
昨晩、久しぶりに星撮りに行ってきました。
前回は月が明るいときでしたが、今回は21時前には月が沈むので
天体写真を撮るには良い晩のはずでした。
夕方まで風があり、山の上の方も雲があったので微妙でしたが、
今週末も天気が悪いとの予報なので、ダメ元で行ってきました。
実は今晩も行こうかと思いましたが、昨日より風が強かったので、
画像処理してブログを書いています。
いつもの登山口に行くためにロードバイクで登る狭い林道を通ります。
台風の影響で、木の枝が散乱しており、大きな枝を避けながら登って
行きます。
駐車場に到着すると、強い北東の風が吹き付けていて、西の方からも
雲が近づいてきたので、この場は諦めてダムまで下りました。
ダム横で車を風除けにして赤道儀を設置しましたが、そこでも風が強く、長焦点の撮影は厳しそうでした。
タイトル画像は、望遠鏡での撮影の合間に例の15mmレンズとフルサイズ(D810A)での星野写真をポタ赤で撮ったものです。
F4まで絞って、ISO800、SS=240sでした。20枚ほど撮って合成するつもりでしたが、右側の光害と、西(画像の左)から出てきた
雲のために合成しない1枚ものです。
はくちょう座からカシオペア座の辺りと、アンドロメダ銀河、プレアデス星団、カリフォルニア星雲が入っていて、右の方の
明るい星はカペラです。
望遠鏡では、今回が初めてになるカシオペア座の「バブル星雲」を導入しました。
距離が結構あって11,000光年離れています。 カシオペア座に属しますが、ケフェウス座との境界の近くにあります。
ISO800、SS=480sで20枚ほど撮りましたが、大半が下の画像のようにブレブレでした。
ブレが少なめの7枚を使って合成して画像処理しました。
中心部に「あぶく」が見えます。これはその内側にある太陽の20倍近い質量の大きな恒星が噴き出すガスによってできたものです。
右下の星の集団は、M52散開星団です。バブル星雲とこの星団を1枚に入れる構図も良さそうです。
ブレが無ければもっとシャープで中の構造がよく見えたはずですので、またの機会に撮り直したいと思います。
小型赤道儀の方は、南東の空に昇ってきたすばる(プレアデス星団)を撮りました。
毎年1度は撮っている天体で、赤いガスは無いので、D850で初めて撮りました。焦点距離450mmではちょっと小さめです。
風の影響を減らすために、短めの露出SS=300sに、ISO1600で撮りました。
西から北にかけての空が雲に覆われてきたので、最後に南東の空に昇ってきたオリオン座とA45を撮って1時過ぎに撤収
しました。拡大するとフロント・ウィンドウに三つ星と大星雲が写っています。
Posted at 2017/10/25 20:10:32 | |
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