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2020年07月13日 イイね!

続・突然消える巨大マーケットが及ぼす自動車事業の未来(日産とスバル)

続・突然消える巨大マーケットが及ぼす自動車事業の未来(日産とスバル)日産の迷走は、例の排ガス検査値の不正と、これに続いた車検のドタバタ。少々どころではないマイナスイメージに加えてなんと、カリスマのトップが今や世界的指名手配に。

しかしこの件は、闇が深くて50年後でも真実が出て来るとは限らない。私の情報分析ではチャイナへの技術流出(EV技術と自動運転)をアメリカが止めたことだと考えています。(私の最近のブログを読んでくれてる方だとそれほどトンでも話でもないと思っていただけるかと思いますが、5Gが一帯一路実現の戦略ツールだったのと同様に「EVと自動運転」はもう一つの戦略物資だったわけです。その戦略親和性は、巨大インフラ投資が雌雄を決する高性能半導体工場と高性能電池の生産工場が同じだからです。国家戦略で金と場所を提供できるチャイナに対抗できる民間企業は有りません。液晶パネルも半島の国家資金で2クラスずつ巨大サイズのインフラ投資を可能にして、日本のパネル企業をつぶしました。(自動運転とそのハッキング技術は自爆テロ用にチャイナが欲しがった)

テスラがチャイナ企業と組んで巨大電池の量産工場をつくり、低価格電池が生産可能な世界最大のEV市場を国策で作れるチャイナに、勝てる西側企業は有りません。

テスラ、2020年末までに100%「メイド・イン・チャイナ」を目指す(2020.3)

これによって、通信の覇権と自動車の覇権を握るのが中共の戦略でした。だからテスラのイーロンマスクはアメリカ議会の糾弾で、会長職を降ろされたし、今後上海のギガファクトリーもとん挫する可能性が高い。チャイナのテスラと言われた企業が事業停止。

「中国のテスラ」が事業停止。 「オオカミ少年」BYTONはなぜ日本で過大評価されたのか(2020.7)


不思議ですね、本来なら鎖国体制に向かうチャイナにとって、アメリカ企業のテスラはもはや頼りにできず、自前で内作に走るなら、これから右肩上がりだろうに、、、。
今後テスラがチャイナで自由に生産活動できるかは疑問です。恐らく停止するでしょう、
結局、パクリ移転が出来なくなるので、とん挫するのだろうと思います。



武漢ウイルス以前は、こんなでしたね。
欧米メディアのアメリカ批判が鮮明に。米中対立も「対中攻撃は正当化できない」(2019.6)


ドイツ同様、フランスは裏で共産圏であっても武器を「売れればいいんだよ」のモラルなき国家であり日本人はメディア洗脳されている「自由と高い文化」と思っているだろうけど、私が彼の地で抱いたのは、なるほどナポレオンがごっそり南から富を強奪して築いたのがパリだな。ということと、王制を革命で倒した地のモラル上に成り立つ限界か、、と言うような観念だった。だから今、移民に占領されたパリの末路もむべなるかな。

さて、そういうわけでチャイナマネーにすっぽり犯されたルノー(フランス政府)は民間企業の顔をした国営企業で、チャイナと実に親和性が高い。ナチス的な慣習になじむゲルマンもまた、チャイナとの親和性は高い。なので、今回コロナ騒ぎで世界はチャイナ包囲網で手をつなぎつつも、経済的領土争いでは一枚岩では決してない。

メルケル首相は「コロナEU債」をぶち上げて、凋落した指導力を取り戻しつつあるし、チャイナが向かう鎖国政策にあたっても、既にチャイナに取り込まれた共同経営的な企業群はそのまま、動向をうかがいつつ、アメリカの対中ココムをかわして出島として利益を取り込む算段をしているように見えますね。なぜなら、ディーゼルで失墜したドイツは、EV万歳に舵を切って、EUの盟主であり続けるためには、北京の国策でインキュベートされるバッテリーの孵卵器が欠かせない。


日産は、まさにグローバル企業の先端を走る企業構造で、その実、遅れていた生産技術をごっそりルノーにパクられたトナカイのそりの先頭役で、一頭だけ全力で走らされて、フランス側は、歩いている、、みたいな馬車をここ何年も(新型が出ない空白の7年がそれだろう)走らされてきた。

