
星撮りブログはしばらくお休みになりますが、「地上の星」を撮る夜の
写活はもう少し続きます。
前回のホタル撮りは、初めてのヒメボタルを知人に教わった場所で
撮りました。別の用事で出かけたついでということもあり、ヒメボタルの
生態も飛び方も、活発になる時間帯も知らないまま、しかもレンズは
1本だけで月夜の撮影になりました。
今回は自分で穴場を探そうと、オフロードバイクで走るコースの近くで
人が来ることがなさそうな(明かりが邪魔なので)場所で、三脚を立てる
ため急坂でない場所を物色しました。
足は機材が積載できて狭い道もなんのそののLEADです。
前日からGoogle Mapで見て、山の中で近くに川があり崖でない林のある場所を2、3箇所抑えておきました。
最初に近い方から行こうと、LEADで林道に入っていきます。舗装されていますが、あちこちに大きな穴があいていて
保守されていないような道です。川にかかる小さな橋の手前で停めて林の中を覗き込むと、ヒメボタルが飛んでいます。
そこは足場が悪いので、少し先に移動してカーブの道が広くなったところにバイクを停めます。
路上をヒメボタルが舞っていて、先ほどの場所より期待できるので、道の下にある林に降りる場所を探しました。
木の間から入るスペースを見つけて足を踏み入れると、ペットボトルが落ちていて人が入った形跡があります。
膝の高さの草が生えていますが、平らなスペースも十分にあるので三脚を立てて25mmレンズを付けたD850を
載せてSS=30sで試し撮り。
撮っている自分の周りにもホタルがいたので少し引いた場所にセットし、三脚のセンターポールを思い切り出してD850の
位置を高くセッティング。そのポールの根元に小型自由雲台を付けたクランプを使って12mmレンズをつけたA6300を固定。
この2台体制でSS=30sで、それぞれ12枚と20枚のインターバル撮影しました。
まず、合成したD850の画像です。
次にA6300の画像。
あまり変わりばえしませんね。そこで、クランプの位置を三脚の脚の部分にしてローアングルの構図にし、方向も変えます。
少し場所を移動して、インターバル撮影の枚数を60にセットし、林の外に出ておきます。
30分後に戻ってきて撮影を終了。その時の画像はこちらです。
D850の見下ろすような構図。
A6300のローアングル。
曇っていたとはいえ、雲を通して月明かりが漏れていたので、林の外は明るくなっています。
場所も良く、機材のチョイスも良かったようで、ヒメボタル初心者にしてはまぁまぁかなと。
次に少し斜面になっているところに移動して同じセッティングで撮ります。
D850の画像。
A6300の画像。
A6300はフォーカスが甘いですね。
自分としては、D850の上からの構図の方が良い気がしますし、D850の2枚目がこの夜のベストかなと。
もっと枚数を稼いでも良かったかもしれません。
ゲンジボタルに比べて、ヒメボタルは光も弱く、数が少なく、低いところをゆっくりと飛んでいますが、ずっとゲンジばかりを
撮ってきたので新鮮に感じるのと、合成した時の背景との一体感が良いですね。ハマる気持ちがわかりました。
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夜景 | 旅行/地域
Posted at
2018/05/29 20:29:15