、後はいつものホームコースで不都合が無いか、走ってみましたが特段の問題は感じませんでした。
(それほど、差異が小さいか、あるいは人間の感覚が鈍いか、、と言う所作だと思いますが、ようは、市販品のレベルの不都合とは思われない状況、のレベルには達した上での変化ともいえるわけです。




その3に続く(終わり予定)
Posted at 2022/05/17 17:57:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | GSXR750 | 日記
2022年05月15日 イイね!

パワコマVのセッテイング その1

パワコマVのセッテイング その1
机上のオリジナルマップを作製しましたが、その考え方の忘備録。







まず背景として、ガソリンエンジンのかなめは、「良い混合気に、圧縮と火花である」けれど、燃調の良し悪しは、最も重要。で、昔はキャブレターだったので、その調整は大変面倒で、いちいち物理的な変更を加えるために、止めて、開けて、替えて、また走る、、と言う作業でした。ただ、インジェクションと比べると良い点もあって、アナログのパッシブ制御であるから、アイドル付近、低速、中高速、加速時、、などパート分けした機構の一部を「点で変える」との周辺ポイントは吸気作業の中で自動的になだらかに変化する。
ある意味、エンジン自身が、欲するガソリンを飲み込むところが有った。ゆえに乗る方が、咽ないように開度をエンジン回転数に同調させて開けてゆく人間側が制御の補足に組み込まれた。

ところが、インジェクションでは、特に今回のパワコマ方式は、メーカのベースマップはデジタル的に、トリガー要因(回転数、吸気負圧、アクセル開度、気圧、水温、?)と言った補正係数を加えて連動する。そのベースをアクセル開度と回転数の2つの軸で、なん%増量、減量するか、ということを決めて補正するだけ。

なので、今回は250回転刻みにその周辺全部も「適当」に均して書き込む必要がある。言い換えれば、中心の山(谷)の場所を見つけることが重要になる。
そしてその山と谷は、エンジンの物理的構造(吸気管長、排気管による排気脈動、共鳴周波数、カム等によって、「混合気」を詰め込む自然吸気の充填率と、その時の「混合比」そして、点火タイミングによってエンジンの出力特性が決まります。

と言うわけで、燃調をいじるいくつかの異なる目的が見えてきます。
1.メーカ設計:エンジンの物理的構成によって決められたインジェクション噴射マップ
この部分を変えたい、という理由が有る場合は
①メーカ都合の調整を、燃費優先、パワー優先、加速の付き優先、、など特性を変えたい場合。
②エンジンの物理的構成を変えた場合、つまりマフラー、エキパイ変更や、カムを変えたなどによって、メーカ想定の燃調が変わってしまう部分を最適化したい場合。
③①と②の複合で代えたい場合。

こうやって、変更目的とポイントを明らかにして、思考過程をつづる目的は、今時実走では、広大な走行パターンを塗りつぶす走りが無理で、特に今回のGSXRでは、ほとんどの場面で20%以上アクセル開けた走りは現実的でないためです。そのため基本は「机上検討」で、大体のマップを作る必要があり、「不都合な部分だけを、補正してゆく」という流れになるからです。






1、メーカの基本マップの仕組みの推定。
基本マップは、燃料噴射量と点火時期を決めたものと推定。
アクセルの定量開度ポイントでの空燃比をベースに、過渡特性を作るために「何か」をセンシングフィードバック、あるいはアクセル開度の角加速度?のようなファクターをパラメータにした、基本マップ×補正信号フィードバック型と推定。雑誌などの情報から、


※この後登場した2006年モデルからはツインインジェクターとなった。2005年までは、ツインバタフライながら、シングルインジェクターで、基本はアクセル開度入力値をダイレクトに導いて、その信号と回転数および、吸気の負圧センサフィードバックでセカンダリーバタフライを自動制御、、というのがk5迄。だからこそ排ガスと燃費を気にせず、右手ダイレクトなフィールを得られるデジタルCVキャブ、と言われる所以。

で、当時だから、ベースマップをギア毎に持っていたのか?、というと恐らくそこまでやっていないと思う。なので初代隼もそうだったけど、キャブから、インジェクション化になって、自動車用をもってきても、負荷が軽すぎて過渡特性が作りこめない、、という問題が顕在化しており、唐突感、角が丸くないフィールだった。ツーストのちょっと濃い一息溜めてから更けあがるちょうど気持ちいい感じにならなかった。これは低いギアで顕著で、負荷のかかる高めのギアで低速時はそうでもなかった。

