
4月の下旬から、しばらくみんカラ(とその他のSNS活動)から
疎遠になっていました。
4月の最後の週に新居の敷地の舗装が終わり、GW直前にエアコン
の設置も済んで、GW中に引越しを終わらせようと、平日は毎晩の
ように荷物を運び、GWに入ってからは搬入した荷物を広げては
整理するという作業をしておりました。
連休前半は天候もすぐれず、2晩は昔の教え子が訪ねてきて、
作業を中断し夜は飲み会で、遠出をすることなく過ごしました。
今朝は久しぶりに朝から晴れだったのでサイクリングに行こうかと
思ったのですが、一昨日に新居に持ってきたバイクが気になって、
1日中、バイクいじりで過ごしました。
因みに、トランポを持たないので、バイクで新居に移動して、
そこからロードバイクで佐賀市まで戻り、それを車に積んで新居に
行くという何とも手間のかかることをしました。
YZ250FX用にずっと前に買っていたパーツ類を取り付けようと、GW直前に完成したバイクガレージで作業をしました。
タイトル画像は、その作業中の1枚です。
タンクを取り外して、これからリヤサスを取り出す所です。忘備録を兼ねて、本日の作業内容を書き留めておきます。
1. リヤショックカバー取付とリンクのオーバーホール
Dirt skinsというメーカーのネオプレーン製のサスのカバーです。前に乗っていたWR250FのFサスのシールがインナーチューブ
についた泥などで痛んでいたので(メンテをサボったことが大きいですが)、Fサス用のカバーを買うついでに前後のセットを
買っていました。リヤはサスを外す手間がいるので放置していました。リヤサスを外すには、フューエルタンクを外したり、
サスのリンクを外す必要があるため、一気にいろんな作業をすることにしました。
今以上に気温が上がると、ガレージの中での長時間作業も辛いですし。
作業に取り掛かる前に、フューエルインジェクション式のバイクのタンクを外すのは初めてだったので、念のために
ガソリンを一時保管する3Lのガス缶を買っておきました。タンク容量は7.5Lで、130kmほど走っているので、
2Lくらいしか残っておらず、うまくすればそのままガスを移し替えずに行けそうです。
シートやサイドカバーを外し、サブフレームを固定するボルトを外して、タンクの下を覗き込みます。
フューエルポンプのカプラーを外し、バイクの横に置いた台の上にタンクの底を置いて立てるようにします。そこで、
フューエルホースとのカプラを留めるクリップを抜くと、オレンジ色のストッパーがスライドできて、カプラの両サイドにある
ボタンを押すとホースが抜けるようになります。
上の写真はタンクを外した後です。バッテリはリチウムイオンのものに変えています。
WRの時は、バッテリと灯火系の配線のカプラを2つ外すだけでサブフレームを取り外せたのですが、この写真のように
何系統も配線が来ているので、サブフレームを少しずらすだけで作業を進めます。
まず、リヤサスの下にあるリンクのネジを3本緩めてリンクを取り出します。
古いグリスを入れ替えようと、カラーを抜いて中を見ると、樹脂のリテーナーが無い、剥き出しのローラーベアリング
でした。グリスを洗い流すと、この細い円筒がバラバラと落ちてきます。粘度が高く耐水性のあるグリスを塗って
カラーを嵌めます。
このリンクを取り付ける前に、リヤサスに服を着せます。こちらは裸の状態。
ぐるりと巻いてベルクロで止めます。そのベルクロが泥が付きにくい前になるようにします。
バイクをスタンドに載せてリヤサスが伸びた状態だとリンクを固定するボルトを取り付けにくい
ので、リヤタイヤの下に庭に余っていたレンガを置いて少しリヤサスを縮めてリンクを固定します。これで作業完了。
2. ラジエターガード取付
この作業にはフューエルタンクとラジエターの取り外しが必要だったので、作業が延び延びになって
いました。タンクは外しているので、クーラントを抜いて左側から取り掛かります。
ガードの構造は、2枚のアルミ板で左右からラジエターを挟み、前は2本のパイプ、後ろは2枚の
板をねじ止めするというもので、真横からの入力には強そうですが、斜めからの力だと歪みそうです。
フレーム側のアルミ板に2本のパイプをつけて、ホースを外したラジエターの根元に入れます。
この時厄介だったのが、ラジエターの上の方を通過する配線とスロットルケーブルが邪魔をして
ガードを挟んでラジエタを固定できんませんでした。ホースの下を通っていたスロットルケーブル
をホースの上に移し、配線の場所を少し変えて何とか取り付けできました。
外側からもう1枚のアルミ板を取付て終了。
上側のホースを嵌めるときに、隙間がなくてホースを抑えることができず、ラジエタを付けるのに難儀しました。
右側はずっと簡単で、ホースも下側だけを外して取り付けできました。
この後、フューエルタンクを取り付け、クーラントを入れてエンジンをかけて、レベルを確認します。
3. フットペグ交換
所謂ステップの交換です。
まず交換前の状態です。
3年以上使っているので錆びていますね。今回の交換の目的は、ステンレス製のものに変えることと、
少しですがステップを後方に下げることです。上の写真のスプリングの位置を見てください。
Pro Moto Billetというメーカーが出しているステップはシャフトの取り付け位置を変えることで、
スプリングの位置を変更できます。
ここで問題になったのは、ステップに付属してきたスプリングは合わずに、元々付いていたスプリングを
使うことになりましたが、左側はシャフトを取り付ける上側の板厚が大きく、切削作業が必要でした。
これにスパイクとなるイモネジを取り付けて完了です。
右側はシャフトを取り付ける上下の板厚が薄く、容易に取り付け完了。
確かに、少し下がって後方にズレましたが、シフトやブレーキペダルも遠く感じます。乗りながら、これらのペダルの調整も行います。
4. アンダーガード交換
エンジンの下をアルミの2本のフレームが通っていて、そこにプラスチックのガードが付けられています。
ガレたところでこれが割れることもあるので、アルミ製の頑丈なものに交換します。
ラジエターガードと同じEnduro Engineering社製のガードです。
元のガードは3本の六角頭のボルトで固定されていました。EEのガードは前2本はオリジナルのフレーム側の
ネジ穴を使い、エンジン下は元の1本のボルトの位置にアルミのステーを置いて、2本の大きめの皿ネジで固定します。
付属のネジが不足していたので、オリジナルを使って前側を仮留めし、エンジン下の2カ所を固定します。その後、
4本のネジをしっかり締めて完了。
クランクケースの出っ張った部分のカバーしています。
下はフラットで良い感じです。
エアクリーナー・エレメントも洗いたかったのですが、フィルターオイルが切れていたので、今日はここまでで終了です。
久しぶりにバイクいじりの1日でした。