
こんばんは。
あまりの暑さにヘバリ気味のI・DA・TENです。
トップの写真は、あまりに冬が待ち遠しいので貼ってみただけです。
でも明日からいよいよお盆休みであります。
しっかり休みたいと思います。
帰省する方は道中気をつけてください。
さて、本日はちとマニアックなエンジンのお話。
最近は、ハイブリッドやら、電気自動車やらで、自動車のエンジンの地位が、少しずつ低下している気がします。
すぐになくなるものではありませんが、そのうちモーターが主流になって、どっかの国では「環境に悪いエンジン車は増税」なんてことになるのかもしれません。
エンジンの時代は、そのうち終わるのか??
なんて考えたとき、エンジンの黄金時代はいつだったのか、考えてしまいました。
クルマにおいても、究極のエンジンというものは、いくつも存在するんじゃないかと思いますが、個人的には「エンジンの究極は飛行機にあり」と思ってしまいます。
じゃあ、究極の航空機エンジンは何なのでしょうか。
ここで言う「エンジン」は、所謂ピストンエンジンです。
プロペラ機のエンジン?
と思うかもしれませんが、例えばこんな飛行機のエンジンは該当しません。
こちらは、原理的にはジェットエンジンでプロペラを回しているようなものなのです。
個人的に、思い浮かぶ究極のピストンエンジンはこの2つです。
ネイピア セイバー(イギリス)
180度V型エンジンを上下2段に重ねて連結したH型で、スリーブバルブ機構を採用し、排気量は36.7リッター、最高出力はなんと3040ps。(ちなみにZ号は直6の2200ccで170ps)
こんな機体に使用されました。(ホーカー・テンペスト) オイルクーラーデカッ。
ちなみに日本の零戦は、1130psですから、3倍近くのパワーがあるということです。
プラット・アンド・ホイットニー R-4360 (アメリカ)
通称「ワスプメジャー」と言われています。
星形の7気筒エンジンを縦に4つ重ねた4重星形28気筒空冷エンジンです。
「空冷で本当に冷却できるのか??」と素人は考えてしまいます。
これから比べるとV6エンジンなんてとってもシンプル。(比べるなってば)
総排気量は71.5リッター(‼)、スーパーチャージャーとターボチャージャー2個がついた最終型でなんと4300ps。(ちなみにM-SPO号は直4の2000ccターボで184ps)
プラグは1気筒に2個ついてますので、なんと56本あります。(かぶったら、とっても大変)
こんな機体に使用されました。(コンベアB-36・ピースメーカー)
このエンジンが6個ついてます。それでもパワーが足りなくて、これに加えてジェットエンジンも4つついているんですよ。
どっちも古いエンジンですが、整備士泣かせの複雑さ。
今後、飛行機ではこんな複雑なエンジンは出てこないと思いますが、クルマの世界でもエンジンが終焉を迎える時までに、あっと言わせるような、何かスゴイエンジンだしてくれないかな?
W型とか、V型16気筒なんかはありましたけどね。
なんて非現実的なことを考えてしまいました。
本日の戯言はおしまい。
おやすみなさい。
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Posted at
2016/08/10 23:46:19