日中首脳会談　首相、中国苦境見透かし　経済バックに懸念ぶつける

「習氏、拉致解決へ協力」
そして
「対北制裁継続」

ホントかね。

会談を前に握手する安倍首相（左）と中国の習近平国家主席＝２６日、北京の釣魚台迎賓館（代表撮影・共同）

拉致問題という一点に於いては、習近平に拉致解決を言及させたのは成果だと思う。ただの口約束であったとしても、トップ会談で明言したことをまさか反古するわけにはいかないだろう。

でも、本当に中国が解決させたら中国に大きな借りを作ることになり、自国民の救出すら出来ない憲法を後生大事に抱えている国の悲しさを痛感する。
また、その見返りとしてどんな約束をしたのか気になるところだ。

ただ、過去の弱腰外交から一転し、安倍首相は言うべきことは言った。将来の展望を示した発言はさすがだと思う。

１０月２８日

【日中首脳会談】

習近平主席「拉致問題解決促進の役割果たす」　対北制裁も「継続」を明言

それでも中国を信用しきることは出来まい。
もし本当に中国が動いたのであれば、その時に相応の対価を与えればいいだけだ。

我が国は、日米同盟とインド太平洋が国防の核心だ。
中国を利用できるときは利用して基本姿勢は維持するのがよかろう。
それは反日で動いてきた中国の対日政策にとっても同じことであるのだ。

▼２面

日中外交の転機となるか　中国の苦境見透かし、人権・東シナ海で懸念表明

岩国基地のＦ３５が東シナ海で空中給油訓練

昨年の日中外相会談での河野外相も毅然としていたし
＞＞日中　南シナ海で応酬　王毅外相「あなたに失望」

今回も、中国ペースで中国に手玉に取られるようなことはなかった。

そして、しっかりと中国へのけん制も忘れない。
東シナ海で、岩国基地のＦ３５Ｂ飛行隊による空中給油訓練そして、南シナ海で護衛艦「かが」に米軍が給油を行った。

１０月２７日（２６日発行）

南シナ海で日米連携“実演”　中国駆逐艦監視の中…護衛艦「かが」に米が給油

これで、インド太平洋地域での制空権を中国に渡すことはないと、日米連携が盤石であることを見せつけた。

更に、中国から帰国したその日に日印首脳会談のためインドのモディ首相が来日した。