この日は、賀茂別雷神社(上賀茂神社)・賀茂御祖神社(下鴨神社)が21年に1回の式年遷宮に伴う、本殿などの特別公開を見に行きました。
賀茂別雷神社は、通称の上賀茂神社で知られています。
この付近一帯に繁栄した賀茂氏が創祀した京都最古の神社で御祭神は賀茂別雷神です。
賀茂伝説によれば賀茂氏の祖神建角身命(たけつぬみのみこと)の女玉依姫命(たまよりひめ)が瀬見の小川(賀茂川)を流れ下る丹塗の矢に感じて、別雷神(大自然を支配する神)が出現せられたと伝えられています。
神代の昔、本殿の北北西にある神山(こうやま)に御降臨になり、天武天皇の御代現在の地に社殿が造営されました。
厄除、八方除、電気の守り神、必勝の神として信仰を集めています。
平安遷都とともに賀茂別雷神に対する信仰は高まり全国雷神の中心となりました。皇室でも嵯峨天皇の弘仁元(810)年以来内親王が斎王として奉仕される慣わしとなり、山城国一ノ宮と呼ばれて伊勢神宮と並ぶ崇敬を捧げられました。
社殿は21年毎に造営される慣例でしたが中世以来中絶しました。現在の式年遷宮は、屋根のの葺き替えや建具・金具の補修、壁の塗り替えなど修理と祭儀が行われます。
現在の社殿は、本殿・権殿が文久3(1863)年、その他の社殿は寛永5(1628)年に造替されたものです。
本殿・権殿は共に流造の典型として国宝に指定され、他の41棟は重要文化財に指定されています。
平成6(1994)年12月「古都京都の文化財」として、「世界遺産条約」に基づく世界文化遺産に登録されています。
毎年5月15日の賀茂祭は三大勅祭の第一で俗に葵祭の名で親しまれており当日は平安朝の古式ゆかしい行列も都大路に繰りひろげられています。
さらに5月5日の競馬会、5月12日御阿礼神事など古式の面影を豊かに伝える行事が四季を通じて行われます。
特別拝観では、修復されたばかりの本殿(国宝)と権殿(国宝)の特別参拝と、平成27年10月の正遷宮にちなんだ貴重な御神宝の公開です。
内部は残念ながら撮影禁止です。
上賀茂神社 posted by
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上賀茂神社 (1) posted by
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賀茂御祖神社は、通称の下鴨神社で知られています。
平安期以前の創祀で京最古の社の一つでこの地を占有していた賀茂氏が創祀したわが国最古の神社の一つです。
祭神として、賀茂建角身命と玉依姫命を祀っています。
玉依姫命は賀茂氏の祖神賀茂建角身命の子で、瀬見の小川(賀茂川)の川上から流れてきた丹塗りの矢によって身ごもり、別雷神を生んだといわれています。
平安遷都後は王城の守護神としてあがめられ、賀茂斎院、行幸式日、参篭御幸、関白賀茂詣、式年遷宮等の制度も設けられ、中世には山城国一ノ宮と呼ばれて、崇敬をあつめました。
「糺の森」は、古代山城北部が森林地帯であった頃の植生と同じ生態が保たれている貴重な森林であり、国の史跡に指定されています
糺の森の広大な境内には本殿(国宝)2棟や53棟の重要文化財社殿が並び、平成6(1994)年12月には、「古都京都の文化財」として、世界文化遺産に登録されました。
特別拝観では、賀茂建角身命と玉依媛命を祀る本殿(国宝)を特別参拝所からの拝観と、神様のお台所・大炊殿(重文)と、神服殿(重文)では、境内や祭事を撮影した俳優・井浦新氏の写真展が開かれていました。
下鴨神社 posted by
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河合神社は、正式には鴨河合坐小社宅(かものかわいにいますおこそべ)神社といい、賀茂社の社家に祀られていた屋敷神だったといわれています。
ご祭神は、神武天皇の御母神、玉依姫命で日本婦人の鑑とも仰がれており、安産・育児・縁むすび・学業・延命長寿の守護神として広く知られています。
鎮座の年代は不詳ですが、神武天皇の御代から余り遠くない時代と伝えられています。
鴨長明ゆかりの神社としても知られています。鴨長明は、本宮禰宜の家系で幼少より和歌にすぐれ、後鳥羽院に見だされ御和歌所の寄せ人となり、宮廷歌人として活躍したことで知られています。
糺の森の南西側にあります。
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Posted at 2015/12/31 14:50:42 | |
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