
8月以降、新月期に好天に恵まれませんね。
今日も朝から大雨でした。
今月は23日が下弦の月で、これから月が昇る時間が夜半以降になる
とともに、月は暗くなって天体観測には良い時期です。
先週末は2日とも雨でサイクリングにも出かけられず、久しく写真を
撮らない日々が続いていました。
24日の月曜の日中は、風が強かったもののの、久しぶりの快晴でした。
夜中まで保って欲しかった天気も、予報では22時頃から曇りでした。
短時間でもと、19時過ぎに機材を詰め込んで山に向かいました。
場所はいつもの天山登山口です。
昼間は天気が良かったためか、夜景を見に来ていた車が1台停まっていました。
少し風があるものの、天頂付近は晴れていて、無数の星が見えています。
気温はこれまでで最も低く、薄手のダウンジャケットを着て作業をしていましたが、すぐに防風ジャケットを着込みました。
今月は暖かかったとはいえ、さすがに10月後半です。
いつ雲が張りだすかわからないので、準備に時間のかからない小型赤道儀を設置して、焦点距離450mmの屈折鏡を載せ
D5300を取り付けます。
まずは高い位置にあったアンドロメダ銀河を導入しました。
今シーズンは
8月に、同じ鏡筒にD810Aで撮っていましたが、APS-Cのセンサーでは初めてです。
低空の雲が広がってきたので、露出時間短めでSS=120sを5枚と360sを6枚撮って、HDR合成しました。
画角はちょうど良い感じです。外周部の淡い部分を写すために、もう1段長い露出が必要ですね。
南東の方から出てきた雲を避けて、さらに北の空の天体を導入します。
フィルタを星雲強調型の新しいものに付け替えて、カシオペア座のハート星雲を。
下の方が少し切れてしまいました。次の機会にはもう少し広めの画角で撮ってみたいと思います。
アンドロメダ銀河を撮っている最中に、中型赤道儀を準備してRC鏡筒を載せます。
前回はこれにフラットナという焦点距離を変えない補正レンズを付けて月を撮りましたが、今回は焦点距離とF値を
0.75倍にするレデューサーを付けます。
アイピースを取り付ける2インチ(50.8mm)径の部分にフラットナを差し込んで、何とかフルサイズのイメージサークルである
直径44mmをカバーできますが、レデューサーはより広い範囲の光を集めた後にこの大きさを確保しなければなりません。
3インチの接眼部に対応したレデューサーを最近入手して、この夜が初の使用でした。
かなり西に傾いてきた亜鈴状星雲を導入します。
前回、この天体を撮った時は、口径254mm 焦点距離1000mm (F4)のニュートン鏡を初めて持ち出した時でした。
それに比べると焦点距離が1.5倍です。
月を撮ったときに光軸を調整していたのですが、それが甘く、周辺で星が伸びています。
次は、レデューサーを付けた状態で調整しなくては。
この後、もう1つ初めて撮る天体を導入して撮影を始めたところで、雲に覆われてしまいました。
次の写真は、撤収作業中に東からまた晴れてきてオリオンが見えたところで撮った1枚です。
佐賀では今日からバルーンの世界選手権が始まりました。
今朝と昼のタスクは雨で中止でしたが、明日は風さえ吹かなければ、飛びそうですので、サイクリングで会場近くが
楽しみです。
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Posted at
2016/10/28 18:58:36