なので、自分的にはメーカのベースマップは1速から6速まで同一で、これにギア速、負圧(インダクションボックス内圧)を係数として掛けて補正するようなものだったと仮定。
これ以外にシリンダーNo.毎に補正も入れてあるはずで、中央の2-3と両端の1-4の2種で補正か、ベースか作ってあると思います)ファンネルが長短と異なるので、低速と高速でお互い欠点補うようにしていると思われます。なので、メーカのECUは、おおむね低速から高速、アクセル開度の過渡全てを網羅満足する(主に燃費、排ガスとドライバビリティの妥協点)ように仕上げてある前提。

これに、変更点(フルエキ+マフラー)の補正を入れることが命題なので、低速で排圧抜けすぎ(ガス薄い)と高速で抜けイイ(充填率向上分の燃料を入れてパワーUPかつ適正空燃比にする)の2領域の補正がメイン作業。加えてその比率がギア比毎に強弱作るということが私の作業内容になります。

机上検討できるのは、下記のノーマル時とフルエキ交換時でのトルク曲線が手に入ってるからです。したのグラフを上に重ねて、同じトルクカーブで見てみると、どの回転域がパワーアップ出来ているか、つまり吸気効率上がって、その分余計に燃料を送り込めるポイント。


これを見ると、4-2-1の効果も含め、低中速の谷がきれいに埋まっています。
メーカが埋めなかったのは、排ガスのせいでしょう。(なので、この谷は薄いからなのか、山が濃いのか?。ヨシムラの補正マップからは、谷は濃いめに吹いて補正しているように見えます。山もプラス補正。)

これはメーカが作ったすべての条件をほぼ網羅し作りこまれた基本マップに対して、、これに燃調補正コントローラであるパワコマで増量と減量を掛けるフィルターでは、メーカのノーマル条件に対して、1枚のレイヤーでフィルター掛けても、負荷の大小(ギア段xアクセル開度)でかなりズレが生じる。低速ギアでは回転上昇早く軽負荷で噴射遅れは少ないが、高いギアでは、アクセル開度は大きめとなり(遅れがおおきい)ため、同じマップでは、空燃比に差が生じるのでその辺を軽重変える必要があります。またメーカは排ガス、燃費とあるのでドラビリが悪化しない範囲でそちらに重点置く場合が多いので、フィール重視ならこれまた補正が有って良いわけです。

と言うわけで、いきなりではあるが、6枚のギア毎マップを作った方が、逆につぶしこみは楽だろうというわけです。キャブ車の特性をイメージしながら、エンジンの気持ちになって、乾いているのか、咽ているのか、感じながら「好い加減に」なまらしてやるのですね。キャブはその辺が逆にアナログな分自動補正されるので、点と点の間をうまくつないでくれるのですが、デジタルは空白は受け付けないし、センサーフィードバック有ったとしても、角加速度成分まで予測して、、なんてことが苦手なのはATの制御考えればわかることで、自然の関数は素晴らしい。

恐らく全開/全負荷と、オフ/パーシャル、とを補正したパワコマの吊るしマップでは、街乗りや軽負荷時の補正が同じと言うのは無理がある。なので、いきなりではあるがせっかく機能が有るのだから6速(6枚分)の補正マップを作ることにする。これにはほかに狙いもあって、作ったモード切替スイッチの接続によって、これは生きてきます。




いずれにしろ、メーカのベースに対して±20%をMAXにした補正なので、めったなことは無いでしょう。(オプションのオートチューンの機能が±20%までなのでね、この辺りが一つの限度だと思います。パワコマ5自体は最大250%まで行けるようですが、インジェクターが物理的に無理でしょうね、なのでこの年式以降はツインインジェクター化でややこしい(;^_^A

ベンチがあるなら、4気筒毎のEXにAFセンサーつけて、アクセル開度を定点でのデータと、回転を追従させながらの2-5-10-20-40-60-80-100%開度と、良く使うポイントの中間過渡を20-40とか、20-60とか、でのデータをログ取って作りこむのが正解でしょうが、そこまで追い込むほどの使い方でもない、道楽ですから、壊れないようにフィール重視で良いでしょう(;^_^A

<マップポジション1が現行、2がオリジナル6速分となります:写真ではちゃんと2が選ばれています。>


と言うところで、後篇に続く(ニッチ過ぎて需要は無いでしょうが、記録用としてあげます)
Posted at 2022/05/15 21:52:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | GSXR750 | 日記
2022年05月14日 イイね!

