
寒の戻りのため桜の開花が1週間程度遅れている九州北部地方です。
今晩が新月で、その1週間前後が月が暗くて天体撮影に適しているの
ですが、ここ数日、天気が悪い日が続いています。
昨晩も予報では晴れでしたが、夕方から曇りで、夜明け前には雨が
降っていたようです。
ラズパイの実戦テストもしたいし、反射鏡の光軸調整もしておきたいしと
課題はあるのですが、中々出動機会に恵まれない中、先週の木曜の
夜に、少し晴れ間が見えたので急遽、出かけました。
最初は天山登山口まで行ったのですが、北東の風が強く、諦めてダム
まで下りました。風はかなり弱いのですが、雲が出てきてたため、写真
を撮ることより機材テストをしようと、赤道儀にD810Aとレデューサーを
取り付けた反射鏡を載せました。
かなり西に傾いてきたシリウスで光軸を調整し、雲の少なかった北の空に
向けます。ボーデの銀河(M81, M82)を導入して、オートガイダーをセットします
が、ガイド星が時折雲に隠されて、ガイドが安定しません。
ISO800、SS=600sを10枚撮りましたが、星のブレが少ないのは5枚だけで、
それを合成してみました。暗い背景にも雲の影響が残っていますが、光軸はかなり良くなりました。
この後、雲が広がってきたのでラズパイでのオートフォーカスのテストをしようと、ケーブル3本(USBx2、電源用micro USBx1)
でカメラ、フォーカスモーター、ラズパイ、バッテリを接続します。
MacBook AirとWifiでつないで、kstarsを起動してラズパイ上のINDIサーバに接続しますが、カメラを認識しません!!
ログを見ても、その場では原因が分からず。
テストではD800Eでうまく行っていたのに、カメラが違うことで出来ないとは思いもしませんでした。
その後、原因解明をする時間がなかったのですが、昨晩、原因らしいのを見つけたので、今晩試す予定です。
INDI Projectが進められないのは残念ですが、折角来たので、もう少し撮ろうと、北の空の銀河を。
前回は、強風でしたが、今回は雲のために、ちゃんと撮れなかった「子持ち銀河」(M51)です。
設定は上の銀河と同じで、使えた画像は4枚だけ。
これらと並行して、そろそろ見られなくなる、冬の天の川の中の星雲を135mmレンズ+D5300で撮っていました。
中央の少し上にあるのは、超新星爆発の残骸である「くらげ星雲」(IC443)、左下の明るい赤い星雲は1月にも撮った
「モンキー星雲」、右下の星が集まっているところは、M35散開星団です。
「くらげ」が頭から何か吹き出しているようにも見えます。
夜半近くになると、木星が南中に近く高くなってきました。
木星の下のA45と機材です。
そのうち木星も撮りたいと思っています。
この新月期にクリアな夜にめぐり合えると良いのですが。
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Posted at
2017/03/28 17:11:46