
いつもの土日はブログの更新をするのですが、
今週は土日ともに朝から夕方まで出勤でした。
(代休を取る日が無いので、「サービス」です。)
天気の良い空を恨めしく見ながら、締め切った室内で
の仕事をしていましたが、その前日、金曜の夜中に
出動して、昨晩も画像処理をしていました。
出かけた時は雲と風があったので、ダム横に行きました
が、思ったほど風が強くなく、すぐに晴れそうになかった
ので、久しぶりに天山登山口に移動しました。
到着した時には雲が多く、その隙間からオリオン座がかろうじて
見えている程度。予報を信じて三脚を広げて車内で待つことにします。
1時間ほど経つと、雲が消えてきて、次第に星空が広がりました。
ネジをグリスアップしたRC鏡筒の光軸を合わせて銀河を撮るのが目的ですが、それと並行して、彗星を撮りたいと思って
いました。タイトル画像はその1ショットです。
1948年に発見された彗星で、その発見者の名をとって「本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星 」と呼ばれています。
最接近は2011年だったそうですが、その時は私はまだ天体機材どころかデジイチも持っていませんでした。
この2月上旬に再度近づくと聞いていたので、撮ってみたいとは思っていましたが、天候に恵まれず、ようやくその機会が
きました。
今回が赤道儀を使って彗星を撮る最初になります。
300mm F2.8レンズにD5300を取り付け、F3.5にして、SS=360sを10枚撮りました。
1時間間隔の最初(左)と最後(最後)のショットを並べてみると、移動しているのがわかります。
これを通常の合成では彗星がボケるので、彗星に合わせて合成してみました。彗星らしい尾が見えますね。
ポタ赤にはD5200を載せて、西の空に沈む冬の大三角にあるばら星雲と、昨年末に撮ったクリスマスツリー星団の辺りを。
85mm F1.8GレンズをF2.8にして、SS=240sで。
こうしてみると2つの星雲の明るさの違いがわかります。
これを撮った後で、D5200では久しぶりに観望場所からの夜景を。
これらの写真を撮る前に光軸調整をした反射鏡では、北の空の銀河を狙っていました。
M81とM82のボーデの銀河です。
四隅の星が外に向かって流れているので、バックフォーカスが合っていないようです。
次の機会はスペーサーを何種類か持って行って、取っ替え引っ替え試してみようと思います。
夜半すぎると、かなり気温が下がって、鏡筒に霜が降りて凍り付いています。
銀河を撮り終える頃には、オリオン座は完全に山陰に隠れてしまいましたが、その前に撮っていた
冬の大三角の下のA45です。
残り少ない月内にもう1度くらいは行きたいですね。
Posted at 2017/02/26 17:44:32 | |
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