
あいにくの、この冬一番の寒気と雨交じりのなか、9時に自宅へ無事配送されました。
申告済み傷などの確認とそれ以外の不具合観察、、といってもそういう天気ですから早々に問題なしのサインして終了。
路面は濡れているけど、小一時間ほどテストドライブでのインプレを備忘録として記して置きます。(連投ですが、忘れないように(;^_^A )
<あくまで、ファーストコンタクトの私見です>
エクステリア
思ったよりコジャレていてきれい。大事なユーティリティ、ルーミーさ、居住性が犠牲になっていない素直なパッケージは過去の印象通り○。
個体は思った以上の新車度合いで、室内もまだ新車の香りが残存しておりましたしエンジンルームも、後で冬タイヤに交換した際のホイール脱着での確認でもメチャ綺麗でした。
インテリア
標準ニスモシートが想定以上にピッタリで、このクラスとしては贅沢かも〇。
ハンドルはちょっと残念で、グリップ部のアルカンターラはいいのだけど、全体に細見なのと、それ以外の部分が一応合成皮革系だろうけど、スリッピーでグローブが必要。
それより問題はステアリングギア比。標準ノートのままなんだろうな。重さはニスモチューンと思われ重くなっていて、これはトルクステアなど直進性とステアリングインフォメーション上の処置とも思うが、今時の車にしてはクイックさが足りない。DSやメル子のタイミングで切ると大回りとなる。ちょっとしたところで、もう一息、というところで持ち替えエリアまで行ってしまう。ロックtoロックであと半回転は詰めてほしい。
さて、ちょい走り(いつもの試乗コースを周回)
1、標準となるECOモード(D-ECO)
予想通り、これが普段使いで問題なし。レスポンスも回生強さも問題なし。感想としては回生の0.15Gは予想していたより緩い。また、アクセルレスポンスは近年どの車も下駄履いて踏んでもOKな感度ですが、この車は古き良き時代に戻ったくらいの素直なレスポンスで、私には問題なし。ただし、あとで嫁さんの習熟運転に付き合った際は、回生力のペダルコントロールが雑でできておらず、後席の娘の頭が揺れてちょい酔う始末。(かみさんは少々右足をデリケートに操作する習熟が必要ですが(;^_^A)
しかしこのモードが基準となる90%の使用率でしょう。(かみさんも「これで十分DSより速い」と言ってました。出足レスポンスが利いてる。
2.D-Sモード(回生側は同じ減速度)
最初にどういう気持ちで迎えるかによるのだろうけど、巷で言われるほどではない、と感じました。20か30km/hほど出した所から踏むと、「おー、」となるけどその感嘆の半分はアクセルレスポンスによる。普通踏んでから0.3-0.5秒ぐらいでぐぐっーとGがかかる想定を人間はしているが、それを超えてほぼ踏むと同時で0.01秒?ぐらいでぐっ!、と加速始めるので、気持ちが追いつかない分「おー。」てなる。絶対Gそのものはレガシィ3.0Rの4000回転あたりの加速度ぐらい。レガのトルク31kgmだからそんなもんか。0発進加速は路面と気温を考えて実施せず。
3.B-Sモード(加速、回生共に最大)
加速は、これも上で書いたように、絶対加速度はそう変わらないけども、アクセルレスポンスが気持ちよい。これはチューンド乗ってた人なら懐かしいレベル。なので、そうではない現代のぬるいスロコンに慣れた人だと、ギクシャクして疲れるだろうな。けれどこれぐらいのレスポンスがあると、ピクピク右足トラコンができて楽しい。しかし無造作にドンと踏んでしまえば精緻なVDCとトラコンがもっとうまくコーナリング速度を載せてくれるかも知れない。(ただしその時はLSD必須でしょうな)
それから、速度の乗り、伸び感ですが、これは想像より上まで綺麗に行けて、昔CR-Zでがっかりしたような失速感は無いです。私の場合の公道で「このぐらい行ったら、アクセル自然と緩める..よね」と言った速度まで十分なので、これだけでもニスモSを選ぶ価値があるかな。ノーマルノートがe-POWERの気持ちいい、加速、、が垂れるのが少々早い、、と思っていたので、もう少し満足するまで行けるようにしたのは大正解。その間、変速ショックが、リニア感が、、なんてのは過去の話になりました。
アクセルOFFでの回生最大0.17G?は、ワインディングで進入姿勢作るのに丁度いい。なるほど、ヘアピンなどでブレーキ踏む以外は、ほぼワンペダルで流せる、そういうGT的クルーズに合わせてあるのね。この回生減速は、走るのに何ら邪魔しない。峠では使えないという声も聞くが、それはシフトダウンとブレーキングが目的で、コーナリング用の車体G制御を考えた運転だと、問題にならないとなったよ。(願わくば、個人の好みでこの減速度が調整できたらいいだろうけど、前回書いた、メカブレーキとの併用自動減速はノートにはありませんでした(電動駆動マスターが付いてなかったので、やはりコスト上の問題で、ノーマルハードのまま、どこまで上げれるか、ニスモがチューニングしたと思われます)
