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３月１５日にウクライナ大使館を通じて、日本政府にゼレンスキー大統領が国会で演説を行いたいと打診があった。

ウクライナのゼレンスキー大統領 国会で演説　感謝と訴え／FNN PRIMEオンライン

日本政府は案の定、「前例がない」「スクリーンがない」とか極めてくだらない理由で先延ばしになっていた。
恐らく、実際は武器支援の要請があったりしたら困るというところなのだろうが、実現した。やれば出来るのだ。

３月２４日

ウクライナ大統領演説

安保理機能不全指摘　国連改革求める

ゼレンスキー大統領の演説の詳細は各リンク先を参照いただくとして、内容はやや抑えた感じもするが、すごく良かったんじゃないかな。

日本の制裁に対する感謝、それに、大統領の奥さんが視覚障害児童の教材に日本の昔話をウクライナ語に翻訳したものを使っているということもわかり、親日国であることが滲み出ていたのではないか。

産経抄 ３月２６日

ただ、先般の米国議会での演説で、真珠湾攻撃を引き合いに出し、９．１１と一緒くたに扱ったことで、日本人には受け入れがたいと騒ぎになった。

ゼレンスキー大統領が演説 拍手鳴りやまず　実は各国に同じ「お願い」 ／FNN PRIMEオンライン（3月17日）

ゼレンスキー大統領にも苦言を呈するところだったが・・・





恐らく聴衆に響く内容を選んだ結果であるのだろう。

もっとも、林外相の大あくびが世界中に晒され、失言も帳消しになったけどねｗ


まぁ、ウクライナはアジア諸国にはコウモリ外交なのかもしれない。
ただ、ユダヤ人のゼレンスキーもユダヤ人をナチから救出した歴史は知っているだろうし、日露戦争くらいは知っているだろう。それに加えて、占守島の戦いなどソ連の日ソ中立条約の無視、終戦後のだまし討ち、９月２日のポツダム宣言発効後の占領、そして樺太で起ったこと、シベリア抑留など詳しく教えてあげる良い機会だ。

その前に、ロシアの軍事攻撃をやめさせなければならないが、ゼレンスキーは国連改革の必要性も強調した。


これに、高市早苗さんは、



中国とロシアは他国を不法占拠している国で、常に世界の秩序を乱す２カ国であるが、国連で拒否権を持つ常任理事国だ。常任理事国が紛争の当事者ならば安保理が機能しないし、毎度毎度不条理な「常任理事国拒否権」が繰り返される。

１９４５年の国連発足時には存在していなかった中国と、ソ連消滅後の後継国をロシアにしたのが、そもそもの間違いだ。

常任理事国方式の廃止が出来ないのであれば、これはもう中露を外してＧ７を中心に新しい国際機関を作るしかない。改革より新設の方が多分簡単。
この2カ国の隣国である我が国が主導権を握るのは言うまでもないが、それまでにせめて自国の憲法改正くらいは手を付けて欲しいものだ。

３月１６日、ロシア海軍の艦艇が津軽海峡を通過した。
４隻が北海道南方を西へ進み、日本海へ抜けたというから、北方領土の基地から来たのだろうか。


海上自衛隊が確認したロシア海軍の「アリゲーターⅣ級戦車揚陸艦（０８１）」。甲板上に複数の車両を積載している（防衛省提供）


「戦車揚陸艦」で、ウクライナへ車両や兵員を輸送している可能性もあるとのことだが、こっちから補給しなければならないほど損耗しているっぽい。

前にも言ったが、津軽海峡は中央部を「国際海峡」として開放していて、
＞＞ 中国艦領海に侵入～津軽海峡
コレ、ホントに何とかならないかな。

３月１７日

▼１面
津軽海峡でロシア艦４隻　車両を積載　中国無人機は防空識別圏進入

産経抄 ３月１７日無料会員記事

そして同日、尖閣諸島北方の東シナ海上空で日本の防空識別圏内に中国が開発した偵察型無人機「ＢＺＫ００７」１機が進入し航空自衛隊が緊急発進（スクランブル）させた。
領空侵犯はなかったそうだが、無人機の進入が確認されるのは初めてだという。

空だけでなく、尖閣諸島周辺の領海に同日午前１０時ごろ、中国海警局の船４隻が相次いで侵入した。
こちらは海保が対応した。

更に自衛隊は、
北朝鮮の弾道ミサイル発射、福島・宮城県沖で発生した地震の情報収集と災害派遣、東シナ海及び太平洋、日本海及びオホーツク海にて領空侵犯の恐れありでスクランブル発進、そして各国との共同訓練など、まぁ兎に角忙しく、本当に頭が下がる思いだ。

さて、
中国の台湾及び尖閣侵攻は起こるか否かではなくいつ起こるかの現実的な脅威になっているうえ、北朝鮮のミサイル発射活発化、南朝鮮は元々竹島を不法占拠する敵国だ。

加えてロシアは、ウクライナ侵攻中であるにもかかわらず、

これでは、北海道侵攻も絵空事とは言えない。ましてや、バイデン政権下では対露となると日米同盟が機能するかも怪しい。そもそもバイデンは岸田政権を親中とみなし信用していない。

にもかかわらず、

今の防衛予算でどうやって国土と国民を守るつもりなのだろう。核無しなら莫大な予算のかかる代案が必要だ。

それにしても、
ウクライナの現状を見てもなお、日本が他国を攻める絵空事だけ想像し、日本が他国から攻められる心配を全くしない人達は、日本国でなくなったとしても、指導者が変わるだけで、今の自分達の地位と生活が維持されるとも思っているのだろうか。

