
例年梅雨の終わりに近づくと雨量が増えるものですが、今年は短時間の降水量
がハンパないですね。
本日は特別警報まで出ていませんでしたが、大雨警報は出っ放し。
帰宅時にバルーン会場の近くを通ると、ローンチサイトは水面下でした。
去年8月の水害の時は、この水面が堤防のすぐ下まで来ていてハラハラした
もので、その時に比べると随分マシですが、梅雨明けまで降り続くそうで
油断はできません。
本日のブログはそんな大雨の合間の日曜の話です。
予報では午後から所々で降るとのことでしたが、午前中は保ちそうでしたので
樫原湿原まで出かけました。
朝早めでしたので、現地の到着するとユウスゲがあちこちで咲いていました。
未明までの雨で濡れているのと、曇っていて周りが暗いですね。
前回咲き始めていたカキランは今が最盛期。
目新しい花はないので、いつものごとくトンボを探します。
池の横の草を刈ったあたりで見つけてアジアイトトンボのメス。
今は数が多いモノサシトンボ。
キイトトンボのオス。
こちらは色が地味なメスです。
ベニイトトンボ。準絶滅危惧らしいのですが、ここや佐賀市内の神野公園では必ず見かけます。
何か強そうなショウジョウトンボのオス。
こちらはメスです。留まっている姿勢はよく似ていますが、色はかなり地味。
ぼちぼち数が減ってきたハラビロトンボ。
ここの名物のハッチョウトンボのオス。
そのメスです。やはりメスは色が地味ですね。
雨が降りそうなので、11時前には湿原を後にします。
土砂崩れが起きていないかをチェックがてら林道を通っていると、離合できない狭い道で以前、湿原でお会いした方と
遭遇しました。野草に大変詳しい方で、立ち話をしていたら、何と私の大学、しかも同じ研究室の先輩であることが
わかった方でした。学生時代にオーバーラップは無いほどの先輩で、今はお互い違う職についていますが、共に知って
いる教官の話で盛り上がったものです。その方に、最近自宅の近くで去年見たグンバイトンボを見なくなったと話していたら、
ちょっと遠いのですが、その日の朝に見たという場所を教えていただきました。
午後からは雨を覚悟して自宅から30kmほどのそのスポットへ。
道中で激しい雨に降られましたが、迷うことなくスポットに通ずる林道の入口に到着。途中から未舗装になりその突き当たりに小さな滝があり、その手前とのことでした。タイトル画像はその滝の前での1枚です。
モノサシトンボによく似ていて、6本の足の後ろ側4本に「軍配」のような白い団扇状の膜が付いています。
期待したよりもたくさんいて、モノサシトンボよりも多く見かけました。
この角度がわかりやすいですね。飛び方はモノサシトンボと違って足を抱え込むように飛びます。
このトンボも準絶滅危惧種で希少種らしいです。私も佐賀に来てから初めて見ました。
丘陵地の湧き水や水が綺麗な川の周りに生息するそうです。
大雨に流されることなく、来年も姿を見せてくれるよう祈りながら帰宅しました。
Posted at 2020/07/10 20:01:58 | |
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山歩き | 日記