なんだかな~、な連鎖。

メル子のエアサストラブルが、予定外の出費ながら軽傷?で済んでラッキーともいえるが、予定通りの出費であるガンダム号の車検が今日上がってきました。

基本「やっといた方がイイよ」のリコメンド合計で22万(;^_^A。
これには、奥さんが通勤しなくなったので、娘のメインカーになる予定のため、事故やあおり運転の証拠用に取り付け。少しでも安く、、、のDIYも考えたけど、面倒で(;^_^A。 保証もあるからディーラ指定品を依頼。



それから高速で割込み車両がはねた飛び石でフロントガラスに、要補修傷が(亀裂8mmほどで一部欠け)、、、。
でこれも面倒なのでディーラ手配でリペア¥22000。
なので、必要なものだけに絞って19万少々_| ̄|○  

まあ、余分が7万円ほど乗っかっているので仕方なし。 朝、雨交じりで引き取って、晴れた午後出かけたら「リペアが下手!」
外注に出すのは知っていたが、ディーラで仕上がりは見ているだろうからこっちは見もしなかったのですが、白濁と引っ掛かりあり・・・。



レガシィの時もリペア経験あるが、亀裂線は消えないが、透明とつるつるにはなっており、その程度になっていると思っていたので、ディーラに出向きました。
業者呼んでくれたので3者協議。
ディーラは無言。業者は確認後「薄い部分がワイパーで剥がれた」とのことで、治してもまた再発する。これ以上を求めるなら交換」と言われました。
ので、「ドリルや割れ部の手入れで樹脂層を確保するような補修は?」と聞くと
「やっていない」とのことでした。

結論から言うと、割れの症状は十人十色なので、難しかったのかもしれませんが、リペア専門屋に出せばよかったと後悔。事前にどのような症状で、どの程度に治る見込みか、、と言う見立てを先に聞いて、それの対価として施工依頼したのなら、まぁ、納得できたと思います。ディーラのお抱えと、検査品質を期待したのがダメでしたね。

台車が新型ノートで、静かでしたが普通のおとなしい人にはこれは良いのだろうけど、ニスモに乗ってる自分には、間が緩くて、キビキビが無く、e-POWERならではの走りが鈍ってて、やっぱりニスモを選ばんとダメかなぁ、と思いました。ニスモ乗っていないので、わかりませんが。改めて中古でニスモS見つけたら、お勧めします。

で、ようやくGSXRのパワコマ用モード切替スイッチ工作が完了したので、明日は机上チューニングデータを移植してみる予定。
(コロナではないのだろうけど、喉痛と微熱でだるくて貧血。娘も先週掛かっていたので、気候変化による夏風邪ですかね、もう寝よう)


ちなみに、5年前に買った国産H社の洗濯機が、2年前ぐらいから、異音が出る症状があり、奥さんからクレームついていたのですが、そんな3年ぐらいで壊れんだろう、、と掘っていたら、もはや洗濯できない、、と言われ、長期保証の切れる前に連絡。うまくメーカから修理に来てもらったが、定番の故障らしく「樹脂製のクラッチ部のカラーが割れて、、」で、今は金属製の対策品が出ててこれに交換。さあ、万全、と自信満々だったのが、以前と変わらず(;^_^A、、ということでサービス員の方は、納得せず翌日も対策練って来宅。今度はモータ交換となったが、無事こちらは治りました。 これも10万超えたような気がするので、買い替えなら大変でしたが、無料で済んで、ヤレヤレでした。(;^_^A




Posted at 2022/05/14 22:29:31 | コメント(2) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記
2022年05月09日 イイね!

