車で大洲市街地を少しだけ移動します。
次の目的は、臥龍山荘と「東京ラブストーリー」のロケ地巡りです。
「東京ラブストーリー」とは柴門ふみの漫画作品を月9ドラマ化した、赤名リカ(鈴木保奈美)とリカに「カンチ」と呼ばれていた永尾完治(織田裕二)、関口さとみ(有森也実)、三上健一(江口洋介)、長崎尚子(千堂あきほ)らが登場するラブストーリーです。
ロス行きの話を断り、行方がわからなくなったリカが自分の故郷に行っているのでは、と探しに行ったカンチが自分の故郷の愛媛に戻り、大洲や、久万、松山の風景がドラマにもよく登場していました。
今回の旅行のメンバーでも東京ラブストーリーを見ていた人が多かったこともあり、是非行ってみようということになりました。
大洲は古い町並みが多いせいか、ロケ地に使われていたところが多かったです。
まず、ロケ地第1弾として、
大洲神社に行ってみることにしました。
ここでリカとカンチがお参りし、カンチの故郷を眺めるシーンがありました。
本当は大洲の美しい市街地が一望できるのですが、残念ながら大雨が降ってきました。
次はロケ地ではありませんが、大洲神社の近くにある、
臥龍山荘です。

京都から宮大工を呼び、肱川沿いに数寄屋造りの贅をこらした建物です。
大洲神社と臥龍山荘の近くには東京ラブストーリーの最終回で
赤名リカがカンチに別れの手紙を投函したポストがあります。
ドラマの当時背後にあった建物は現在取り壊され、更地になってしまっていました。
近くには
おはなはん通りがあります。
NHKの朝の連続ドラマ「おはなはん」のロケ地になったところですが、東京ラブストーリーでは、再会したカンチとリカが話をしながら歩いていたシーンに出てきます。カンチが「少年時代町中のガキみんな友達だったんだ」という話をして、リカが転校ばかりだった子供時代の話をしていった場所です。
今度は、肱川方向に向かうと、
おおず赤煉瓦館があります。古い銀行の建物ですが、東京ラブストーリーには登場しなかったような気がします。
向側にはかつての
油屋旅館の跡があります。現在は蔵を改造し、創作料理の店になっています。
司馬遼太郎の「街道をゆく14 南伊予・西土佐の道」に登場し、東京ラブストーリー第10回で、故郷に戻り、赤名リカの行方を探しているカンチが、油屋旅館に駆け込み、リカの写真を見せて旅館の人に「この女の子見ませんでした?」と聞いているシーンがあったのが印象に残っています。しかし、ドラマ当時の建物の面影はありません。
少し北に行くと、
空き缶を蹴ってカンチと話をしていた赤名リカが印象に残っている肱川河原へ出ます。
カンチの子供時代、台風の時期が一番盛り上がる話をしていて。「大人は真っ青な顔をしているけど、俺たちはわくわくする」という話をしながら赤名リカが空き缶を蹴っていたシーンでした。
ドラマでは、肱川橋と市民会館、芋綿櫓が背後に見えましたが、現在はドラマ放映当時はなかった再建なった大洲城の天守閣の姿がよく見えるのが時代を感じます。
空き缶を蹴っていた赤名リカのイメージで、空き缶の記念撮影をしました。(写真下の左隅)
これで大洲観光は終了。良い町だったので名残惜しいです。本当は内子にも寄ってみたかったのですが時間切れ。宿泊先の松山・道後温泉を目指し車を走らせます。
Posted at 2006/11/19 01:24:26 | |
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