
みなさんの地域では、台風の被害は出なかったでしょうか?
昨日は今年接近した台風のうち、最も強いと感じる暴風でした。
雨は大したことはありませんでしたが、南から南西の風が強く
窓が揺すられて、市内の道路も葉っぱや枝が散乱していました。
昨日の夕方から風は収まり、時々日が差すような天気でした。
前回の台風は九州の南を通過したので、通過後に北風が強く、
気温が下がって、えらく寒い思いをしました。今回は、その逆で
昨日から蒸し暑く、今朝も気温は20度以上で、湿度がとても高く
今の時期らしからぬ天気でした。
朝のうちは薄いジャケットを羽織って出かける時期なのに、半袖
ジャージに短いレーパンと、ベストを着てスタートしました。
三連休の中日とあって交通量の少ない市内を西に抜けます。
2週ぶりに嘉瀬川の堤防の上を走っていると、バルーン大会の準備が始まっていました。
時間が流れるのは速い気がしますが、気候が追いついていないですね。
田園地帯の田んぼでは、強風で稲が倒されていました。
天気はこんな感じで雲が低く、天山の上の方は雲に隠れていたので、途中まで前回と同じコースで峠に向かいます。
江里山の棚田の横を通りましたが、流石にヒガンバナは終わっていました。
集落を抜ける手前で見かけたキバナコスモス。
これから見頃を迎えるコスモスは、かなり倒れていましたが、まだ元気に咲いていたところを。
地面に近いところで咲いていたアサガオは元気でした。
その後、峠に向かう県道に戻って標高を稼いでいると、杉林の中では葉っぱや枝が路上を埋めています。
タイトル画像は峠で撮ったものですが、奥の路上が緑色になっているのがわかるでしょうか?
ちょうど峠は吹き抜けになっていて葉っぱは飛ばされていて、その前後の路面はこんな感じです。
その峠からの1枚。雲は低いですが、雲の切れ間が増えて着ました。
そこから林道に入ると、こちらも路面が見えないくらい葉っぱと枝が散乱しています。
その葉っぱに隠れて尖った石があるので、注意して走ります。道端の野草は前回とは入れ替わっていて、ミゾソバが
多く咲いていました。
途中で天山の山肌が見える場所があります。緑から黄色になった葉っぱが見えますが、紅葉はまだまだですね。
林道の終点はスキー場で、冬季休業の間はドリフトのコースになっています。
ちょっと走り足りないのと、最近行っていなかった樫原湿原が気になったので、県道まで下った後、唐津方面に向かいます。
湿原に到着して、まず見つけたのは、この時期から咲き始めるウメバチソウ。
まだ雌しべが開いていなくて、周りは蕾だったので、見頃は来週くらいでしょうか。
湿原の中の一大勢力は、アケボノソウでした。
前回はサワギキョウが目立っていましたが、先っぽだけ花が残っていて、もうそろそろ終わりです。
湿原の中で咲いているアザミも風のため傾いていました。
前回も咲いていたツルリンドウ。
青く大きなリンドウが咲くと、この湿原の花シーズンも終わりになります。
そして、いつものようにトンボを探しました。
コンデジなので写真はパッとしませんが、今シーズンの初物を。
まずは、「赤トンボ」と呼ばれるアカネの一種である「リスアカネ」。何匹か飛んでいて、1匹は私の左肩に留まりましたが、
近すぎて撮影できず。
そして、お目当だった「オオアオイトトンボ」です。
胴体が玉虫色をしていて綺麗で、留まるときに羽を広げるのが特徴です。オスの個体を2匹見かけました。
細い枝や草にぶら下がるように留ることもあります。
いつもシーズンの初めに見る場所を探していて中々見つからないので、終盤に見かける湿原の南の外れまで行って
見つけました。今年の変な気候や台風が影響しているのかもしれません。
この辺りの標高は600m弱で湿度は高くても気温が低く過ごしやすいのですが、市内まで下ると梅雨の時期のような
蒸し暑さでした。
昨日の風で、山や神社のモミジが散っていなければ良いのですが、今年の紅葉はパッとしないかもしれませんね。