呉枯ノ峰から田上山城(田上山砦)を目指して進みます。
田上山城は、信長公記によると元亀4(1573)年に越前の朝倉義景が田上山に布陣したとの記録がありますが、当時の城郭の詳細は不明です。
天正11(1583)年4月20日、21日の両日木之本、余呉方面において展開された賤ヶ岳合戦に備えて、1ヶ月前に羽柴秀吉軍が構築した陣城の一つです。
ここには、前線指揮を担当した秀吉の異母弟秀長の軍勢1万5千人が陣どったとされ、事実上の本陣でした。
城郭としては、山頂部一帯に南北に配された三つの方形の曲輪(北郭・主郭・南郭)と主郭より西方に下る西郭により構成される中心部と、三方の尾根筋先端に設けられた防御施設が観察されます。主郭は標高325mの最高所に位置し北・東・南の三方を土塁で囲まれた、東西22mx南北32mの不整四角形で西郭と北郭に通じる虎口をもちます。北郭は東西16mx南北26mの長方形を呈し、北側土塁の西よりに虎口が開口し、さらに外側は堀切土橋の南方に角馬出様のかざし土塁を設けて防御性を高めています。
立地条件や広大な城域と織豊系山城に特徴的な縄張りから、羽柴軍の本陣にふさわしい遺構です。(説明看板より)
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田上山城〔田上山砦〕 - 01 posted by
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木之本の市街地に降りてきました。
意冨良神社(おほふらじんじゃ)の草創は飛鳥時代と言われ、往時は近江国四祓所の一社として大社でした。
裏山の大洞山は古来霊峰として神域視され、山麓一帯は里宮と呼ばれていました。山腹にも三社があり共に天武天皇の御代、白鳳4(676)年の鎮座と伝えられています。麓の宮は王布艮天王社或は天王宮といい、奈良時代には神宮寺とも称されていました。
祭神は牛頭天王又は田上天王とも申し、梨迹臣命と合せて、当地開拓の祖神として崇められ、延喜式内社でした。
かつては田部地先の北国往還路に一の鳥居があり、旅人が乗馬のまま通るとよく落馬したという伝えがあります。
寿永2(1182)年5月、木曽義仲が上洛の途次、当社に祈願しました。その時兜を置いた石を「兜石」と各付け、現存しています。
観応2(1351)年8月足利氏八相山合戦の時、将軍桃井若狭守直常が上の宮に加護を祈りました。
また豪族井口弾正源正は当社を厚く崇敬し、応安6(1373)年12月大般若経を寄進しました。
天正年間、織田信長が小谷城攻略の時田上山城を攻め、朝倉義景は敗北し、同時に社殿は焼失してしまいました。
幸い、御神像は御安泰で麓の天王宮に合祀されました。天正11年(1583)賤ヶ岳の戦いで再び兵火に遭遇しましたが、慶長6(1601)年豊臣秀頼が再建し、延宝4(1676)年には井伊玄蕃頭が奉拝しています。
明治6(1873)年意冨布良神社と改め、明治18(1885)年郷社に列し、大正14(1925)年県社に昇格しました。(現地石碑より)
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長浜・戦国大河ふるさと博の戦国の宿・きのもと会場「戦国大河きのもと館」です。きのもと交遊館が会場で、賤ヶ岳の戦いの陣形などを楽しく学べました。
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ハイキングはここで終了。次は湖北の隠れ里「菅浦」に向かいます。
Posted at 2012/12/04 23:57:22 | |
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