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2014年12月13日 イイね!

レガシィの誘惑

レガシィの誘惑新型レガシィについて、これまで「レガシィの憂鬱」として3本も、「俺の買うグレードが無いよー」と嘆きをエントリーして来ましたが、メーカには日本中から様々な声が寄せられていることでしょう。

それを踏まえて今度は揺り戻しと言うか、離れようとすればするほど、未練が残る、、、なんて演歌風の心情も曝しつつ、しかし新型レガシィに惹かれる自分を分析し、その魅力を改めて見つめてみたいと思います。

容量アップして残念がられる稀有な存在の新型レガシィですが、しかしなおも醸し出す独特のオーラが新型には感じられます、、というか私は感じてしまいました。エクステリアは「正直、思ったほど酷くなくて良かった、、」と昭和初期のお見合いはこんな気分だっただろうか、、などと妙な思考を浮かべつつ、思わず加点評価をしてしまいました(どんだけマイナスからスタートしたんだ、、と言う話はありますが(;^_^A )。

先鋭的な走りは滅多にしなくなった私には、その片鱗が伺えれば満足な感じです。つまり攻めて行ってもこの先、まだ相当線形的に余裕だなぁ~との良いもの感、贅沢な性能が感じられれば良いんですね。それはつまり壮大な無駄と言うべきで、T社のバカ売れエコカーのように現実の使われ方ですべてを使い果たす効率の良さに対する対極であります。それはエコ至上主義からすれば真逆の嗜好であり、昔ならば「非国民」、あるいは「危険思想の持ち主」と糾弾されたやも知れませぬ!。(大げさな(^_^;))

この、微妙で見えない「満足感」、魅力の正体を探ってみたいと思います。
まずは走りにおいて「それ」を実感する代表場面をいくつか上げて見ようかと思います。

1.スタートの瞬間のエンジンパワーの出方とタイヤへの伝わり方。
アイドル状態から、Dレンジに入れてクリープをブレーキペダルで止めた状態から、ゆっくりブレーキをリリースして行くと同時に、タイヤが転がり始めます。その時の音、振動が次のアクセルをぐぐっと緩やかに踏み増して行った時に
①バックラッシュ感が出ない。(ゴっ、、とかカッとか)
②エンジンマウントがやたら緩く、エンジンと駆動系とシャシーがそれぞれブルブルざわざわしないで、シュッと走り出す。
③ハンドルにタイヤが路面の肌触りを澄んだ感じで伝えて来る。

なんて感じを味わいつつ走り出すと、これは上質な感じで先ず合格点。このシーンは市街地では特に気持ちがストップアンドゴーや、指示器も出さず曲がる輩など神経がイラつく場面で度々出くわす挙動なわけで、これがそのいらだつ神経を増長させるか、鎮めて行くかの大きな違いになります。

2.ハンドルをやや大きめに切った時のタイヤの表情の伝わり方
低速ながら、路地や交差点で大きく舵角を与えるシーンで、なめらかなステアリングの回転感は当然ながら、シャシーのロール挙動と操舵した外輪のストロークの出方が、遠心力とロールの関係が気持ち良いテンションで繋がった線形性が有ること。これがハンドル操作を度々要求される市街地で、これまた同じように神経を刺激するんですね。
①軽いエンジンブレーキや、ブレーキ入力によってなめらかに前荷重に移行する。
②ハンドルに遊びなく中立から挙動が生じる(①をやった場合)。
③路面の外乱に関係なく、旋回円が安定する。
④アクセル開けて、ハンドル戻して、、が車自体のセルフ直進性になめらかに引き戻される。

というような、舵角を当てた時のサスストロークのバックラッシュ成分をあらかじめ取り除いておいてハンドルを回したら即、一体となって車体ロールとヨーが生まれます。この後過渡のヨーが最大点で収まり、ロールもまた過渡から一定角に落ち着き、路面が多少上下しようとも入口で狙った旋回円にぴったり乗る・・そしてハンドルを戻す動きと車のロール・ヨーが直進に戻る時におつりが出ないように自然にフラットな直進姿勢に戻る。ハンドルを切るという操舵行為が車体の旋回挙動とぴったりつながっていると感じられる・・こういった挙動であると、安心して気持ちよく転舵出来ます。


今、この二つにおいて今の私が知る最高峰は、W205メカバネ仕様のC180でした。C200のエアサスは重量配分、エンジン振動、ダンピング、あと履いてたタイヤ種類とサイズの点で負けてました。(逆説的にはパワープラントに対して最も過剰なシャシー品質と言えるでしょう)

これに対して、互角だったのがレヴォーグでした。最初のスタートをなめらかにするにはトルコンATと違って、一瞬CVT用の呼吸が要りますがマスターすれば問題ない。そしてブレーキングからのコーナリング挙動は互角以上です。これはなめらかさ、乗り心地、しっかり感ではメルセデスが、車体のヨー応答速度、ロール剛性はレヴォーグが上で、限界コーナリングGは互角、、と言う感じです。ハンドルへの手ごたえはやや負けるかも、ですがこれは巻いてある革の差(;^_^A と言う気もしますw。

残念ながら、S4は私にはややスポーティに振り過ぎて、「ここまでやるなら、あれが、、、こうだろう」と逆に無い物ねだりを沸き起こすので、私的にはアンバランス(チューニングの虫がわき起こる(;^_^A。 )単純にレヴォーグ2.0にスタブレッグスライドの足で、セダン化してくれれば解決する??やも知れません。

しかし、素材として私の求める要素が緻密なのはやはりレガシィの方だと嗅覚が訴えるのです。
次回はその魅力の謎に迫ってみたいと思います。

なかなか、面白い見方だと感じた記事を見かけたのでご紹介しておきます。
「スバル・レガシィ アウトバック&B4 本当に日本を捨てたのか?」

Posted at 2014/12/13 21:09:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑感 | クルマ

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