といってもカミさんの車ですが。
我が家の車選びは2台体制が不可分なので、どちらが先に決まるかで後も決まる、、と言った按配でした。私の方は、ほしい候補は有るものの今で無く後2年ほど様子を見る必要があるなぁということで、秋の車検を取る方に傾き、夏タイヤが寿命(スリップサインまで1mm)だったためちょうど同僚がサーキット用に履き替えるというのでポテンザを譲ってもらいました。
(4本で諭吉以下w、ちなみにタイヤ屋に持ち込んで組み換えやってもらったんですが、元のタイヤは裏側にワイヤが出ていてヤバかったそうですww、良かった。たぶんエアが低かった時が有ったので、その時の後遺症かな)
サイズ的にちとワイド過ぎなものの、貧乏ゆえ贅沢は言ってられません。WRXtypeCの235を7.5インチに履くことに。マイB4は、最初は純正ポテンザの215を履き(リムの下限)で、次にミシュランの225で真ん中。そして今度235で(リムの上限)となるので、まぁ勉強にもなるでしょう。どうみてもオーバスペックのハイグリップですが、サイドウォールが撓むので乗り心地に期待w。
さて、そういう私の腹づもりがあって、奥さんの車が夏タイヤ寿命のため買いなおす?、来年車検だし、10年超えて価値がタダになるよね、、とか有って、実は奥さん用の買い替えを密かに画策しておりました。
奥さんは「いつもパパは好きな車選べてイイネ。私は実用車で我慢なわけ?」
とちくちく苦情が有り、当方の選択肢が狭まるばかりwww。まぁ、それだけでなく私自身がクルマ好きですし、奥さんも車に理解はあるので、趣味のあった車に乗せてあげたいということもあり、実は当人希望のミニの中古を物色中でありました。大体の相場なども掴んでおり、当人と何気なくついでに展示車を見たりもしていました。
ただ、ミニには難点が有って、現在のスピアーノ並のユーティリティが無い、早い話がリア空間も荷物空間も足りない。我が家では結構4人乗車や買い物を積む実態から、軽自動車以下のミニは実用性上パフォーマンスが悪いという共通理解が有りました。そういう中で、昨日買い物につき合わされた家具屋の横は中古車展示場で、無彩色の背高車ばかりの中に有って、一台だけ異色の物が目に留まり、当方は早速そこにまっしぐら。「フムふむ」と値踏みして合格ライン。
買い物が終わった奥さんを連れて
俺「これ、どう?」
カミ「いいねぇ!」
俺「見てみる?」
カミ「うんうん!」
と言う流れで、お店に行ったものの、留守番のおばさんしかおらず、キーを使って車内確認だけしかできませんでしたが、基本見積書が有ったのでもらって帰りました。
カミ「いいけど、お金足りないよ」
俺「いや、下取り付ければ、何とかなる」
カミ「えー、もう10年のあれはタダじゃん。マツダでもアクセラの見積の時、気持ち5万って言ってたじゃん」
俺「それは査定表に従えばそうだけど、実際5万キロ走っていない、車検1年残りの即乗れる無事故無傷車なら、店頭価格35万は有る。ならば20万は絶対有る」
カミ「無理無理www」
俺「じゃぁ、差引トータルで○○○円になったらどーする?」
カミ「それなら買う」
と言う流れになり、本日改めて中古屋の担当者に下取り査定をさせて正式見積もりすると
セールス「すいません、査定0円なんですが、距離行ってないので気持ち6万です、、ですので、最終価は○□□円で、、、、、」
俺「了解、で限界は?」
セールス「・・・・○ぐらい・・・」
俺「今月がいいの?、来月が良いの」
セールス「今月はやはり決算ですし、消費税もあるので今月中のお渡しが希望・・・。」
俺「じゃあ、下取りナシならその分スライドでもOK?]
