月面V、X、L。

４月１９日、上弦の月の夜は月面Xを見るチャンスでした。

全ての上弦の月で月面Xが見られる訳ではありませんが、今年はその機会が多い
年です。
例えば以下のサイトをご覧ください。

https://www.kenko-tokina.co.jp/special/celestial/cat1174/202113.html

上記のサイトにもあるように一晩中見られる訳でもなく、ある時間帯の前後
３０分ほどが狙い目です。

１９日はよく晴れていたので、自宅の玄関前に赤道儀を設置して書店距離
900mmの屈折鏡に1.5倍エクステンダーとD850を取り付けて準備して
いました。タイトル画像は撮影をしている時の様子です。

ピークは21:10頃でまだ時間があったので、比較のために19:50に撮影しました。


月面Vは見えていて、Xはうっすらと見えています。わかりますか？

そして20:50頃。


この時間帯になると、V、X、Lとハッキリ見えています。
100枚ほど撮って像の揺らぎが少ない70枚を合成・処理しました。
拡大してV、X、Lを示すと...


切り出す前の画像です。今回で唯一の天体写真らしい画像になります。


これから満月に向かって月が明るくなるので、天体写真には向きませんが、テストがてら初めての天体でも撮ってみます。
それから、来月の満月は皆既月食なので、その時はしっかり撮りたいと思います。