4.ハンドリング
この手のBセグハッチにしては、ロール重心は低い感じだが、車体とシート位置が高いせいでドライバーの感じるロール軸はちょっと高い気はする。ロール剛性は結構高いが、ハイグリップタイヤではない現状でちょうどいい感じ。恐らくハイグリップにすると、もう少し固くしたいだろうか。
ハンドリングの全体は、既にチューンドの動きで、きびきび。「ノート」 に載ってる感じは無し。それは走り出した瞬間からボディ剛性の高さ、サスが凹凸を拾う感触ですでにわかってしまう。ダンパーも程よく締まっていて、後に座った娘は「大き目な凸ではゴツゴツ来る」と言っていたが、飛ばせばちょうどよくなり、ノーマルだとバンプに当たりだす領域がだいぶ高速寄りに移動しているので、私としてはこの方が快適。
林道系の屈曲路を走ったが、ステアリングインフォメーションは古典的な感触で、トルクステア的反力も来る。減速比が大きくクイックではないのに重い。相対的に古めの感触(ほんと、スタビリティ以外は3.0Rに似てるw)。ミシュラン系の縦剛性とグリップ高めで、ダンピング柔らかめのタイヤが快適なのか、逆にもう古典的にインチアップでハイグリップ、、、と思いながら冬タイヤに変えてフロントサス見たら、「・・・うーん、この足(アーム長と取り付け部のブッシュサイズ)みたら、「16インチまでだろうな、、」と思い直す。
意外とリバウンドストロークが豊富にあって、悪くないんだけど、FFなのにサスアーム短めで、構造的縦剛性低め(ダンピング容量が少ない)ので固めると、ゴツゴツならざるを得ないなぁと。
それから、ドライブシャフトが細い(国産はそんな感じだが)実質、フロント軸重はメル子並であり、メル子のトルクは35.7kgmあるが、まじでびっくりするぐらい太い。それと大差ないニスモSが、タイヤ径やや小さいとはいえこの細さ(ノーマルe-powerと同じなのかも)では、そりゃ、ねじり振動来るでしょうし、ハイグリップタイヤにすると厳しかろうなと。この辺はフィールに直結するし、最後はトラクションにも効くと思う。
総じて、脳内想像したよりマイルドな感じで、過激な車ではありませんでした。むしろ3.0Rのような上質なGT感(パワーラインは)が有って、しかし足回りやハンドリングはBセグチューンドな感じで、ややアンバランス?。だけど買い物車でここまでスポーツ走りが気持ちよくできれば満足です。
また、車は4000キロだけど発電エンジンは、大体25%稼働率というシステムなので、やっと1000キロ分回った程度だなと。取説見ると0W-20のオイル。頻繁に始動-停止を繰り返すことから、エステル成分多いような、メタルタッチ保護機能オイルにしてやりたいなと思った。もうしばらくは全開(最高速なんか出すと、レッド6000回転に張り付いて回るプログラムみたいだし、動力性能には直結しないエンジンだけど、やはり耐久品質上は、気配りしてあげたい。
ところで、ネット上や巷では、「突然エンジン回りだして不気味」「速度とエンジン音が連動しない」など違和感を訴えるコメントを見かげるが、私の場合全くそれは無い。動力性能はモータが支配しており、エンジンは内燃機関式充電器に過ぎない。バッテリーが減ったら適宜充電しているわけで、「ああ、バッテリーが減ったのね」で終わる話。ただ、以前も書いた、バッテリーが満腹になると、エンジンは放電のために回る、、ということと、もうひとつ寒いとヒータとして回る、、というのがある。これが実は厄介。今回奥さんと習熟ドライブに行った際、外気温1度とかで寒いのでACが入っていると、バッテリー状態に関係なく、始動イコール、エンジン始動で、充電しないのにエンジン回るモードが頻発。(そりやー燃費落ちるわ!)で、ファン止めてACをOFFにすると、即エンジン停止。
うーん、取説にも「不要の際は、デフロスタやACはこまめに切れ!」と書いてあるw。
今、車体とナビ合わせて4cmにもなる取説を熟読中(;^_^A 古い車とは違うので唸りつつ、読んでおります。
これは60歳過ぎてからだと厳しいね。ギリセーフw。
以上、まずは初日のインプレでした。
Posted at 2020/02/09 10:30:04 | |
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