セールス「それでも良いです」
と言う言質取って、帰ってきました。奥さんは「やっぱり限界じゃん」とあきらめているので
帰り道すがらもう一軒査定してもらうと同じく「ゼロだけど5万なら、、」という返事でした。
私としては、セールスの値引き代がわかったので、下取り目論見次第で可能性あり、とソロバンはじけたので早速ネット買取査定にインプット。
最短は5分後、最長は2時間後で8社中4件から電話が有りました。バイクでも知っているので彼らの手口はとにかくその場で決めて競合させない、、と言う戦術です。ですが逆にこちらは目標価がはっきりしているので、それさえ超えればOKで、それ以上は有っても多少の金額であり、目標の車が売れては元も子もないので即決が必要です。なので、こちらの目標価を言って(相場よりかなり高め)、その線が出ないなら来なくていいから。と断っておきました。
カミさんの値踏みは良くて10万でしたが、私の読みは倍以上です。最初の業者が案の上
業「今決めてくれたら・・」という常套句を使うので、
俺「査定に4社来るから、明日までは決めない」と渋ると
業「じゃあ例の希望価を出したら決めてくれますか?」
(来たよwww。と言うことはこの段階で希望価は確保出来たわけで、もうほんとは決めてもよかったんだけど、同時に限界もほぼ見えたので、、)
俺「最初のお宅に同額なら決めるから、明日まで待って」
業「いや、今決まらないと、明日はもうこの値段は出せません」
とこれまた常套句を使うので、
俺「そりゃ、この後の業者がおたくより安いという前提みたいな話だけど、入札だからね、そんときゃ別に仕方ないし・・」と突き放す。
業「・・・わかりました。ではいくらなら今日売ってくれますか?」
とようやく指値に。
こちらはなるべく高く売りたいと言っても、当初予算内で決まればいいので、一旦吹っかけて、その中間を落としどころとして見る。この時もう私の中には提示価が見えている。
電話使用とすると、それはやめてほしいという。つまり、今いくら提示されてるけどお宅はどうする?。。といった駆け引きが困るというわけだ。当方、そこまでする気はないので、目当ての車が売れていないか、確認するだけ、、と言って中古セールス氏に電話する。
俺「あの車だけど、例の提示価、下取りナシの価格から後○○下がる?、下げてくれたら決めるけど」と電話。売る気のない(売れない?)セールス氏あわてるw。
セールス「えー、、ちょっと待ってください」
セールス「わかりました、ちょうど、それで」
俺「じゃ、後で行くので商談切っといてね」と電話しておく。
この時点で、既にカミさんの目標額は下回っているので問題ない状態。納車を早くするため決めることにする。
俺「○○にするなら、今持って行ってもいいよ」
業「・・・本部と調整します・・・」
と言って車に戻る。(けれど、これは基本決まっていて、当人に裁量上限内のはずである。)
業「無理です、、ですが本当に今決めてくれるなら○□までなら・・・」
と思っていた落としどころの数字に。
カミさんを呼んで
「こういう状況だけど、どーする?。」と説明する。当初描いたストーリがクリア出来て、カミさんはびっくり。「わかった、手放す」と決断。
当方は即、残り業者に電話してすべてキャンセルしました。のきなみ「え~」ですが、これも商売。
これで、電撃的に我が家の次期FXの一台が決まりました。
カミさんのクルマから私物を身ぐるみ剥がして、業者が乗って帰って行きました。
我々は、B4に乗って中古屋へ。試乗は出来なくとも機関の調子は確認しないと、、と言うわけで3度目ですが、今度は買う前提で詳細チェック。正規ディーラ職員の車で出所がはっきりしているので、個体の調子だけわかればいいので、エンジン掛けて冷間から暖気完了までの変化を見させてもらいました。
これで、思いもかけず僅か2日間で車両が変わってしまいました。海の向こうの車なので多少の心配はありますが、量産車なので維持は可能でしょう。後々娘に譲渡出来るかもしれないのでそういう意味でもいい買い物になったと思っています。
カミさんは心の準備が出来ず、小学生時代からの送り迎えや、無くなった祖母の病院通いなど、数々の思い出を引きづって、突然の別れに戸惑っている、と言っていました。が、尚のことこういう別れで無ければつらかったと思います、CMではないけれど、「あの車にはもう、次の働き先が有るんだよ、解体屋に行くんじゃないんだから」と声を掛けました。
以上、今日は電撃車購入の一日でした。自分の車で無いと、こうも簡単に個体特定してしまう。
というのも、走りが気に入るか、とかでなく目で見て感じて決められるデザイン優先のカミさん車ならではです。
ベース車のクルマとしての評価は、実は新車発表されたときに試乗しており、合否判定出来ていたので事故、故障さえなければ試乗はしなくても判断出来たんですね。もちろん試乗は出来るに越したことはないです、間違いなく!特に中古車は。今回はそういう意味でも例外ですね)
PS)
ちなみに、高く買い取らせたい場合はなんと言われても、総合入札で全社見積もりさせるべきです。後から先の提示価を下げるなんてことはまずありません、ただの脅しです。実際は後ろにお客が着いている、引き合いを持っている業者が一番高く取ります。なので今回のように残価ゼロを売るようなケースで無く、まだまだ半分以上価値が有るような車ほど、頑張るべきですよ。事故とか大きな故障が無ければ尚のこと。
真の狙いは「得たければ、与えよ」という格言による戦略でして、2年後に、、。
(おぬしも悪よのうwww。といっても先立つものが無いのはどーしょうもないけど(爆)
さて、2週間後には納車です。非力とは言え、奥さんだけでなく私も楽しみですw。