ここ数年、10月20日前後の週末には久住山系の三俣山に紅葉を見に行っています。
ここなら佐賀から日帰りで見所を一通り回れます。
ただ、ここ2年は天候に恵まれずに、一昨年は小雨、昨年は出かけるのが少し遅く天気も
曇っていました。今週は週末も晴れそうだったのですが、報道では例年より見ごろが
早いと言っていたので、今週の土曜辺りに出かけようかと思っていました。
14日の水曜になって突然、翌15日の予定が一部キャンセルされて時間がとれそうなので、
その日に年休を取って行くことにしました。
久住山系の登山は
今年の2月以来です。
その時とは歩くコースは違って、久住山より北にある三俣山をまわります。
スタートは大曲というやまなみハイウェイの牧ノ戸峠と長者原の中間付近のヘアピンカーブです。
朝9時頃に着いた時には駐車スペースは一杯で、かなりの車が路側帯に停めていました。
バイクで来て正解で、ガードレールの後ろのスペースのある場所に駐車し、準備を整えて出発。
この日は乾いている黒土の道からコンクリート道に出てしばらく進むと、これから向かう三俣山が見えてきます。タイル画像がこの時の写真です。
北側の斜面に紅葉が見えていて、期待が膨らみます。
朝の三俣山 posted by
(C)koichifun
この少し先で左側の視界が開けて、長者原まで見渡せます。中央に見えている道路がやまなみハイウェイです。
コンクリート道の終点からは、この山系で唯一噴煙を上げる硫黄山が目前に見えます。
ガレ場を登り「すがもり越え」から西峰に向かって登り始めます。この頃は深い青空に白い雲が浮かんでいました。
西峰を見上げる posted by
(C)koichifun
西峰から南の方を見ると、煙が出ている硫黄山と奥に星生山、そして北千里の向こうに久住山が見えます。
西峰から星生・硫黄山方面 posted by
(C)koichifun
西峰から一旦下って、次の本峰に向かいます。登山道はIV峰の前を通りますが、その脇でこの日最初のまとまった紅葉が目に飛び込みます。
IV峰手前の紅葉 posted by
(C)koichifun
本峰に着いた時には、久住山の奥の雲が晴れて阿蘇の根子岳が見えていました。
本峰から久住、根子岳 posted by
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ススキの向こうに見える南峰の斜面にも紅葉が見えます。
本峰から南峰 posted by
(C)koichifun
本命はもう少し先ですがワクワクしてきました。
本峰の山頂に着いてから休む間も無く、崖っぷちまで歩きます。ここは大鍋と言われる火口跡の縁で、そこから覗き込むと...
本峰から大鍋全景 posted by
(C)koichifun
思わず声が出てしまいました。
この日のメインは、この大鍋とすぐ横にある小鍋の縁をぐるりと一周する「お鉢巡り」をしながらの撮影です。少し雲が増えてきましたが、雨の心配はなさそうです。このコースは道が狭くて険しく潅木の間を通る部分もあり、ザックを本峰に置いて回る人もいます。
スタート前にこれから向かう次のピークである北峰をズームします。
本峰から北峰 posted by
(C)koichifun
本峰からの急な下り道の途中から、大鍋の様子や本峰の斜面を撮ります。
本峰斜面の紅葉 posted by
(C)koichifun
紅葉の正体は、殆どがドウダンツツジですが、
深紅のドウダンツツジ posted by
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青空に黄葉 posted by
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カエデも少しだけ見られます。
本峰のカエデ posted by
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2つの峰の中間地点から大鍋を見るとこんな感じです。両側斜面が綺麗に色づいています。
南北峰の間から posted by
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これから登る北峰を見上げます。
北峰を見上げる posted by
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左手奥に霞んで見える大船山も上の方は赤く染まっています。
大鍋越しに大船山 posted by
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大鍋の内側では、北峰の斜面も綺麗ですが、
染まる北峰斜面 posted by
(C)koichifun
本峰の方は北東を向いていて、こちらの方が色彩は派手です。写真にすると日陰なので見た目より地味ですね。
色とりどり posted by
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現像時に特段派手になるように仕上げていませんが、日が当た所は十分に彩度の高い写真になっています。
北峰に到着して、染まった山肌を背景に紅葉を撮ります。
北峰のドウダン-1 posted by
(C)koichifun
北峰のドウダン-2 posted by
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これから小鍋に向かって下に入ります。
北峰から大船山 posted by
(C)koichifun
小鍋の少し上から、先ほど通過した馬の背の辺りを。
小鍋の上から posted by
(C)koichifun
小鍋の上に来ました。ここから南の方を見ると、大船山の右奥の方に傾山が見えています。その東(写真では左)の方に先月末に訪れた稲積水中鍾乳洞があります。
小鍋を見下ろす posted by
(C)koichifun
ここまでの写真は24-120mm F4GとういズームレンズにC-PLフィルタを付けて撮っていました。少し広いスペースがあったので、そこでレンズを20mm F1.8Gに変えます。その最初の1枚がこれです。
北峰から本峰と南峰 posted by
(C)koichifun
右の高いなだらかなピークが本峰、左奥のピークがこの後向かう南峰です。小鍋の外側の縁を下り切った辺りで本峰を振り返りました。
小鍋の縁から本峰方面 posted by
(C)koichifun
これからは南峰に向かって登りが続きます。潅木の間から覗いた北峰です。
南峰への登りから北峰 posted by
(C)koichifun
南峰に近づくと、左手に坊ガツルの草原が見えてきます。
坊ガツルを見下ろす posted by
(C)koichifun
南峰からお鉢巡りのスタート&ゴール地点の本峰を。
南峰から本峰と北峰 posted by
(C)koichifun
マクロレンズ(MP100)も持ってきていたので、この日唯一見かけた花らしい花、リンドウを撮ります。秋が深まり、花はめっきり少なくなりました。
南峰のリンドウ posted by
(C)koichifun
南峰で昼食を取り、その後本峰に戻ります。その途中でも大鍋や北峰の紅葉が楽しめます。
南峰の下から北峰 posted by
(C)koichifun
本峰からは来た道とほとんど同じコースで下山します。
バイクの元に着いたのは14時過ぎで、帰りに牧ノ戸峠でいつもの高原ソフトクリームを食べて帰路につきます。天気が良かったら、他に写真を撮りたい場所があって三脚も積んでいたのですが、ずっと曇り空でしたので寄り道をせずに17時前には帰宅しました。
今シーズン初にしてかなりの質・量の紅葉を堪能できました。
拙い写真で感動が伝わりましたでしょうか?
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山歩き | 日記
Posted at
2015/10/17 09:44:40