メル子、帰還

今日は無事、通勤に任務復帰しましたメル子です。




4/26朝、リアサスに異常を来して、通勤出発後500m(約2分ぐらい?)で「なんか、リアのダンピングがおかしい?」と気が付く。すると数秒後「故障マーク点灯」。車高の上げ↑が付かない、車高調整時のマーク。つまり上げようとしたけど、無駄だったよ、、と言う告知。 約1キロほど先のコンビニに入場、降りてみるとリアシャコタン。

こうなると、次はフロントも危ないので即Uターンで帰宅。カミさんの車に入れ替えてとりあえず会社に。エンジン掛けてアレコレしなかったのは、コンプレッサがダメの場合、入れようとしてバルブが開くと前も降りてしまい、ローダにさえも載せるの大変!!となるため。

で、会社についてディーラオープンまで待って、電話。
状況説明と修理依頼を話すが、GW前でタイヤ交換など目いっぱいなので、引き取っても手が出せない、とのことでGW明けの5/6に自前でローダ手配し、車を持ってゆくことで合意。

で、5/6早朝、保険屋通じてローダ手配(その際、シャコタンが運べるよう、また万一前もそれまでに下がった場合、引き回せる道具積んでくるように依頼)
幸い、エンジン掛けてすぐローダの後ろに軸線合わせて停車までフロントは下がらなかったので、すんなり搭載できました。

しかし、この機構はチャージタンクを搭載しないため、コスト、スペースメリットとは言うものの、コンプレッサの稼働比率上昇と万一の際、車両が動かせなくなるリスクを考えると、Cクラスの新型ではエアサスが無くなったのも納得。
ユーザ層に対する負担が大きすぎるでしょう。


さて、そういうことで運び込まれたメル子ですが、サービスには「休み中チェックしてコンプレッサのヒューズ、リレーは問題なかった」と伝え、状況からリアだけなので、バルブブロックが怪しいのでは?と伝えていたのですが、

サービスからは「コンプレッサが動かない、パワーが無い」とのことで、バルブは問題なさそう、、」との初見でした



診断1
リアサス底つき状態にて、ローダにて搬入。(任意保険の故障搬送サービスを使って無料で対応)エンジン掛けて、降ろして、移動中にフロントもエア抜け。

診断2
STAR-DASによる診断で、コンプレッサー圧不足のエラー記録が数回。マニュアルで信号チェック。

診断3
ともかく、コンプレッサが規定出力出ない。および作動が息も絶え絶え、、、ということで新品交換。在庫有りにて、費用連絡後、修理進めるよう依頼。

搬入の翌日(5/7)に「うまくいけば(他に異常が出なければ、5/8に上がるかも、、、」との連絡。修理は松竹梅で言えば、梅で済むかも。

修理完了(5/8夕方)
修理完了後、診断機にて動作チェック問題なし、試乗もOK。1日車高維持確認後、問題なしとのことで、引き取りに。

修理費用
幸い、コンプレッサのみの故障で済んだので、
①コンプレッサ¥103,730
破損コンプレッサの下取り¥-15,620
②リレー¥3168(同時交換必須)
③ヒューズLINK¥660
差し引き合計部品代:¥91,938
技術料/工賃:¥21,780
トータル¥113,833
ということで、高いけど妥当な内容だと思います。

という結果になりました。庶民には十分答える突然の出費です。また車検が9月に控えておりますし、あいたたた(;^_^A


<おまけ>
バルブブロック約¥55,000が無事で、これとセットでダメな場合は多いが、その場合約18万円となりますね。で、その際、フィルターは間にあるものの、コンプレッサが水分を送り込んでしまうと、ベローズ(エアサス)が破ける、その場合全輪に及ぶケースが多いようで、そうなると+80万円が乗りますね(;^_^A

かような危惧があるため、
①ある程度車高モードは動かして水分を貯めないようにする。
②万一車高が下がったままで走らない。(これは前輪が下がるともはやハンドル切れないので無理だが、リアだけなら割と走れる。しかしその状態で走ると、リバウンド時にベローズは負圧になる場合が有り、しぼんで、裂ける場合が有るので、基本乗らない。これが良かったと思います。エア漏れチェックで他に2次被害は無かったようです。

やはり、7年目になると(メルケア3年+延長2年で5年は入れば賄えるが)、保証期間が切れると、壊れるんですなぁ(私は入っていないので、その分を回したと考えると入ってて期限切れより精神的ダメージは少ないかw。)

次はどうなるか、、おそロシア。
Posted at 2022/05/09 22:21:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | 整備 | クルマ

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結構おやじですが、若いつもりです。 バイクとクルマの二股恋愛です。 交流のある方は、基本「見たよ」代わりにイイネ押します。 その他は、文字通り、イイネ...

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