箱根関所は、「入鉄砲」と「出女」を厳しく取り締まったことで知られる江戸幕府の治安維持の重要な拠点でした。
現在の場所に設置されたのは、江戸時代の初期、元和5(1619)年のことといわれています。
中山道の木曽福島、碓氷、東海道の新居、そして箱根の4ヶ所は特に規模も大きく、重要な関所と考えられていました。
明治2(1869)年に明治政府が諸国の関所を全廃したときに廃止されました。
昭和58(1983)年、静岡県伊豆の国市(旧韮山町)にある江川文庫から江戸時代末期、慶応元年(1865)に行われた箱根関所の解体修理の詳細な報告書である「相洲箱根御関所御修復出来形帳」が発見されました。そこで、平成11(1999)年〜平成13(2001)年にかけて、箱根関所の跡地一帯の発掘調査を行い、大番書、上番休憩所、馬屋、雪隠、京口御門などの建物、石垣、石段など構造物の復元を行い、平成16(2004)年度からこれらの建物の公開を始めました。
その後、平成16年(2004)度からは屏風山側の整備を行い、遠見番所、足軽番所、江戸口御門、足軽番所雪隠、京口御門から芦ノ湖へ続く石垣や京口千人溜斜面の石垣の復元工事を行い、さらに周辺整備工事として電線類の地中化の準備や杉並木の保全を行い、平成19(2007)年春に全面公開されました。
前回訪れたのは約10年前、復元はまだされていませんでした。今回復元が完成された姿を見ることができてなによりでした。
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恩賜箱根公園は明治19(1886)年、皇室の避暑と外国からの来客用として建てられた箱根離宮の跡地を一般開放した公園です。ここも約10年ぶりに訪れました。
明治初期の建築様式を取り入れた湖畔展望館があり、離宮建設計画の史料や模型を展示しているのですが、年末年始は閉館していました。10年前、ここは霧に包まれ湖以外は何も見えませんでしたが、公園からは雲の合間から富士山を眺めることができてなによりでした。
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2012/01/05 22:54:34