
前回のブログで第1弾をご報告しました。その次の晩も同じ場所に出動しました。
前日よりも風が弱く、やや霞んでいますが、長時間の追尾撮影ができそうな夜でした。
←のタイトル画像は、撤収前に天の川を撮った1枚ものです。
前のブログの最後の写真が、あまりにも汚かったので、月が出る前にと最後に
10枚ほど撮りました。下の方に合成した画像があります。
今日は朝から雨で、その時の画像の一部を処理したので、ここでご紹介します。
全て、ミラーレスカメラ(SONY A6300)と単焦点レンズで撮ったものばかりです。追尾撮影は全てポタ赤を使ったものです。
D810Aで銀河の写真も撮りましたが、それはまた後日にでも。
ここ数日は山の稜線が霞む天気で、市街地の方はその灯りが反射されて白っぽくなっています。
まず、佐賀市方面の夜景を。高度の高いところは星がたくさん見えています。
天山からの夜景_2016.04.30 posted by
(C)koichifun
赤道儀と望遠鏡で銀河の写真を撮っている間は、A6300で色々と遊んでいました。
前に、日周運動をあげたのですが、画角が狭かったので、今回は12mmの単焦点レンズを使いました。Samyangの12mm F2.0という明るいのにコンパクトなレンズで、コスパは良いと思います。
ちょうど、北斗七星が北極星の直上に来ていました。

(1st)
ここから、ISO400、F2.8、SS=25sで約1時間(150枚)をインターバル撮影します。その画像を比較明合成すると、次の写真になります。
ぐるぐる_2016.05.01 posted by
(C)koichifun
これをたい30秒のムラプス動画にしました。モニタを明るめにして再生すると、人工衛星が時々横切るのが見えます。
YouTubleの動画
夜半過ぎに土星が昇ってくるの見えました。その近くに火星とアンタレスも見えます。
A6300にニコンFマウントのアダプタを介して、Ai AF 180mm F2.8Sを付けます。中古で3万円弱だったと思いますが、軽量でシャープなレンズです。
赤外カットフィルタはノーマルなので、色は地味ですが、球状星団M4や暗黒帯が写っています。夏にはD810Aで綺麗に撮ってみたい星域です。
Antares_M4_2016.05.01 posted by
(C)koichifun
最後に、撤収前に撮った天の川です。前日より月の出が1時間ほど遅くなっていたので、月が明るくなる直前まで撮っていました。
ISO400、F2.8で、SS=60sと120sを5枚ずつ、180sを4枚を合成しました。カメラの水準器で水平にしていますので、まだかなり高度が低く光害を被っています。前日のように月は出ていなかったので、画像処理も無理しなくて済みました。
天の川_2016.05.01 posted by
(C)koichifun
天の川の中心付近にある赤い星雲の色は出ていませんが、くっきりした夏の天の川が写りました。
天の川の右上にある明るく輝いているのは土星で、そのほぼ真下にアンタレスがあります。この2つの星を結ぶ線を底辺とする二等辺三角形の頂点が左に来るあたりに火星が見えます。
前日に続いて、標高850mの観望場所は寒かったのですが、さそり座や天の川が見えてくると、夏が近づいた感じがします。
GW中にあと1度くらいは出動したいと思っています。
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Posted at
2016/05/03 21:02:06