今日は天気予報が良い方に外れて、終日雨は無さそうでした。
出かけるのを思い立ったのは9時頃で、行くとしても近場で紅葉がまだ見られそうな
所というので有田を選びました。
ここ数年は、この時期より1週間早く紅葉を見に行っています。有田では11月の連休に
春の陶器市ほどではありませんが、秋の「陶磁器まつり」が催されていて、かなり混みます。
混雑を避けるためにバイクを利用し、D800Eと標準ズームに望遠ズームの2本体制で。
今日も暖かく、オーバーパンツやハンドルカバーは不要でした。
混雑を避けるために、市街地を避けて最初に竜門峡に向かいます。
その途中にも幾つか窯元があって駐車場はどこも満車でした。
竜門ダムから時計回りの一方通行に入って直ぐの路肩に停めて黒髪山方面を。
竜門ダムにて posted by
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紅葉はほとんど無いといった状態です。
ダムの上流が「竜門峡」で、黒髪山への登山道の入口でもあり、駐車場が整備されています。竜門峡の入口に架かる橋の上から川の上流を。
竜門峡入口 posted by
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ここはいつもは真っ赤になるのですが、やはり落ち葉が多いにもかかわらず、まだ青々した葉も残っているという今年の特徴が現れています。
登山道に続く橋の所だけ赤く染まったモミジがありました。
竜門峡の紅葉-1 posted by
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竜門峡の紅葉-3 posted by
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登山道に少し入ってから見かけたモミジです。まだ緑の葉が目立ちます。
黒髪登山道の紅葉 posted by
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その近くのキャンプ場にはイチョウの木があり、こちらは見頃でした。
黒髪登山道のイチョウ posted by
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引き返してレンズを換えて、先ほどの橋の近くの紅葉を。
竜門峡の紅葉-6 posted by
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竜門峡の紅葉-7 posted by
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かなり散ってしまっています。
竜門峡の後は、市街地に下って陶山神社(「すえやま」が正式らしいのですが地元の方は「とうざん」とも読みます)に行きました。
ここは、主として応神天皇を祀っていますが、副として鍋島直茂と李参平も祀られています。朝鮮出兵の際に鍋島直茂のガイド役だった李参平を佐賀に連れ帰り、彼が有田の地(泉山)に陶石を見つけ、鍋島藩の庇護の下、陶磁器の生産拠点を築きました。
春の陶器市のときには交通規制される町の中心部を通ります。道の両側に陶磁器の販売店があり、広場などでは露店が出てお祭りの雰囲気です。
神社の駐車場もほぼ満車状態でしたが、バイクは問題無く少し空いたスペースへ。そこから直ぐの所に踏切があります。神社の敷地内をJR佐世保線が通っているのです。
陶山神社の踏切 posted by
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上の写真は参道の階段を2段ほど降りた場所から撮りました。
境内へは石段を登るのですが、その手前に大きな石碑があり、そこは例年紅葉が見られる場所です。
忠魂碑@陶山神社 posted by
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石段の手前に手水舎があって、そこにさりげなく陶器の灯篭が置いてありました。
手水舎@陶山神社 posted by
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石段を登りつめると、ここで有名な陶器の鳥居が見えてきます。
鳥居@陶山社 posted by
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鳥居をくぐると狭い境内があり、陶器の置物がいくつもあります。
陶山神社-境内 posted by
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阿吽一対の狛犬も陶器です。向かって右側。
狛犬@陶山神社 posted by
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左側の狛犬と、ろくろで作られる最大級の水瓶。
大水瓶と狛犬@陶山神社 posted by
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陶器の柱と灯篭も。
陶柱と灯篭@陶山神社 posted by
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境内にライトアップの設備があり、よく見ると光源はLEDでした。ヘッドライトもLED化が進んでいますが、HIDでなく一気にLEDになったような。
境内を下って裏庭に行くと紅葉が綺麗な場所があるのですが、今年は今ひとつでした。
次に、市街地を離れる方向に進んで泉山に向かいます。トンバイ塀(トンバイとは耐火レンガのこと)の横を通ると神社の境内に出ます。
泉山のトンバイ塀 posted by
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そこに樹齢約1000年の大イチョウがあり、その境内にも露店が幾つか出ていました。
泉山大公孫樹-1 posted by
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24mmでは収まらないですね。エビぞって見上げます。
大公孫樹を見上げる posted by
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良い具合に色づいていました。
泉山大公孫樹-2 posted by
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次は泉山の磁石場跡へ。李参平が陶磁器生産を始めた1616年から陶磁器の原材料(陶石)を掘り出していた場所で、古伊万里の材料もここから供給されていたそうです。今現在は採掘を休止しています。
ここの駐車場も満車でしたが、ちょっとした隙間へどうぞと誘導されて、難なく停めることができました。その直ぐ近くに、磁石場への通路があります。現在は使われておらず、1年にこの時期だけ門が開かれます。
磁石場への通路-1 posted by
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その門からの通路はモミジをライトアップする設備があり、この時期の夜8時までライトアップされます。通路の終点から入口を振り返ります。
磁石場への通路-2 posted by
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例年ならここが紅葉のトンネルになるのですが、今年は赤い成分が足りません。
突き当たりで視界が開けて、磁石場が見渡せます。
泉山磁石場-1 posted by
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一旦、門まで戻り小高い丘の上にある神社の横を通過します。ここには李参平の像が祀ってあります。
石場神社の紅葉 posted by
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その先からもう1箇所の磁石場を見渡せる場所に通じる道があり、そちらは常時入ることができます。
泉山磁石場-3 posted by
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この近くに歴史民俗資料館があり、その前のモミジ並木も紅葉の時期には綺麗になります。
歴史民俗資料館前 posted by
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その入口には陶石を砕くのに使った臼が展示されています。
唐臼 posted by
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例年はもっと寒さを感じながら回っている有田ですが、今年は暖かく紅葉もパッとせずでした。来年に期待します。
Posted at 2015/11/22 22:28:54 | |
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