
先週の日曜21日の夜は、オリオン座流星群の極大日ということで、
明るい月が出ていましたが、サイクリングでよく行く天山登山口に
出かけました。
タイトル画像は、オリオン座と冬のダイヤモンドです。
この写真でわかるように、雲が出てきて満足な撮影はできませんでした。
翌日は月曜のせいか、現地に到着すると誰もいなくて、撤収する
まで独り占め状態でした。
前回は風が強くて体感はとても寒かったのですが、この回は風が
弱く、むしろ夜露が心配でした。
到着した21時頃には、既に土星はかなり高度が低く、撮影は諦めて、
機材の準備が終わって、まず火星を導入します。
夏の時に比べると、さすがにかなり小さくなっています。
前回よりシーイングははるかに良くて、極冠や模様も多少は良く見えます。
この時はまだ雲が少ししか出ていなくて、久々に夜景を撮ってみました。20mm F1.8GとD850を使っています。
火星を撮った時にシーイングが良さそうだったので、月を100枚ほど撮って合成しました。
PHOTOHITOで等倍画像が見られますが、ティコ・クレーターの辺りを等倍で切り出しますと...
枚数が多いのでノイズは無くて、画像処理で自然な感じにシャープに仕上げています。
ここ2、3ヶ月で撮った月の中ではベストな気がします。それだけ今年の夏から秋にかけては大雨やら台風やらで
天候が良くなかったですね。
さて、肝心の流星群ですが、月が明るいので少し西に傾くのを待って夜半過ぎから撮り始めました。
D810Aに20mmレンズをつけてポタ赤に載せて、ISO1600、F2.8、SS=30sでインターバル撮影を2時間する設定にして
放置しておきました。
風邪が弱いと言っても、さすがに気温は低いので、ヒーターをレンズに巻いて車の中でウトウトしていました。
120枚撮りましたが、途中から雲の中で何も写っていません。1枚1枚チェックして、かろうじて雲の向こうに流星が
1つ写っている1カットがありました。
左上の方に少しだけ見えていますが、縮小した画像では分かりませんね。
雲の少ない最初の30枚を合成して見ました。
右下にオリオン座、左上にカシオペア座が写っています。
中央付近に、赤いカリフォルニア星雲と、その右上にプレアデス星団(すばる)も見えます。
望遠鏡では、月灯りがあっても撮れそうだったすばるを撮っていました。曇るまで10枚ちょっとが撮れていました。
この天体も今シーズン初になります。
2時半頃に車から外に出た時には雲が空全体を覆っていましたので、すぐに撤収作業にかかりました。
最後に、雲が多くなる前に撮っていたオリオン座とその下のA45を。テールが月に照らされています。
車のウィンドウや屋根は夜露で濡れていて、望遠鏡とレンズにヒーターを巻いていて正解でしたが、大半は
雲を撮っていたという収穫の少ない出動になりました。
来月こそは、まともな天体撮影をしたいですね。
Posted at 2018/10/29 20:44:42 | |
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