ロシア外務省が２１日、日本との平和条約締結交渉と元島民の墓参などを目的としたビザなし交流を一時停止すると発表した。

ロシア平和条約交渉停止 岸田首相が非難　駐日大使呼び出し抗議／FNN PRIMEオンライン（3月23日）

理由は、日本が一方的に導入した非友好的な対露制裁なんだって。

で、外務省はいつものパフォーマンスでガルージン駐日大使を呼び出し抗議した。

こいつにしゃべらせない方がよくねｗ


てゆうか、まだロシアとの平和条約交渉って継続中だったんだ。
北方領土を不法占拠したままなんだけどね。

で、誰もが知っていることだけど、メドベージェフ前首相のテレグラム投稿によると、

北方領土での日露共同経済活動なんてのも、主権はロシアで経費は日本持ちというただの露助のタカリでしかない。露助と交渉しても歯舞の岩一つ返す気はないのである。

３月２３日

ロシア、日本の制裁に反発　平和条約交渉停止

下記に「不法占拠の表現が復活」という記事があるが、不法占拠でなかったことはかつて一度もない。にもかかわらず１３年間も使っていなかったことに驚く。
単なる表記であるが、「不法占拠」の表記に戻したところで強硬路線となったとは言えない。事実をありのままに表現しているだけなのだ。

▼３面
戦略練り直しの好機にも　日露平和条約交渉中断
北方領土は「不法占拠」　強硬姿勢に転換した政府

停戦しても「露軍は必ず再侵攻」グレンコ・アンドリー氏有料会員記事

▼５面
「転嫁は不当」日本反発も露対応は想定内

日本政府の対応はなんか違うよな。
ま、岸田首相ぢゃしょうがないけど、対露制裁を決めたらそりゃあ報復措置もあるだろう。同時に、日本側から平和条約交渉の停止も伝えるべきだったのではないか。

そして、停止ではなく破棄で差し支えない。
こと対露外交については、中露蜜月を阻止した功績はあるものの安倍元首相でさえ間違った方向に進んでしまった。
鈴木宗男に相談することがそもそもの間違いだが、日露平和条約の交渉など北方領土返還の弊害でしかないことを改めて認識する必要があるのだ。

今般のウクライナ侵攻でも核の抑止力に目覚めないお花畑論者には驚愕するが、シェアでもなんでも核装備してまずは侵略されない国を構築する。そのうえで、弱腰外交を改め、世論が成熟すれば、北方領土そして千島列島も返ってくる。樺太もね。

元々日本産であるはずのカニをロシアから輸入するという屈辱は早く解消すべきだろうよ。

お蚕さん
と親しげに呼んだことはない。

正確には「カイコガ」だが、私は、学校で飼育した記憶もない。

桑の葉を食べるカイコの幼虫／tenki.jp

桑の葉しか食べないが、桑の木に群がる野生のカイコガは存在しない。人が餌を与えなければ生きていくことは出来ず餓死を待つのみで、幼虫がつくる繭から絹糸をとるために人が飼育する、いわば家畜だ。

かつて、我が国は養蚕業（ようさんぎょう）が盛んであった。
東京の八王子が「桑都（そうと）」と呼ばれるほど養蚕業や絹産業が盛んだったそうだ。しかしながら、戦後の化学繊維の普及、輸入絹織物の増加そして後継者不足で八王子に限らず養蚕業は衰退した。

そんな都内で唯一残った養蚕農家があるという。

２月１３日

いきもの語り

都内唯一の養蚕農家　手塩にかけ桑都の歴史紡ぐ

これは知らなかった。
桑の葉っぱをぶち込んで置けば勝手に育つと思っていた・・・
しかも

想像以上に大変だ。
でも、それだけに国産の絹糸の品質は良いものが出来るんだね。

そして

と、言う具合だが、薄っぺらな知識ではなかなか理解できないね。
いずれにせよ、我が国の養蚕業は極めて厳しい状況にあることはわかる。

成虫は羽があるが飛べない。

東京大学農学部のプレリリースより

蛾だけど、つぶらな瞳が可愛い♪
なんか、ポケモンっぽいねｗ

極超音速巡航ミサイル「キンジャル」を初めて実戦使用したと、ロシア国防省が１９日に発表した。

ウクライナ軍の地下の武器貯蔵施設を破壊したというが・・・

ロシア軍 極超音速ミサイル実戦で初使用　ウクライナ西部の弾薬庫破壊／FNN PRIMEオンライン

３月２０日

ロシア軍、極超音速ミサイル「キンジャル」初使用

ウクライナに侵攻した露軍は当初の目標を達成できず、無差別攻撃に軸足を移し始めたとみられ、今後、民間人の犠牲がさらに増える恐れがある

ロシアが欲しいのは緩衝地帯としての土地だと思っていたが、




占領という目的が達成できればそこがどうなろうと関係ないというわけだ。
戦後の南樺太、千島列島の占領と同じだね。

３月２１日

プーチン大統領やけくそ〝狂気の暴走〟　極超音速ミサイルを実戦初使用、ロシア国防省発表　２０００キロ先も攻撃可能　識者「ウクライナや欧米への『威圧』が目的」

軍事ジャーナリストの世良光弘氏は

ロシア軍は、ウクライナや欧米への「威圧」を目的に象徴的に発射した可能性が高い。極超音速ミサイルは量産されておらず、頻繁に使用するとは考えにくい。ただ、戦況を変える効果はないため、ロシア側はさらに不満を強めるだろう。今後も無誘導爆弾など通常兵器による民間人への無差別攻撃が増えていくのではないか

と語った。

プーチン大統領がやけくそというのもその通りかもしれない。
これだけ世界中から非難されたら、もう怖いものなしだ。でも、西側諸国への脅しも忘れないんだね。

極超音速ミサイルの実験を実戦で行ったのか、それともこれしか残っていなかったのか。
もしそうだとすると、次は化学兵器。そして、核・・・