アコードワゴンで過ごす日もあとわずかです。一抹の寂しさがあります。
かるくドライブをしようと、丹波柏原(かいばら)まで行ってきました。柏原は現在は兵庫県丹波市にあります。
丹波市は旧氷上郡の6町(氷上町、柏原町、青垣町、春日町、山南町、市島町)が合併し2004年11月1日にできた新しい市です。
「丹波市」という名は個人的にはいまいちだと思います。せめて郡の名前の氷上でも使えば良かったのではないかと思います。他の丹波の市町からの反発も結構あったようです。平成の市町村合併については、各地でそう言う事例が多いようで、昔ながらの歴史や文化を無視したような名称の自治体も多くできているようです。明治維新の際に旧国名や府県などが出来たときも、会津や仙台など旧幕府側についたところは小さな城下町である「福島」や小さな郡の名前の「宮城郡」から県名にされてしまいました。当時は混乱などしなかったのでしょうか?

それはさておき、柏原の紹介です。
ここは織田信長ゆかりの町です。といっても信長自身はここには来たことがないのではないかと思います。
信長の弟、織田信包の家系が3代続いて断絶した後、天領になり、その後信長の次男信雄の子孫である織田信休が藩主になり、幕末まで続きます。町には織田家の家紋である木瓜が町でよく見かけます。
みどころは
柏原藩陣屋。ここは書院や長屋門が残っています。書院が残っている陣屋は珍しいそうです。明治以降は小学校に転用されていたのが今まで残った大きな理由だそうです。ただし今年の春頃までは檜皮葺の屋根を修復中で中には入れません。近くには
歴史民俗資料館もあります。
あとは、木の根っこが橋になっている、といってもそう見えるだけですが
「木の根橋」があります。その近くには
「織田神社」があります。ただ、夕方に見に行ったのであまりじっくりは見ていません。帰りには
篠山城にも寄ってみました。
柏原にしても篠山にしても私自身は何度も来たことがあります。ただ、柏原は陣屋が修復中で、篠山城も三の丸と二の丸の間の堀を保存工事中でした。史跡の維持には手入れが必要ですが、またリニューアルされた姿を楽しみにしています。

Posted at 2006/02/26 00:41:15 | |
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