日産のグローバルな販売比率がわかるこの記事をざっと見れば、今後消えゆく中国比率の大きさがきつい。これは車種構成に。EV化、電動化に大きく舵を切った未来予想と合致しているわけで、過去の決断を責められない。

トヨタ・日産・ホンダ、世界戦略の違いをデータから読み解く

日産、戦略迷走のツケ 4~6月99%減益 (2019.7)

なぜ、日産は新型を出さない、出せなかったのか。混乱が長すぎたよね。
日産、再起へ新車連続投入 野心的戦略に厳しい見方も (2020.6)

ルノー・日産・三菱自の「新アライアンス戦略」が暗示する未来は (2020.6)
https://maonline.jp/articles/future_of_renault_nissan_mitsubishimotors200603



闇の中で、もたらされたゴーン追い落としは、アメリカ由来だと見ていますが、ま、それは置いといて。

昨年から急減速していたチャイナは、米中技術戦争の開戦(貿易摩擦と言う名のファーフェイ、ZTEへの報復関税やチップやOSの供給停止)に加えて、武漢ウイルス(いよいよ、P4ラボ由来が暴かれつつありますが)

Chinese virologist accuses Beijing of hiding details on coronavirus

によって、全面戦争に移行し、チャイナの世界征服の旗艦ツールだったファーウェイの撃沈によって、最終的な金融戦争に移行しつつあります。
(日本のメディアはファーウェイとの取引をまだ続けるような論調ですが、当然ながら英国のこのニュースは当たり前ですよね。最新チップもソフトも使えなけりゃ、新型基地局も作れない)
英ジョンソン政権、ファーウェイ製品を完全排除へ 米制裁で安全確保できず


従って、同様にチャイナ由来の貿易は、日本の自動車メーカにとっては鬼門となります。古くから広州で展開していたホンダはどうするのか、トヨタは?と言うグループと、日産はかなり事情が異なります。今の体制はEU由来企業と日本企業の又裂き状態となります。グローバル戦略として構成された戦略を少し見直しして、セグメント別の分担モジュール開発をそれぞれの重要市場にモディファイしながら展開するという考え。

しかし、そういったマーケティング技術的戦略よりも何よりも、今のところ日産と三菱をフランスが乗っ取りたい、、という政治的局面が舵取りの成否、動向を決める段階であると思っていて、開発機種だの、どこのマーケットを取り込むだのと言った具体的な話は、あまり意味が無いと考えています。

三菱自はルノー・日産との3社連合から「決別の道」も検討すべき理由


なので、心配はしているけれども、なんらアドバイス的な策も話できませんが、言いたいことはリーフで大量の投資(赤字)を出しつつ蓄積した知見と償却インフラ設備のおかげで、ようやくEVは何とかなりつつあり、その技術とコンポーネントを使った拡大策のe-powerがヒットして、何とか国内はしのいでいます。が、車種展開の開発遅れ(恐らく日産だけの開発方針などが独立性を無くしているのでは、、と危惧します。)その辺の足枷を何とかしつつ、今後新型へ老朽更新投資が結実する時期を迎えるはずですが、私にはその中身は見えません。

ただ、アリアが全く新しい電動カーの多様性を問う意欲作だと見ています。これにつぎ込まれた「技術」がその周辺機種に展開されてゆくだろうと。なので、車は出来ていないが、詰め込むべきコンポとソフトはめどが立っていると思っています。。



武漢のルノー日産の工場は、閉鎖。今後再開されるとは思われませんが、わかりません。少なくとも、チャイナ国内向けの専用車種の生産と販売は続けるように思いますが、開発の拠点は、アメリカが許さないでしょうから、EVだけどそれ以外は発展途上国向けのシステムか、チャイナ企業のシステムを搭載するのかな。

問題は、それが利益となって帰って来るまで生き延びて居られるか。ニスモの出来(作りこまれた走りのソフト)を知ると本当にもったいないので「生きろ!」と叫びたい(;^_^A



日産は、EU側に取り込まれて生きてゆくのか、切り離されて再び日本メーカとして独立するのか、要はそういうことだと思います。(日本政府は全く経済戦略を指導する力(政府系の育成資金)が無いので、みすみすEU連合に奪われる可能性が高い気がしています

さて、消化不良ですがこれ以上分析もできない日産はひとまずこれで、終わりまして、もう一つのスバルについては、また次回。
Posted at 2020/07/13 21:27:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 忘備録 | 日記

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